Hey!Say!JUMPの高木雄也くんと清水くるみちゃんの2人芝居「東京輪舞」を観に行きました。


高木くんの舞台を観るのは、2022年3月の「裏切りの街」以来だったけれど、前回との大きな違いは、今の私はHey!Say!JUMPを箱推ししていること。2022年はかろうじて名前と顔が一致する程度だったのが、その後(いろいろあって)グループファンになり、バラエティや動画もライブ映像も観て、セクシーでいながらカワイイ雄也くんの魅力を知った後での観劇なので今回は気合が違います。

しかも相手役が、最近(正確には数年前の「Hope」初演から)推してる清水くるみちゃんと来て、さらに期待が高まりました。


で、舞台内容を調べると、10の情事?コトの前と後の会話を集めた舞台?

うーん…2年前の「裏切りの街」も、マッチングアプリで出会った主婦と逢瀬を重ねる話だったけど、なかなか尖った舞台ばかり選んで攻めてますねー。


さて、その舞台「東京輪舞」

まず演出がスタイリッシュ。

背景と床にびっしり"東京 トーキョー TOKYO とうきょう"の文字がさまざまな字体で書かれ、さらに大きなRONDEの文字が可動し、舞台装置の一部になっているのがオシャレ。あと8人?黒パーカーの人たちが出て装置を動かすけれど、時に通行人的に動いたり、フォーメーションで立っていたり、その存在がカッコよくて、単なる黒子じゃないパフォーマーでした。


舞台構成は、なるほど、これが輪舞(ロンド)か!

5組の情事と言っても、単なるオムニバスでなく、それぞれが繋がって、最後に綺麗な輪になっている。


文で表現するのは難しいけど(パンフ買ってないので役名は耳で聞いただけのうろ覚え)

シーン1  ピンクの髪の自由人的女子マカナがUberEats配達員?のカイトを誘い、

シーン2 カイトがフィリピン人お手伝いのジャスミンをナンパ

シーン3 ジャスミンが働く家のおぼっちゃまマサに頼まれてマッサージ

シーン4 マサくんが憧れのエッセイスト・サワさんと関係持ち

シーン5 サワさんが建築家の夫、山中と夫婦の営み

シーン6   山中がトランスジェンダー?マキちゃんにメロメロ

シーン7   マキちゃんが音楽系YouTuberチャム(音菜)の部屋を訪ね

シーン8   チャム(音菜)が俳優ジンさんに愛され、

シーン9   ジンさんは妻で社長のショウコに好きな人ができたと告白

シーン10 ショウコはマカナと一つ布団から出てくる

エピローグ ショウコ、建設現場作業員と目が会う


と、見事な構成。

終盤で登場する(LGBTQ要素のある)マキ、チャム(音菜)、マカナは2人(交代)で1人を演じて、まあ大変(優ちゃんともっくんの「ダブルトラブル」で観た手法だけど、あれもここまで複雑じゃなかった)。まさかピンクの髪で女の子を演じる高木くん(後ろ姿)を観ることになるとは思わなかった。


一番の感想は、清水くるみちゃん凄いー😵‼️

一場面ごとに、子どもっぽかったり、知的だったり、テンション高かったり、シリアスだったり…全く違うキャラを演じ分けてる。

「ヘアスプレー」、「マリー・キュリー」、「ファクトリーガールズ」と、最近、似たタイプの役が続いていてイメージ固定することを心配していたので(「Hope」のような壮絶な芝居もできる子なのに)良い仕事に巡り合ったなーと思いました。見事にくるみちゃん品評会のようで、さまざまなキャラの存在感が圧巻。


それに対して、高木雄也くんは全く違うアプローチ。役ごとの違いはそれほど大きくなく、年齢設定を意識しているかな?くらいだけど、接する相手によってキャラが変わる。たとえば同じカイトでも、マカナ相手の時は逃げ腰、ジャスミン相手の時は積極的遊び人風でチャラい…その場面場面の変化がナチュラルで、良い意味で受けの芝居になってるし、くるみちゃんとのバランスも良いな〜と思いました。


と、いろいろ表面的には受け止めたけど、舞台の内容は1回の観劇では頭に入ってないかも?

どいつもこいつも情事の前後に良く喋るなー、よく蘊蓄語れるなー…って感じで見てたかな😅

ただ、ラストのマカナ(なんと女性役の高木くんだ)の言っていたことが、頭でいろいろ考えずに、たまたまそこにいる人と繋がることを肯定していたような?それが破廉恥ではなく、とても優しい、良い感じに聞こえてたなぁ〜というフワフワしたイメージが残っています。