もう1週間以上経って、大阪公演も始まってしまったけれど、「カム フロム アウェイ」東京公演の前楽を観に行き、何とか2回目観劇できました。


1曲目、「Welcome to the Rock」が始まり、12人の足踏み、「ハッ」という声をを聞いた途端、最高のワクワクを感じつつ、この出演者で見るのは最後だなと思うと涙でそうに(今シーズン観るのは最後だし、再演でこのメンバー揃うとは思えない)🥲


ガンダーの町の場面で始まり、町長他が集まったカフェで和やかに朝を迎えていると、"事件"が知らされ、石川禅さん管制官ダグは空港に出勤。14人の管制官が集まって着陸指示「これは命令だ!」で、各飛行機の機長が着陸態勢に…からの〜一瞬で(椅子の向き変え)飛行機の機内の人々…ここの流れが鮮やかで、「おお〜!😵」と思いました。


一人一人がクローズアップされた場面も良いけれど、

全員が呼吸を合わせて描くさまざまな場面


飛行機を降り、宿泊所のテレビで初めて機内の人々がテロを知った場面(みゆちゃんジャニス「あの人たち、まだ知らないんだわ」、和樹ボブ「今どこにいるのか知らないが、あそこにいないのは確かだ」)


アメリカのためにガンダーの人々が黙祷を捧げるとこらから始まり、さまざまな言語で歌われるさまざまな宗教のThe Prayer(祈り)


コミュニティセンターでのパーティー、バンドメンバーも真ん中で演奏し、ガンダー名誉市民テスト?が行われ、全員が賑やかに輪になって踊る場面


ガンダーの人々への感謝の気持ちを奨学金として送るためボブが帽子を回し、皆が快く募金する場面(さとしさんが小切手にたぶん大きな金額を書き込むところも)


ラスト、10年目の再会から、再びの「Welcome to the Rock」…全員が1列に並んでジャンプ!でのend


どの場面も胸熱。

人は人に傷つけられるけれど、それだけではない。 人は人に癒され、救われる。人は信じ合い、助け合うことができるというメッセージが伝わってきました。



あと、やはり1回目の観劇感想で間違ったこと、覚えきれなかったこと多々あったので、ここで訂正しておきます。


濱田めぐみさん機長の友人チャールズが乗っていた飛行機が衝突したのは貿易センタービルでなくペンタゴンでした。


吉原光夫さんが演じたキャラクターで、ビューラー(柚希礼音さん)とアネット(濱田めぐみさん)から何度も物資調達に行かされていたのは警察官オズ。体育教師マイケルズ先生は、スペイン語が得意な先生として通訳を探す場面で登場し、派手な衣装でスペイン語セリフ、美声が響いていました。ユダヤ人ラビとして歌った場面もヘブライ語?だったか、意味はわからなかったけど音の響きが豊かで聴き惚れました。


加藤和樹くんはニューヨーカーのボブがメインだけど、頭に帽子を被っている時はアフリカ人(モリクミさんと夫婦)。何語かわからない言葉で話していたのはアフリカの言葉だったらしい。話しかけた相手は浦井健治くん演じたスクールバス運転手。言葉も通じず、不安がってバスから降りようとしないアフリカ人夫婦が手に持っていた聖書に気づいた運転手が聖書の箇所を示すこと(汝、思い煩うことなかれ)で会話が始まったのも感動でした。


田代万里生くんケビンJが健ちゃんケビンTと別れた理由は2度観ても確信持てないけれど、彼はとても繊細だったのでしょうね。彼の不安、恐れ…に健ちゃんケビンTが気づかなかったのが寂しかったのか(コミュニティセンターのパーティーを出た時に気づかなかったと怒っていた)?10年後の場面にケビンJがいなかったので、彼のことは気になります。



前楽ではカーテンコールをいつも以上に延長することなく挨拶もなかったのは寂しかったけれど、まだまだ続く全国公演、最後までパーフェクトな舞台が続けられることを祈っています。


↓1回目観劇で撮影できなかった舞台装置