12/29の日記。

 

Bac Yen(バクイェン)のホテルにて起床。

夜中に雨が降ったようで一度目が覚めた。

 

 

 

朝8時に出発。本日はかなり大きな峠を一つ越える予定である。

バクイェンは峠の上にある町なので、まずは急坂を下る。

昨日3時間近くかけて登ったのに、下りはわずか30分足らず。

 

 

橋のあたりまで下ると、再び登りが始まる。

この登りは相当きつかった。

ほとんど漕いで登れる区間がなく、ところどころ集落があるだけで食堂もない。

4時間近く延々と押して登るだけ。史上最長レベルにきつい登りだった。

 

 

何やら崖のあたりに面白いものを発見。

 

 

ワイヤーに滑車が引っかかっていて、薪が結わえ付けられている。

きっと山の向こう側で働いている人に物を届けたりするのに使うのだろう。

タイヤはクッション代わりということ。

それはいいとして、どうやって滑車を向こう側に戻すのだろうか。

 

 

川では貝を拾い集める女性たちが。

山間部の暮らしぶりが垣間見れて面白い。

 

 

上り坂の途中で出会ったこの少年たちはずっと僕の後ろをついてこようとする。

 

 

カメラを向けると恥ずかしそうに後退する。

カメラをしまうとまたついてくる。

 

 

S字カーブの向こう側まではさすがについてこず、手を振ってお別れした。

 

 

 

 

それにしても本当に坂がきつい。

朝9時頃に登り始めて峠に着くころには14時を回ってしまった。

「きつい登りだがこの景色を見れば疲れも吹き飛ぶ」と書きたいところだが、さすがに今日はきつさが勝った。

食堂もないので手持ちの食糧でなんとか乗り切った。

 

 

おまけに頂上付近でまたパンク。

おとといもパンクしたので手持ちの替えチューブを使い切ってしまった。

次にパンクしたらもう走れないので不安で仕方ない。

 

 

峠を過ぎたのは14時半頃。なんと標高988m!

ここから次の大きな町Son La(ソンラ)に向けてまた数百メートル下る。

 

 

17時過ぎにソンラに着いた。

4車線もあるので間違いなく大きな町。調べたら人口17万人くらいいるとのこと。

 

 

街の中心から少し離れたところにニャギーを見つけた。

一泊15万ドンなので迷わず投宿。

 

 

部屋は狭いがまあ許容範囲。

蚊が多くてしばらく退治に時間を費やした。

 

 

 

 

ニャギー近くの食堂で夕飯をいただく。今日初めて財布を開いたぞ。

テーブルの練り唐辛子っぽい調味料を人さじ入れたら激辛で、スープの味がよくわからなくなってしまった。

 

 

 

まだ食べられそうだったのでフォーをハシゴする。

一杯3万ドン(150円)なので何軒でもハシゴできるわい。

頑張ってきつい峠を越えたのだから自分を甘やかす。

反省を踏まえて調味料はコショウのみにしておいた。

 

 

スーパーで翌日の補給物資を買い込み、部屋で一服する。

この炭酸ジュースが美味しかった。

 

 

走行距離:82km

走行時間:6時間50分

総走行距離:21281km