8/4の日記。
栃木県足利市のネットカフェにて起床。
広いペアシートの個室だったが、昨夜もなかなか寝付けず睡眠不足気味。
パック料金を超過すると高くつくのでササっと朝飯を食べて出発した。
さて、昨夜起こったクランクの脱落という思わぬアクシデント。
心身ともに衰弱しながら足利のネットカフェにたどり着き、そこから3時間ほど作戦会議を開いていくつかの解決案を見出した。
①.ホームセンターで部品を調達&自分で修理。
②.サイクルベースあさひで部品を調達&修理を依頼。
③.アマゾンで部品を購入してコンビニで受け取る&自分で修理。
この3案である。足利市内には大きめのホームセンターとサイクルベースあさひが近い距離にあり、①がダメなら②に頼ることができる。
上の写真は脱落したクランクで、ボルトが緩まったまま無理に漕いだので若干穴が変形している。
変形した穴が走行にどれほど影響を与えるかはわからないけど、ホームセンターでクランクボルトと工具が見つかれば応急処置的に自力で直すことはできそう。
だが問題はクランクボルトが見つからなかった時である。
工具はともかくクランクボルトは自転車専用の特殊なボルトなので、ホームセンターには売っていない可能性がある。
①の案がダメだった時には②の案に頼ることになる。しかし往々にしてサイクルベースあさひは部品の店舗在庫がないイメージがある。
プロなので修理はきっちりやってくれるだろうが、部品取り寄せの場合は足利にて数日足止めを食うことになる。
1日ならまだしも3日とかになると行程が狂うので非常に困る。
そして最後の案は③。
前夜のうちにアマゾンを調べ、替えのクランクとボルトを見つけることができた。
アマゾンプライムに加入しているのでお急ぎ便を使えるものの、到着予定は8/5。
つまりどんなに早くても、もう一泊この足利で過ごさねばならない。
かと言って、①や②を試しているうちに注文が遅れて到着予定が8/6以降になってしまうことはどうしても避けたい。
頭の中で色んな案を組み立てながら、ネットカフェからホームセンター&あさひがあるエリアに荷車となった一周号とともに徒歩で移動する。
茨城ではあまり見ないビバというホームセンター。
10時の開店直前に到着したので、空いているうちにと思い1200円カットで髪を切った。
そしてドキドキしながらホームセンターに入店。
果たしてクランクボルトはあるのか、ないのか、あるのか。。。。。
あったーーーーーーー!!!!
ビバ!ビバホーム!!神!!!!
工具も入手!昨日あんだけアマゾンで部品を調べてた時間がバカバカしい。
さて、いよいよクランクをはめ直す時間である。
ドキドキしながらT型レンチでボルトを締めていく。
はまった!クランクはガタガタしない。
大丈夫なのか。これで本当に大丈夫なのか?
恐る恐るペダルを漕いでみるも違和感はなし。異音もなし。
変形したクランク穴が心配だが、今のところは大丈夫なようである。
大丈夫と見るや否や、アマゾンの注文をキャンセルした。
実は①・②案がダメだった時に備え、昨夜のうちにアマゾンで注文しておいたのだ。
すでに発送準備中とのことだったが、キャンセル申請をしておけばコンビニに受け取りにいかなければ事実上注文はキャンセルされ、返金もされるという。
ホッとしたので昼食を取ることにする。
かつはな亭という北関東のとんかつチェーン店にやってきた。
お目当てはカツよりもむしろこれ。
昨年の北海道編で毎日コンビニで千切りキャベツを買って食べていたらお腹の調子がすこぶる良かった。
そのことを旅3日目にしてようやく思い出し、「キャベツを食べねば」と思ったのである。
かつはな亭には二種類の自家製ドレッシングがあって、これが細切りのふわふわキャベツに絶妙に合う。
モリモリモリっとボール3杯分のキャベツを胃に運んでやった。
満腹になった後は足利市内のビジネスホテルへ。
実はもう一泊足利に滞在せねばならない事態に備え、ビジネスホテルの予約を済ませておいたのだ。
結果的には①案で事足りたので足利に留まらず新潟方面に進むこともできたが、当日になってしまったので予約のキャンセルが効かない。
宿泊費がもったいないので、もう足利にて一泊してしまうことにした。
ごく普通のシングルルームだが、無料のコーヒーサービスがありがたい。
さらにコインランドリーも無料で使える。
できることなら旅の中盤でこのホテルに出会いたかった。
朝食も込みで4300円は納得の価格である。
自転車旅でビジネスホテルに泊まるのは2016年の青森に続いて二回目だ。
涼みながらブログを書いて時間を過ごし、暗くなったので散策に出る。
フレッセイというご当地スーパーで夕食を食べよう。
半額品ハンターの嗅覚はするどい。ごぼうサラダパンが安く手に入った。
パンとは別にごぼうサラダも購入し、ごぼうマシマシで頂く。
腹ごなしに織姫神社というスポットにやってきた。
1000年以上の伝統を持つ足利織物の守り神を祭っているらしい。
境内への階段は229段。上り始めて一分で後悔した。
もう夜だというのに階段を上ったせいで汗をかいた。
神社はライトアップされてて綺麗。
境内からは足利市内の夜景が見えるが、田舎町なので明かりはまばらである。
その後ホテルに戻ってきてくつろぐ。
未だ一日も野宿ができていない後ろめたさを感じながら、ふかふかベッドで眠りに入った。
走行距離:5㎞
走行時間:22分
総走行距離:22272㎞