まずはこの写真を見ていただきたい。

結論から言うと「買い替えた」。

 

2022年のGWに10年以上乗り回した愛車「一周号」の見極めテストを行った。

日本全国に加えてヨーロッパや東南アジアを走り回ったことで車体・部品の消耗が激しく、ついに買い替えることにしたのである。

 

 

購入したのは「一周号」と同じジャイアントのエスケープR3。

初心者にも乗り回しやすいド定番のクロスバイクである。

長距離旅に向いた車種は他にもたくさんあるが、やはり乗りなれてる感を重視して同車種を購入した。

 

2010年に「一周号」を購入した時は5万円程度だったが、2022年モデルの定価はなんと7万円超え。

コロナ禍なのかコロナ禍を口実にしたただの値上げなのかわからないが、そう簡単に手が出せるものではない。

割引の効く関東近郊の自転車屋を探しまくり、わざわざ千葉県西部まで行って2割引きで購入したのだ。

 

 

 

見ての通りピカピカ。

キャリアやボトルケージやらを新調したらなんやかんやでトータル7万円くらいになった。

 

 

シートポストに装着したこのライトは防犯ブザーも兼ねている。

アラームをオンにしておくと、車体を揺らすだけで大音量が鳴り響くようになっている。

 

自転車を買い替えたのも、一周号以上に盗難に気を付けるのも、すべてはこの夏休みにヨーロッパの旅を控えているからである。

2019年の暮れにベトナム(ハノイ~ディエンビエンフー)の旅に出かけて以来、2年半も海外自転車旅行をお預けにされている。

 

ヨーロッパでは状況が改善してきて、ワクチン接種済みであればほとんどの国で隔離なく入国できるようになった。

感染者が増えている日本よりもかえって安全かもしれない。

 

いろいろ候補地があった中で行先はドイツに決めた。

ドイツは2018年に鉄のカーテン縦断編の前半で1週間ほど旅した国だ。

キャンプ場も多く、サイクリングロードも多い。

2年ぶりの海外自転車旅であることを考慮し、勝手知ったる国が良いだろうとの判断である。

 

「今年こそは絶対に行けるはず」と信じて5月のうちに航空券を予約した。

円安が激しいが、早期のうちに予約&決済したおかげで成田―フランクフルトで往復14万円程度である。

 

 

出発は7月30日で、日本には8月20日に帰国予定。

まずフランクフルトまで飛んだあとはバスでベルリンまで移動。

ベルリンから自転車に乗って北ドイツを経由してフランクフルトまで戻るという旅程だ。

北ドイツにはリューベックやハンブルクなど、中世にハンザ同盟に加盟していた商業都市が栄えた地でもある。

好物のケバブやニシンなどの海産物にありつけることを楽しみにしている。

 

 

 

6月某日、試走を兼ねて利根川沿いを走ってみた。

何度修理しても直らなかったクランク周りのカチカチ音がないだけでかなり快適。

 

 

ハンドルを数センチほど手前に下げたおかげで前傾姿勢が改善されて長時間乗っていても疲れない。

やはり買い替えて正解だった。

 

 

佐原まで走ってしゃぶ葉で肉と野菜をドカ食い。

平日のランチ時に行けば16時まで居座っても1300円くらいで食べ放題が楽しめるのだ。

しゃぶ葉にいる間も防犯アラームの電源をオンにしておいたが、当然鳴ることはなかった。

 

往復50㎞で程よい疲労。

8月には33歳になるが、よぼよぼになるまで自転車の旅を続けていきたい所存である。