長かったコロナ禍が明け、3年ぶりに海外自転車旅を再開させたのが昨年の夏。

ニュー一周号のペダルを踏みしめ、キャンプ場で草の香りを感じながら、僕は旅人としての感覚を取り戻していった。

 

2023年はアジアの旅にも再チャレンジをせねばと早々に飛行機を予約し、3/25~4/4までベトナムを旅することにした。

ベトナムと言えばコロナ禍突入直前の2019年末から2020年初に旅をした国。

ハノイからディエンビエンフーまでまるまる1週間山岳地帯ばかりを走る旅であった。

 

まだまだベトナムの魅力を味わいつくしたとは言えず、縦に長いベトナムをハノイからホーチミンまでぶった切る旅を始めることとした。

とはいえハノイからホーチミンまでは約1800km。仕事の都合で1回で完走するのは難しい。

そのため今回はハノイから中継地点のフエまでの約700kmを走ることとした。

フエはベトナム最後の王朝である阮朝の都となった古都である。

 

 

 

フライトの都合やフエからハノイまでバスで戻ることなどを考えると、実質的に走れるのは8日間。

1日当たり90㎞ほど走らねばならないのでまあまあ大変である。

ディエンビエンフー方面とは違って基本的には平地を走るので、大雨や逆風さえなければなんとかなると思っている。

体力的にもまだ1日100㎞を毎日走れるはず。

 

 

 

今回の旅に新調した装備はノースフェイスのレインジャケットのみ。

ゴアテックス素材で2万円台半ばとまあまあ高かったが、ただのシャカシャカレインジャケットと比べて快適度が段違い。

以前使っていたものは7年ほど着たもので、ジッパーの滑りが悪くなりそろそろ寿命を迎えたと思われる。

それから液晶が壊れていたデジカメを修理に出した。16000円なり。

 

 

あとは年度末の春期講習やらを済ませれば旅立ちの日を迎えるだけ。

また毎食のように食堂でフォーを食べ続けるあの日々が始まるのだ。