1/4の日記。

 

 

ベトナムの睡眠導入剤ことStiluxのおかげかどうかはわからないけど、ちゃんと7時間以上寝られた。

しかしやっぱり僕の旅は一筋縄ではいかず、0時を回った頃に不快感で目が覚めた。

 

 

ベトナム名物、例のアレである。

 

3回目となれば即座に例のアレであることを確信し、ソッコーでトイレに駆け込む。

1回吐いてベッドに戻ったがその後は普通に朝まで眠れた。

 

バインミーがあたったのか、単に食べ過ぎただけなのか。

もはやベトナム旅の恒例行事なので「なんだこの程度か」の印象しか残らず。

 

 

 

今日も追い風予報なので余裕ぶっこいて10時に出発。

 

 

 

 

途中で小学生の昼休憩に遭遇。

東南アジアでは給食というシステムがないようで、子どもたちは昼食の時間にいったん各々の家に帰るのが一般的らしい。

 

 

 

僕はカフェのカップル席で優雅にストロベリージュースをいただく。

 

 

店員が親切な方で、木になっていた果物をもいでくれた。

これはレンブという熱帯の果物で、僕は台湾環島編の時に食べたことがある。

水分と甘さは少なめでシャキシャキした食感だった記憶がある。

 

 

夜に宿でゆっくりいただくとしよう。

 

 

 

アンニョン(An Nhon)の街で良さそうなフォー食堂を見つけたので昼食とする。

 

 

 

見ての通りしっかり平麺だフォー。

牛ダシとコショウが効いた塩味のスープ。

 

 

美味しかったのでお替りするフォー。

 

 

 

滋養強壮のために卓のニンニクスライスをたっぷり入れてやるフォー。

口クサクサになるが今日は誰ともキスする予定はないのでセーフである!

 

 

店主と若者と3人でスマホの翻訳アプリ使いながら会話をする。

このアンニョンの近くにもバンイット(Banh It)というチャンパーの遺跡があるらしいので行ってみることにしよう。

 

 

 

 

探すまでもなく国道沿いに遺跡が見えてきた。

小高い丘の上に独特の突起物が建っている。あれに違いない。

 

丘を登るのが少しダルいなと思って一瞬スルーすることも考えたが、体調は完全に回復している。

それに今回の旅のテーマはコール・オブ・チャンパー(チャンパーの呼び声)である。

 

チャンパーへの理解を深めるためにも行くしかない。

高校世界史を教え始めて10年目になるが、イマイチ実態がわからない古代国家なのである。

 

 

 

予想していた通り、まあまあえげつない登り階段が現れる。

 

 

頑張って登っていくと門が見えてきたではないか。

 

 

 

これはいい!とてもいい!

小さな遺跡だが、観光客は僕だけで景色を独占できるじゃないか。

ミーソンの遺跡はツアー客でごった返していたからな。

 

 

このレンガの上から植物が生え始めてる感じとか最高にエキゾチックじゃん。

 

 

誰もいないので一人ではしゃぎまくるしかない。

これは僕がミッションを終えて異世界に帰るときのお別れのポーズである。

 

 

 

30分ほどバンイット遺跡を堪能した。

実際に足を運んでみるとチャンパーのことがだいたいわかったので、次年度以降の受講生にはたっぷりと授業で還元することとしよう。

 

 

 

国道1号を外れ、16時前にクイニョン(Quy Nhơn)に到着。

クイニョンは今旅ではダナン・フエに次ぐ規模の街である。

 

 

 

オシャレなカフェが入ったので小休憩。

緑色のジュースにカラフルな粒粒ゼリーが入ってるなんて、ワクワクが爆発するやつじゃないか。

想定通り甘さ強めだったのでミネラルウォーターで薄めながら頂いた。

 

 

 

さすが大きな町だけあってショッピングセンターもある。

水くらいしか買うものないけど一応立ち寄ってみる。

 

 

飲食店や洋服屋も入っていて若者のデートスポットにもなってるみたい。

3階には大型スーパーも入っていたけど、レジが混雑していてここで水買うのは諦めた。

 

 

 

あとは日没頃までひたすら南下するだけ。

海岸線沿いの道なので小刻みなアップダウンが続く。

進行方向に向かって右側に木々があると日差しを遮断してくれてとても助かる。

 

 

 

何度かいい景色に遭遇できたのでニュー一周号(ゴミ袋装甲)と記念撮影。

 

 

名も知らぬ離島を横目にアップダウンを越えていく。

 

 

 

18時に日没したので、ニャギーにチェックイン。

200000万ドン(1200円)と相場よりも多少お安めだった。

場所はクイニョンから20㎞ほど南下したあたりか。

 

 

夕食は商店で買ってきたスナックとレンブで済ませる。

 

 

と、思ったのだがレンブが熟していなくて酸っぱすぎる。

到底食べられる味ではない。

台湾で食べた時はもっと赤黒い色をしていたはず。それに比べるとこれは色が薄すぎる。

熟していないのか、ちゃんとした果物農家が作っていないからなのか。

それとも我々が甘い果物に慣れ過ぎたのだろうか。

 

 

走行距離:84km

走行時間:4時間56分

総走行距離:26725km