● デベロッパーは神

こんにちは、片岡すずみです。

さっそくですが、マンションデベロッパーについての続きを。

昨日、大きな建物を建てる際、土地と資金を用意するのが、デベロッパーの役割だとお話ししました。

自ら費用を出していますから、売れ残れば大損害です。

ということで、投資額を回収できるように、企画を考えるのもデベロッパーなんですね。

企画とは、いつ、どこに建てるかに始まり、

・購入者層のイメージ

・外観、庭

・共用部

・戸数

・各住戸の配置、面積

・各住まいの方角、間取り

・内装、設備

・オフィスや、店舗の入居

・広告

まで、すべてデベロッパーが主体になって、決めていきます。

その結果、いわゆるマンションブランドというものが、できていきました。

例えば、業界最大手と言われる三井不動産ですと、パークタワーや、パークシティ、パークホームズなど。

名前は似ていますが、それぞれ異なる特徴が、打ち出されています。



そして企画に合わせて、専門業者を選定するのも、デベロッパーです。

主な会社をあげると、

・設計会社

・施工会社

・販売会社

・広告代理店

などです。

さらに、それぞれの会社の下に、より専門に特化した、たくさんの下請け企業がいます。

つまりですね。

デベロッパーとは、すべての建設業者の上に立つ、最強の存在なんです(笑)

ですが、全部の最終的な責任を負うのも、デベロッパーです。

他の会社は、契約通り仕事を行えば、かかった費用を払ってもらえます。

基本的には、売れる売れないは関係ありません。

次から仕事が貰えないかもしれませんが、赤字になることはないんですね。

デベロッパーは、重い責任を負うから、大きな権限があるというわけです。

ただ、私が彼らを神だと思うのは、これが理由ではないんですよ。

突然ですが、土地(大地)を生み出したのが、神様だとすると。

その上に、もっと人が暮らせれるスペースを、つくってくれるのがデベロッパーなんですね。

高層マンションであれば、何十層も!

それが土地をつくるのに、似てると思うんです。

だから、天地創造の神的ポジションだなって(笑)

彼らがいなければ、こんなに大勢の人が都心に集まって、暮らせれなかったかもしれませんからね。

やや批判的なことも書きましたが、私のような仕事が成り立つのは、彼らのお陰でもあります。

発展途上国には、こういった資金力とノウハウのある会社が少ないから、開発が進まないという面もありそうです。

話が逸れましたね。

まあ、お客様の前では神も平伏します(笑)

気をつけないといけないのは、私のような下請けになるかもしれない業者だけですから(笑)

なので、皆さんはご安心ください。


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