❲洗腸❳練習入院 | *Doak Maai*

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二分脊椎(脊髄髄膜瘤)という病気を持って生まれた娘・キヨカと、その父と母の日々を綴ったblogです。
キヨカが3歳3ヶ月の時に、選択性緘黙症と診断されました。ゆっくりのんびり、楽しく生きていこう♪





おはようございます!
お正月も終わり、いつもの日常が戻ってまいりましたが皆様いかがお過ごしでしょうか。





今回は、先月20〜23日の洗腸練習入院についての記事です!

我が家の洗腸のやり方については次回にしたいと思います。


まず、どのような経緯で洗腸への切り替えに至ったかというところから…


寒くなってきたあたりから、キヨカのうんちがいつにも増してガッチガチに。
柔らかいうんちが大爆発なんて過去にはありましたが、そんな事も無くなっていました。

今までは、浣腸をして最初に硬い便が何個か出たあとは柔らめの便が続いて出るといった感じでしたが、こうなってからは最後までコロコロの硬便。

気になっていましたがキヨカの体調には特段変わった様子は無く、いつも通り元気娘。

先月1日の外科受診の際に相談したところ、久しぶりにレントゲンを撮ってみましょうと。
見てみたら、たくさんのうんちがゴロゴロと行列を成しているのが私にも分かりました。

これはかなり溜まっているぞとなり、
朝晩飲んでいたカマを昼も追加し1日3回にし(カマの量も微増0.3g→0.45g)、
浣腸も1回追加して1日2回にしてみることに。
それで過ごしてみて、どう変わるか2週間後にまた診てもらう事になりました。

こりゃわんさか出るだろうと、担任の先生にも事情を説明し、
昼食後の薬の服用と、柔らかいうんちが漏れる可能性があるのでその際のおむつ替えをお願いしました。


しかし予想に反し柔らかくならないうんち。
2週間後の受診近くなったあたりにようやくちょっと柔らかくなってきたかな〜というくらい。
量に関しては、たくさん出る時もあれば出ない時もあり一定せずで、これは浣腸を1回追加しても変わりなし。
摘便しようにも直腸付近にはいない事もしばしば。
うーん、、、


そして2週間後の受診がやってきました。
うんちは最近になってちょっと柔らかくなってきたけれど、硬さも回数もそんなに劇的に変わってはいない、と報告し、
またレントゲンで見てもらったらやはりまだうんちの行列。
柔らかめのうんちが上の方で詰まってるね〜、と。

浣腸の限界が来たかもしれない。
洗腸に切り替える時かも、と先生。


いずれ切り替えるものだと思っていたし、興味もあったのですがこんなに早くその時が来るとは!
それくらいうんちの状態がよろしくないって事かぁ。
溜め込んでるものを、すっきり出してやりたい!

洗腸に切り替える事に関しては私は異論は全然無いけれど、この時期。

2月の頭に股関節の手術を控えていて、前回の術後はギプスで2週間は仰向けで寝て過ごした、おそらく今回もそのようにして過ごすと思うので術後はどうしたら良いのかと聞いてみたところ、大丈夫です、と先生。そういう子はいっぱいいるからと。

それなら術後入院中にお部屋まで来て診ていただいたり、ギプスの間のうんち関連の事色々相談させていただいてもいいですよね、と確認を兼ねて聞いてみて、OKをもらいました。

だってギプス期間中は浣腸ですら大変なんですよ…

きっと術後しばらくは浣腸で、座位の許可が降りたら洗腸再開になるのではないかと思っています。


まず手術の事もお話したし、練習入院するにも冬休みだしちょうどいいかなという訳で、帰省前の20日からの入院が決まったのでした。


母「ねえキヨカ、トイレに座ってうんちできるように、病院にお泊りして練習してこよう!」

キヨカ「トイレでうんちー?!うん!がんばる!」







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さて、入院初日の20日。
入院期間は2、3日と聞いていたので当日朝に準備をする余裕こき母。

入院手続の際、看護師さんと最近の様子について話していて
風邪ではないと思うけれど、たまにエッホオオン!と大袈裟な咳をすると言ったところ深刻な顔をされ、個室に案内されました。
なんだかすみません…。

荷物を解体し、ひとまず昼食。

食わず嫌いの先生ですが、きちんと食べてました。


昼食後、注腸造影検査をしました。

私は外で待っていたので検査中の様子が分からなかったのですが、
キヨカと先生方の和気あいあいとした話し声が聞こえてきてたので安心していました。

30分くらいして呼ばれて行ってみると、キヨカが検査室の中のトイレに座ってうんちをしているところでした。

先生からは(ちなみに初めて見る先生)、
どのくらいがちょうどいいのか見ましたと洗腸についてのお話。
中に入る量は500mlで、バルーンの大きさは15ccがいいかな、とお話してくださいましたがその時は洗腸のやり方など全く分かっていなかったのでちんぷんかんぷんの母。
あとでやり方聞いてしっかり覚えます!
と言って、キヨカの方へ行くと看護師さんと楽しそうにお話しながらうんちをしてました。
トイレの中を覗くと丸いゴロゴロっとしたものがたくさん…!

座ってうんちをするのが楽しいのか、ニコニコなキヨカ。

この日はこの検査でおしまいでした。

練習入院ったって、日に何度も洗腸できるわけではないですもんね。
早く自分でやってみたいなともどかしい気持ちを抑えつつ、キヨカとお喋りしたり遊んだりDVDを見たり。

夜は何度か造影剤と思われる白いツブツブ入りの柔らかいうんちが漏れてきました。



仕事帰りに様子を見に来てくれたとーちゃん。

帰り際、大泣きしてしまいました。





21日。
午後3時頃から看護師さんにやり方を教えてもらいながら、実際にやってみました。

お湯を入れている途中でバルーンが外れてうんちが漏れ漏れ!
ヒイイー!と焦りながら看護師さんとキヨカをトイレまで移動させて、便器に座らせながらお湯注入。

前日の検査兼洗腸後から柔らかいうんち漏れがちびちびと続いていたので、
溜まっていたうんちがまだ残っていたのかなぁ、と看護師さんと話していました。

お湯注入後、バルーンのカテーテルを外しうんちタイム。
30分くらい座って出しました。

やり方はだいたい覚えたけど、どうなれば上手くいったのかが分からないなぁと。

この日も洗腸後漏れ漏れ。
おしりが真っ赤にかぶれてアズノールをいただきました。
浣腸でも終わった後こんな漏れるの稀だわとこの時点ではイマイチ洗腸の良さが分からず、何だかピンとこない感じ…。

とりあえず、やり方を忘れないうちにノートにまとめました。



お外を眺めるキヨカ

今回はどこか調子が悪い等の入院ではないので、元気が有り余っている様子でした。





22日。
昨日の漏れが気になり、洗腸をしているお友達に色々聞いて教えてもらいました!
ちぃちゃん、まなママちゃん、ありがとう♡
とっても勉強になりました!

キヨカは、最初こそトイレでうんち!と喜んでいましたが徐々に飽きてきてしまい、
いつになったらお家に帰れるのー早くプレゼントほしいーとグダグダ。
いやプレゼントはクリスマスの日なんだってば(笑)


この日は、造影検査をしてもらった先生立ち会いのもと、私主導でやってみました。

お母さん大丈夫そうだね!と先生が言ってくださいましたが、
やり方はだいたい覚えたんですがどうなればOKなのか、出し切ったと思えるのかが分からないですね〜と。
これから繰り返しやっていきながら、そのうちに分かってくると思いますよ、と先生。

お湯を寝せたまま入れていくか、トイレに座ったまま入れていくかを決め兼ねていたのですが、
寝せたまま入れた方が私もキヨカも楽だと、この日にスタイルが決まりました。

途中で漏れる事なくお湯が全部入り、キヨカをトイレに移動させて座らせて、カテーテルを抜くとボシャアアアアアア!と内容物が一気に!!
いやったー!と達成感に包まれる母!
キヨカももじもじと身体を動かしながら、その後も結構ポチャポチャと出ていました。
やっと、洗腸でスッキリ出た!というのを実感した日でした。

やり方も、先生が要所要所でポイントを教えて下さったおかげでしっかり把握でき、家でも大丈夫そうと思えました。


やったね!
(トイレでスミマセン)




23日。
朝、先生が来て、今日退院しましょうと。
「はい!!!」
思いがけず勇ましい声が出た母。

クリスマスまでに帰れて良かった…!

洗腸の間隔は、2日や3日に1回と人により違うみたいですが、とりあえずは次の診察まで毎日行う事に。

カマも1日3回の服用を続け、必要に応じて浣腸もしてみてくださいとの事で、
薬や物品などを受け取りました。
次の診察は、手術前の入院日である今月31日です。

この日から休みに入ったとーちゃんが来て荷物の積み込みなど手伝ってもらい、
無事退院してきました!

帰宅して、家での洗腸をシミュレーションしてみて必要そうなものを購入。
早速3時頃、家で初めて洗腸をしてみました!
途中のお湯漏れもなく、洗腸後のうんち漏れもなくこの日もスッキリ出せました。


夜はスシローへ!

まぐろのお寿司をたくさん食べて、パフェも堪能しご満悦キヨカ。

入院、頑張ったね!かーちゃんの練習に付き合ってくれてありがとう!

これから快適な洗腸ライフを送れるようにかーちゃん頑張るから任せて!






長くなってしまいました💦
最後までお付き合い下さりありがとうございます!







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