【放浪記】育ったところを辿って その4(実家周辺散歩) | Jazz@Saku

Jazz@Saku

会社員でジャズベーシストのJazz Man BSakuの日常を暴く!(笑)

3日目の夜のことを書き忘れていました。

~~

網走市内のガイドマップを見ると、「北のそば名店10選」

に選ばれている店が実家の近所にある。


そば好きの私は当然行ってみたくなるわけで。


私が住んでいた頃は、弘栄堂さんというお菓子屋さんだった

その場所に、その御蕎麦屋さんがありました。


実家の家族も入ったことが無かったようで、

(ありますよね、そういうこと)


で、東京のお蕎麦屋さんと同様にお酒を飲みながら、肴を

出してくれるものだと期待をしていましたが、、、、残念ながら

「お酒とおつまみは出していないの」と女将さんに言われてし

まい。。。ちびちび兄貴と飲んでいると。。。


「今日の夜の食事なんだけど、はい!」って


Jazz@Saku

蟹のてんぷらを持ってきて下さりました。


「いやー、何も無いけどさ。。しかし息子さん、大きくなったねぇ・・・」


って、あれ、あれ、もしかして、、、、


「入って来た時から、気づいてるよぉ。先生の息子さんでしょ?

高広君、、わしね、昔『つくし食堂』やってたの!」


「わかった!どうりで、お二人ともどこかで見たことがあるなぁ」と。

(はい、やはり柴崎さんでした。)


でもね、蕎麦はね、注文入ってから作るから。ちょっと待って。


Jazz@Saku


56歳から一念発起して、蕎麦うちを始めたそうで。


「最後の挑戦」と思ってね。


その一言が今の自分にはとっても重要だった。


野球やラジオ体操で毎日お会いしていた大先輩だ。

年齢は関係ない、どう生きるか。


出てきた蕎麦はとてもおいしかった。


東京では分らないかもしれない。水があまりにもプレーンだと、

こうなる。という典型かと思う。


本当にそば粉の味。

Jazz@Saku

で、焼酎の蕎麦湯割りを所望する我々の気持ちを察してか、

あきらめてか、しまいには女将さんが自分の部屋?から焼酎を

持ってきて、「これはただでいいから!」ってくれました。


Jazz@Saku

有難う!


20年以上経っても変わらぬ、暖かさと明るさ。


素晴らしいです。


~~~

東京でどうしているの?と聞かれ、ちょっと気まずい自分が嫌だった。

人生いろいろあるからね。と慰められもして、大人の人たち・・・いやい

や、普通の人からは全てお見通しなんだなぁ、とも感じました。