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妊娠6週 イギリスの医療事情1

イギリスでは医療費がタダで、
とりあえずどんな病気であれ
登録してある家の近所の診療所にかかります。
妊娠が分かった時点で
「これは異国で病院にかかるチャンス!」とばかりに
さっそく近所の診療所にでかけました。
診療所に入ると、患者さんはほとんどいなくて
小さく家庭的でゆったりのんびりした雰囲気です。
日本の町医者と大違い!
優しそうな受付のお姉さんに
「私、妊娠したみたなんですが、病院にかかるの初めてで、、、」
と話すと
「じゃあ、この問診票を記入してね。」と紙を渡されました。
問診票には国籍や宗教、食習慣まで記入する項目があります。
さすが多文化国家イギリス!
当たり前の様に外国人を受け入れてくれます。
受付のお姉さん「3日後に予約を取っておいたから、また来てね。」
どうやら今日は医師には会えず、完全予約制のようです。

3日後、ドキドキと期待に胸を膨らませて診療所にでかけました。
待合室には私と主人の二人だけ。
天窓からは明るい日差しが差し込み
静かで気持ちのよい雰囲気です。
しばらく座って待っていると
名前を呼ばれる代わりに、ピロンっと小さなチャイムが鳴り
電光掲示板に名前と部屋の番号が表示されました。
地図を見てみると、1階に5つ、2階に1つ小部屋があり、
意外に大きな診療所であることが分かりました。
表示された番号の入ると女性が一人デスクに腰掛けています。
木の机の上にはパソコンが1台。
スッキリと片付いていて、どこかのオフィスのようです。
その横に座るように促され、問診を受けました。
糖尿病や高血圧、てんかんなどの既往歴やお酒やタバコの習慣。
医療用語の単語は難しくて、すぐに分からない部分もありましたが
女性は丁寧に易しい言葉で説明してくれて
なんとか全て答えることができました。
女性「これで登録は終わり。もう帰って良いわよ。」
私と主人「????????
どうやら本日は診療所への登録のための問診だったみたい。
ガーーーーーン
本来の目的である妊娠診療は遂げられないまま
終わってしまいました。
異国の地で、医療システムも分からないし
言葉もスムーズに通じる訳ではないので仕方がないか、、、、
ちょっとガッカリな気持ちで、
今度こそ再び妊娠のための受診の予約をして帰ったのでした。

つづく

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