夢・希望・愛 心豊かなれば技冴える  武道に感謝 心風館 館長 山村幸太朗

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人にはもともと自然からいただいた素晴らし能力が潜在しています。それは、すでに日常の生活に根付いている生活レベルの文化の中にあるのです。武道文化を活かし、さらなる可能性を・・眠っている潜在能力を開発する。「気」という世界観は、武道文化の中に眠っています。

心に新しい風を呼び込み、「変わる」。古の叡智の結集は武道の中に・・位高く、心豊かに!!

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私の持って居る古刀に関して・・。

 

或る方は・・藤島、

或る方は大和、

或る方は宇田と・・・まちまちのご意見。

 

その方々のご意見に、私は一切反論はしていない。

 

なぜなら・・私が・・自分で調べて結論づけた結果・・も、

その方々がご自身の見識で述べられた結果に、

さほどの大差があるとは思っていないからだ・・。

 

だから、そこで私の見識をその方々にぶつけた所でなんの意味もなく・・

平行線なのは仕方ない話である。

 

骨董祭に持って行ったおりに・・言われた時も‥私が何故・・

それを「来」と、言っているのか・・その意見を言う事はしなかった。

なぜなら、それも又その刀剣商の価値観のお話になるからである。

 

学者ではない私の意見は・・どこまで行っても素人の意見でしかないのだ。

 

さて、私と研ぎ師遠藤先生、S氏の見識の合致点・・

それが、私の見識の中では一番大きな点なのだが・・強いて言うなら地の働き・・変化である。

 

当初、遠藤先生も・・研ぎを入れる前は「綾小路」ではないか?と言う

ご意見だったが・・

研いでいく内に・・地の働きに気づかれたそうである。

 

私は・・その働きが、来派の特徴の一つである事をモノの本により学んでいた。

 

それから、反り・・ここも、私の意見をS氏にぶつけたのだが・・間違いではない・・と、

反りについても説明をして下された。

 

言うなれば、学者先生の意見を聞いているのであるから・・そういう事である。

 

それから・・國と言う字が読み取れるという事も、確認いただいた。

これに関しては、幕末刀購入先、刀剣商が見出している。

登録書には、無名とあるのだ。

 

中心についても・・目釘穴についても・・摺り上げである事を踏まえて・・

その穴の正統性をおっしゃられおられた・・し、

中心の錆具合も・・室町以前のモノ間違いないだろうとの事である。

 

直ぐ刃は、細直ぐ刃ではなく中直ぐ刃であるという事・・。

大和物であれば、地の働きがもっと均一的で直ぐ刃もはっきりしているというご意見であった。

 

審査に出した場合・・の、ご意見も賜ったが・・

二つ落とされる事は、まずないだろうと・・・

一つ落ちて・・伝 来国〇とくるのではないか・・

それ以上に、来の代表工・・

國〇5人のうちの一人に間違いないだろうというご意見でした。

 

とにかく、五郎右衛門宗栄に関しても・・二重刃が観えるし匂い出来が素晴らしく・・・

金筋も入っていると・・・ここまでの刀はなかなかないと・・・

遠藤先生も、曰く・・兜も割れる・・と評価していただいた・・と、話すと・・

この刀なら出来る気がしますね・・。

と・・・全く否定される事がなかったのだ・・・。

本当に、売る気がなくなった・・

 

本日持ち込んだ幕末刀は・・知り合いの刀剣商から前回の骨董祭の時に・・

父が購入して私が遠藤先生の所に持ち込んだのだが・・

研ぎあがるまで3か月近くかかっている。

 

そんな事は知らないS氏いわく・・・

その刀をまじまじと観ながら・・この刀を研ぐのは骨が折れたでしょうね。

と・・・。

まさに、その通りなのである。

 

そして、切っ先まで焼が深く入っている事を指摘された・・

それは、遠藤先生と同じご意見。

 

まさに、幕末の実用刀・・殺傷能力の高さをおっしゃられておられたのだ。

 

研ぎ師としての、遠藤先生の技術の高さは・・何度も賞賛されておられました。

 

商売的思考で・・モノを観だすと・・鈍るね・・。

 

ここで、初めて出て来る刀剣商が、もう一人いる・・

この人も私の刀を全部みたが・・・

幾らで売る?と言われて一切答えなかった。

 

言えば・・前出の古刀を観ただけで判断した人と同じだろう・・・。

値段をくさして・・落として不安にさせて・・・。

 

結局、本物はどこにある?と言う世界観なのだ・・・

本物を見極める目を養う事の努力を惜しまない・・・

幕末刀・・これは良い買い物をしたと思っている。

それを、父に買わせたのは・・私である!(^^)!

 

 

さて・・S氏が骨董ヤマムラのブースの前(刀の前)に立たれたのは、28日日曜日の2時頃だっただろうか・・。

刀の前に・・白いTシャツに綿パン姿の軽装・・色眼鏡・・・と、まるっきりそれっぽくないのだ・・が・・・

私も、単なる物好き・・か?と思うほどの感じ・・それに‥非常に明るい印象をその発言から感じたのだ。

 

それまでに、訪れて刀を観てくださった方々とは・・違う感じ・・飾らず装わず・・と言う感じ。

 

どうせ・・・と、私は、その方を見下していた・・・が、立ち止まってジッと鈴木五郎右衛門宗栄の拵えを観ている。

今思えば・・拵えの良さを知って居る・・だから・・その刀を観たいと思ったのではないだろうか・・。

と言うのも、・・・刀を観終わって観ていただいた、先日、京都で仕入れた・・縁、縁頭、目貫の四点セットの良さを

ズバズバと解説してくれたのには‥驚いた。

 

この4点セットは、大垣の遠藤先生にも写真を観て頂いたが、あまり良い評価ではなかったのだ・・。

(父を説得して購入した私は少しショックだったのだが)S氏の評価を聞いて・・物凄く良い買い物ができた(^^♪と

自分の運の良さに・・感謝している。

 

運の良さと言う事であれば・・刀剣に関する事においては全て??と言って過言ではない?

いやいや・・今回、持って行った脇差に関しては・・S氏の評価は‥

中心の記載名とは違う鍛冶場とのご意見だったが・・

私も、そういわれればと言う節もある・・し・・

遠藤先生も、そのようなご意見だったような・・と・・おもいだされる。

 

この脇差に関しては、拵えが良かったので・・そこが、75%を占めていた・・

それで購入したと言って過言ではない。

 

S氏のご意見は‥当方、宗栄、兼房にかんして・・

高く評価いただいたのだが・・

研ぎの素晴しさを言われていたのが私が色々と素性をお聞きするきっかけになった事は間違いない。

・・刃縁の仕上げが刀本来のモノをかなりの技術をもって仕上げている・・

素晴しい・・技術であるといわれるのである。

 

単に綺麗に見せる為の・・縁取りではなく・・

その刀の出来栄えを活かす縁取りであると・・何度もおっしゃっておられた。

 

私が、90歳になられる方で・・砥石の良いモノがなくなってきていて・・と、

嘆いておられると言うと・・

納得しておられた・・学芸員とお聞きする前に・・

私は‥研ぎ師さんですか?とも訪ねたのだが・・

砥石を集めたり・・探しに行ったりしたこともあると言っておられた。