さて・・S氏が骨董ヤマムラのブースの前(刀の前)に立たれたのは、28日日曜日の2時頃だっただろうか・・。
刀の前に・・白いTシャツに綿パン姿の軽装・・色眼鏡・・・と、まるっきりそれっぽくないのだ・・が・・・
私も、単なる物好き・・か?と思うほどの感じ・・それに‥非常に明るい印象をその発言から感じたのだ。
それまでに、訪れて刀を観てくださった方々とは・・違う感じ・・飾らず装わず・・と言う感じ。
どうせ・・・と、私は、その方を見下していた・・・が、立ち止まってジッと鈴木五郎右衛門宗栄の拵えを観ている。
今思えば・・拵えの良さを知って居る・・だから・・その刀を観たいと思ったのではないだろうか・・。
と言うのも、・・・刀を観終わって観ていただいた、先日、京都で仕入れた・・縁、縁頭、目貫の四点セットの良さを
ズバズバと解説してくれたのには‥驚いた。
この4点セットは、大垣の遠藤先生にも写真を観て頂いたが、あまり良い評価ではなかったのだ・・。
(父を説得して購入した私は少しショックだったのだが)S氏の評価を聞いて・・物凄く良い買い物ができた(^^♪と
自分の運の良さに・・感謝している。
運の良さと言う事であれば・・刀剣に関する事においては全て??と言って過言ではない?
いやいや・・今回、持って行った脇差に関しては・・S氏の評価は‥
中心の記載名とは違う鍛冶場とのご意見だったが・・
私も、そういわれればと言う節もある・・し・・
遠藤先生も、そのようなご意見だったような・・と・・おもいだされる。
この脇差に関しては、拵えが良かったので・・そこが、75%を占めていた・・
それで購入したと言って過言ではない。
S氏のご意見は‥当方、宗栄、兼房にかんして・・
高く評価いただいたのだが・・
研ぎの素晴しさを言われていたのが私が色々と素性をお聞きするきっかけになった事は間違いない。
・・刃縁の仕上げが刀本来のモノをかなりの技術をもって仕上げている・・
素晴しい・・技術であるといわれるのである。
単に綺麗に見せる為の・・縁取りではなく・・
その刀の出来栄えを活かす縁取りであると・・何度もおっしゃっておられた。
私が、90歳になられる方で・・砥石の良いモノがなくなってきていて・・と、
嘆いておられると言うと・・
納得しておられた・・学芸員とお聞きする前に・・
私は‥研ぎ師さんですか?とも訪ねたのだが・・
砥石を集めたり・・探しに行ったりしたこともあると言っておられた。