今日は娘の小学校の卒業式でした。自分が保護者代表挨拶(昨年までは「謝辞」と呼んでいたもの)を仰せつかっていたので、以下を読み上げました・・・ 

寒さの厳しかった冬も終わり、やわらかな春の日差しに桜の便りを待つ頃となりました。 
今日ここに校長先生をはじめ諸先生方、ご来賓の皆様方のご臨席を賜り、このように盛大な式を挙げていただきまして、深く感謝申し上げます。 
 六年間という長い間、子どもたちを教え導いてくださった校長先生を始め職員の皆様方に心から御礼申し上げます。本当にありがとうございました。 
そして、毎日の通学の見守りや、さまざまな体験の場を用意してくださった、育成会を始めとする地域の皆様、子どもたちの学習環境を整え、安全を守るためにご尽力いただいた市長を始め行政の皆様、市議会の皆様に改めて御礼を申し上げます。 
思えば六年前、まだ旧校舎と旧体育館での入学式で、子どもたちは、希望に胸を膨らませ、椅子にちょこんと座って床に足が届かず、ぶらぶらさせていたことが思い出されます。そして、二年生、ときめきの時間で自分史を作るのに、誕生から9年間の歩みを調べ、自分のアルバムを完成させました。三年生、バケツの中で育てた苗でお米を収穫し、最後にはおにぎりを作って、収穫の喜びを味わいました。四年生、市内小中学校音楽祭に出演するために、一生懸命練習に励んでいたにもかかわらず、新型インフルエンザの流行で中止になってしまった苦い経験も味わいました。五年生、初めての陸上記録会で、どの子も自分の記録に挑戦しました。そして六年生、さまざまな経験をして、馴柴小学校の代表として、下級生の手本に成長しました。子どもたちと思い出を分かち合ったこの6年間は、子どもたちだけでなく、私ども保護者にとっても貴重な時間だったと思います。  
さて、卒業生の皆さん、昨年の三月十一日、東日本大震災と原発事故という、私たちがこれまでに経験したことのない大災害が起きました。ここから立ち直るには、まだまだ長い時間と大変な努力が必要になることでしょう。今日、こうして無事に卒業式を迎えることができた皆さんは、自分がいかに恵まれているか、決して忘れてはなりません。この大災害で、夢半ばにして海にさらわれてしまった人たち、今でも自分の町を離れて不便な生活をしている人たちがいることを決して忘れないでください。皆さんはこれから大人に近づくにつれて、さまざまな誘惑にさらされることになります。そうしたとき、今一番大事なことは何なのか、馴柴小学校で受けた教えを思い出して考えてください。そうすれば、皆さんは決して自分に負けて安易な方向に流れてしまうことはないでしょう。 
校長先生を始め諸先生方・地域の皆様・行政・市議会の皆様、成長したとはいえ、まだまだ未熟な子どもたちです。今後とも私どもの子ども達の成長を見守っていただきたいと思います。 
最後になりますが、**小学校の益々のご発展と、皆様方のご健勝をお祈りして保護者代表挨拶とさせていただきたいと思います。 


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