7月28日にサンディエゴに来て今日が8月13日、日本に戻ります。帰りは日本のお盆と重なったこともあり、サンディエゴ - 成田便がエコノミーを含め満席とのことでサンフランシスコ - 羽田便がとれました。JAL001便ということで、歴史を感じ先人のご苦労に思いを馳せています。

 

17日間の滞在で、やりたかったことの50%以上はできました。7割まではできませんでした。ただ、自分なりに工夫をして滞在中の予定を変更してアポを入れ、話しにくい話をするためにミーティングを入れ、留守中いろんな対応をしてくれた日本の社員に恥ずかしくない仕事はできたと思っています。これだけの時間(と会社のお金)を使って行って「何も変わらなかった」じゃシャレにもならないとは最初から思っていましたので。

 

まだまだ規模の小さい会社ですが、いろんな関係者がいるのでどこに落とし穴があり、何をなおせば改善するのかを把握するのにも時間がかかります。今の時点でも100%を把握できているわけではありません。ただ、何のために仕事をしているのか、自分たちが提供できる付加価値は何なのかをよく考えて、その強みを磨いていかないことにはたちまち会社がうまく機能しなくなることは明白です。

 

ユタ州パークシティという街に行き、それ以外はサンディエゴでの滞在でした。16泊のうち、人と食事をしたのは3回のみで一人と2回、もう一人と1回、それ以外は全部持ち帰りでホテルの部屋で食べました。もちろん飲酒運転のこともありますが、UBER や LYFT でどうにでもなります。夜、街に繰り出すために出張に行ったわけじゃないし、そうしたいとも全く思いませんでした。二人の友人はいずれも知り合って20年くらいになる人です。キラキラのネットワークや、属してるコミュニティはゼロですが、それが僕にとっては心地いい。気心がしれてる人と久しぶりにあい、どうでもいい話をするのは知らない人に名刺を渡してあまり内容のない話をするよりもとても貴重だと思っています。

 

前はもっとSNSに頻繁に投稿したり、「自分もいけてるはず」みたいな感じで着飾っていることもありました。でも今はそんなのどうでもいい。テック系、イケてる業界・会社で頑張っている人を尊敬しますがそうなりたい、そうじゃない自分を卑下するようなことはもうありません。

 

滞在中も複数回にわたってミーティングをして、アメリカ人複数人と私だけというのはいつもあります。正直、もっとうまく英語が話せれば、彼らが言っていることの100%を理解できれば、と思うことはいつもいつもありますが、当然ある程度の会話は成り立っていますし(そうじゃなければ経営層の人たちがわざわざ時間を割いて、数時間を私とのミーティングに充てません)向こうも自分たちにとって益になるからミーティングに参加しているわけです。

 

少し緊張はしますが、理由はなくそういう環境が好きで、もっともっと深く入り込みたいといつも思います。ちょっとした単語を新しい使い方で話したり、言語はツールなんで当然英語がうまい人はたくさんいるんですが、自分の考えや思っていることを伝えてコミュニケーションをとるというのは非常に面白い、いくらお金を払っても体験できないと思っています。Money talks である程度買わないと土俵にものれないんですが、それだけじゃなく数百億円規模の会社を回しているアメリカ人と考えが共通するところがあったり、実際に会社に行ってみてみると「あー、こうなんだ」と思うことがあったり、今回もそういう収穫はたくさんありました。

 

ガンガンいかないとだめですね。私はまだ足りません。もっと攻めて、もっとアピールして、もっと入り込む。何かとうまくいかないことがある日本での生活を考えると、正直アメリカにいて楽だなと思ったこともありました。ずっと一人でいてもダメですけどね💦役所手続き(会社設立とかではありません)のためにダウンタウンにも2回行き、それもそれで楽しかったです。車のイベントにも連れて行ってもらい、食事に誘っていただき、本当にノーアポの突然の訪問にも関わらず自宅まで招いてくれて食事をご馳走してくれた友達には本当に感謝です。

 

本当に自分次第、チャンスしかありませんね。自分たちにしかできないことにチャレンジし続け、お客様に価値を提供する。まだまだ私たちは未熟ですが、アメリカで活躍しているスポーツ選手や世界中のいろんな方に刺激をいただきながら、自分にリミットをかけることなく常に挑戦者であり続けたいと思います。

 

※空港ラウンジでノーベル賞を受賞されたY教授をお見かけしました。