1『私たち観光ボランティアの思いが中々行政に伝わらない』という話をよく聞く。
それは私たちだけではない。 全国 8~9割の市町村ではボランティアが一生懸命頑張っても『くたびれ儲け』 にしかなっていないのが実態だろう。
 2しかし次の条件さえ揃えば、名もない新興地が急速に来訪客で悲鳴があがるぐらい盛り上がるケースが方々で見られる。世の中はそんな時代に変っているのは紛れもない事実だ。
その条件とは、
)(温泉とか、風景とか)旧来感覚の観光資源だけでなく『周辺地域の色々なテーマ資源との複合(相乗)効果による観光価値UP』 が必須条件であること。
◆2)【その発案及び実行】には必ず『住民(ボランティア)パワー』に主要な役割を担っていること。そうでないと観光振興経費などはとても賄えない。 

 3所が、『行政当局も、観光協会や関連事業者も、ボランティアグループ役員やメンバーも、世の中の変化に気が付いていない。若しくは《現状満足派》は変化(既得権などの変化が伴う)を好まない。 しかも時代遅れした固定観念で『ボランティアは・・・基本的に雑用係にすぎない』と決め込んでいるから、私たちボランティアが何を言うにも、その機会すら与えられない。 それが全国 8~9割の市町村の実態だろう。
 4 しかしそれは、行政当局側だけの問題ではない。私たちボランティア側も、周辺地域のボランティアグループ(複数)と連携しスクラムを組んで、勉強会なども活発化して、私たち自身の視野拡大及びレベルUPを計り、少しづつでも実績(少なくとも私たちの意気込み)をアピールしなければ世間への発言力は生まれない、要するに現状は変えられない。

 5要するに、観光の振興・活性化は、当該地域ボランティアグループの『自覚と意識と熱意、それに必要な能力レベルUP』が《カギ》になる。それを考えず、ただ誠心誠意お客様にガイドするだけでは、世の中から取り残されるだけだろう。