観光振興に携わる人は、行政も、観光ボランティアも、街おこし団体も、往々にして観光客誘致(インバウンド観光)しか考えない。 
しかしインバウンド観光客に、私たちが幾ら心を籠めて "おもてなし" と言っても、それは来訪客の 1%にも満たない。 しかも、彼らが帰郷した後、 "呉" のPRをして、再来訪(リピーター)が実現する確率よりも、呉市民が全国を観光(アウトバウンド)しながら "呉" の話しをする方が遙かにPR効果が大きい。
 アウトバウンドの人数は、基本的にはインバウンド客とほぼ同数の筈だ。
 本気で呉観光振興を考えるなら、呉にゆかりの深い住民が全国に出かけてPRの要員になる様に、教養講座(セミナーなど)や観光興味啓発することをもっと考えるべきである。