私が、日本人・外国人双方に観光ガイドしながら実感することだが、
1.広島と宮島のセット観光は、京都や大阪から新幹線で日帰りできる。それは両世界遺産が相乗効果になって大勢の観光客(特に外国人)が殺到する。しかし折角近くに来ても、呉にも立ち寄るには【+1泊】が必要になる。
 しかし今では、辺鄙な山奥まで魅力スポットが大量増産され、しかも日帰り圏もがっているのだから、それらに負けない魅力発信をなくしては、訪呉する理由が立たない。
要するに訪呉観光客が少ないとすれば「魅力発信の負け」と認めるべきである。さもなければ未来永劫進歩はあり得ない。
 否、これは呉に限った話ではない、ここでは私に縁のある ”呉” を 例としてな話をすすめるが、呉以外の何処の地域でも応用問題として考えて欲しい。 
2.これに対し、私は『呉=瀬戸内観光ハブシティ構想』を提唱している、つまり
「広島=宮島=トライアングルルート」や、「広島・宮島・=しまなみ海道=尾道ルート」、「宮島・広島==しまなみ海道=今治・松山ルート」、or「広島=呉=竹原・大久野島=三原・尾道ルート」等、周辺地域連係を考えれば、「瀬戸内絶景物語」も、江戸時代から近代までの「歴史風俗物語」や、「日本海軍(鎮守府)物語」や、「日本遺産物語」等々スケールの大きいテーマストーリーは幾らでも描ける。それに沿って観光客を誘導し、一度には周遊し切れない所には、テレビドラマの続きを見る様な感覚の《シリーズツアー化して》リピーターを促すそんなガイドツアーが実現すれば、来訪理由ができその何れかに宿泊する。
3.しかし、旧呉市内、御手洗、音戸、江田島とか周辺各地の観ボラや、街興し団体や、行政当局も、来訪客へのおもてなしには意欲的に熱心だが、(正義感の強い)古いタイプの地元愛者には、外部の観ボラ等が来て下手に案内したり、自らも地元外で活動することもタブー(縄張り状態)になって中々 らちが明かない。、
 それならツアー業者などと推めるべきか・・・、次回は、瀬戸内事情(観光地として有利な点や弱点)考えながら、瀬戸内観光作戦を考えていきたい、