暮れに、夫の実家に到着し、車から降りたら、すぐ物の焼ける匂い
火事か!!?
走って匂いの元へ。
そこには・・・
炭でカニカニを焼く舅。
近所迷惑だから、キッチンで蒸すか、茹でましょう。と促した。
姑さん、夫は、言ったくらいで聞く人じゃない事を熟知しているので無視している。
1度言って、聞かないので、私もそのまま放置。
おーい!
舅が叫ぶ。どこかに火が飛んだか?腰を痛めた姑に無理させれない。
夫も、首に埋め込んだプレートが定着してないので、ずれるといけないので、私が、走って向かう。行ったら、
寒い! 皿もってこい。
要は、上着と、焼いたカニを載せる皿が必要だった。
ふと、見たら
お 焼いているのは、木の枝?と、見間違える姿になった カニ。
がーん 
できたぞ。みんなに食べさせてやれ。
おとうさん、これ、すでにカニでなく、木炭に見えますが・・・
割ったら、大丈夫だ!
夫、姑、子供達のいるリビングに持っていったら・・・
夫:おまえ!、いったい、せっかくのカニをどんだけ焼くんだ?
  これじゃあ、焼けた枝だ!
怒る
ですよね。その言葉を直接、お父さんに、言ってください。
父が焼いたと知ると黙って食べる夫。長男は、トイレに行くと言ってリビングから消え、そのまま、どこかに行ってしまった・・・。
次男も消えようとした時、舅が、追加のカニを持ってきた。逃げそびれた次男は、じゃりじゃりする炭とともに、カニを食べるはめに・・・
痛い
一口、口にいれ、飲み込めない様子。舅にバレないように吐き出した。
次男も、再度、出されたらたまんないとみえて、さっき、遅いお昼食べたばかりで・・・と、逃げ、姑に助けを求めた。
姑は、熱燗を外に持っていき、舅の意識を酒にそらす事に成功。
そこで・・・一人で外でカニを焼きながら、酒を飲んでるかと思いきや・・・話し声。
そ~っと、見に行ったら、お向かいさん、舅に捕まり、無理やり炭状になったカニを食べさせられようとしている
汗2
あれでは、気の毒なので・・・ご家族がおうちで呼んでましたよ。
と、でまかせを言い、舅から 離してあげた。焦げたカニを持ち帰るように言う舅は、引かないので、小声で、すみません・・・ご自宅で処分してください。
スミマセン
しかし・・・カニがある限り、炭で焼くがもっとも美味しいと信じている舅、しかも、焼き方が下手すぎる。カニを早く救出し、別調理をせねば!
到着早々、カニに振り回され、急いで、たらばカニを大型蒸し器で蒸すこと20分。
美味しいと思う余裕なくいただいた。
そして、夜は、義父のカラオケ。
自宅になんで、こんなに本格的なカラオケセットがあるわけ?(心の声)
ウキャー!
姑 :閉店するスナックから譲り受けてきたのよ。
   最悪でしょ。
ここ、木造だし・・全く防音してないですよね。しかも、住宅密集地!!!
大丈夫なんですか?

言っても聞かないし、過去、苦情言いに来たご近所さん、その人も、舅に言いくるめられて、一緒にカラオケを歌わせられるハメになり、それ以来、ご近所さん、文句言いたいんでしょうが、何にも言ってこない・・・
いまに、訴えられるんじゃ?
まあ、そうならないと収まらないので、願ってる。
姑と話している間に、舅のカラオケの支度を着々とすすみ、来ていた義妹は、しれっと帰るし、子供達も2階へと去った。私は、キッチンへ。
夫は、近所の友達の所へ避難。
姑も いつの間に?  家からいなくなってた。
あっという間に、リビングは、舅一人に。
出そびれた私は、キッチンで洗い物をすることにした。
まるで、ジャイアンリサイタルの直前のようで、一人キッチンで笑いをこらえていた。
舅は、せっせと支度して、顔上げたら、誰もいないんで、
あれ?みんなは?
さあ・・・・私は、洗い物してたので・・・
ご近所じゅう響くボリュームでひとりカラオケをリビングで歌う事30分弱。
気が済んだようで、おさまった。
止めると、徐々に、人が戻ってきた。
以前は、スナック行っていた舅が、老いて膝の痛みでスナックまで行くのが、おっくうになってきたようだ。姑によると、家にいる時間が長くて、暇だからか、どうでもいいものを買ってきて困る。と・・・
夫にしてみたら、どんな親でも、元気にしているので、安心なんだろう。
夫:おやじが、全く歩けなくなったら怖いな~、それに元々言う事がめちゃくちゃなので、ボケ始めてもわからないな~
 お前、わかるか?
わかるわけないじゃん。おとうさんの元々の日本語が、理解できないし・・・
夫:明日の元旦、無事かな?
さあね。
これが、年おさめの夫婦の会話でした。
あはは…