修業時代 第40話 ファミリーパーティー | シェトミタカ通信

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patisserie opened in beppu in 1997



私の修業時代 第40話 ファミリーパーティー


ここまでのあらすじ

1987年昭和62年に高校を卒業した私は、横浜の調理師学校へ入学し、スペイン料理店でアルバイトをしながら少しずつ新生活になれて来た頃には就職活動。不採用になったりいろいろ経験し無事に就職先も決定したのでした。

横浜のホテルの菓子部門に新入社員として入社して数ヶ月、ある日深夜までケーキを焼き続け、騒動を起こしてしまったりしながら日々人生修業に励むのでした。



8月の終わりにサテライトホテルヨコハマでは
ファミリーパーティーが開催されました。


ファミリーパーティーの日は、ホテルで働く従業員の家族や親しい人を招待し、日頃の感謝の気持ちを込めてもてなしました。
ホテル内を見学してもらい、料理を振舞ったりビンゴ大会をしたり、、宴会場には屋台を出したり、、アットホームなパーティーです。


私たちベーカーは
クレープ屋台を開き宴会場でクレープを焼いて来客にもてなしました。

ベーカーの新入社員の伊南さんや草刈さんは両親だったり奥さんを招いたりしてました。

『冨高も彼女とか呼んでもいいんだよ。』と永江チーフからからかわれますが。社員旅行の帰りに後楽園の坂下さんがベーカーまで遊びに来たのを見てたんですね。。
私は招待する人も、そんな甲斐性もなく1人でクレープを焼き続けました笑

クレープはチョコレート、カスタード、いちごの3種類を作りましたが、とても人気が有り好評でした。




※シェトミタカでもバザーのクレープの注文を何度かお受けした事が有りました。



伊豆高原に行ってから、
ひとつ自分の中で決めた事がありまして。。


料理の世界にはもう戻らないと決めていました。

田盛や田中さんを見て、もう追いつけないなと感じていました。
ベーカーには1年間と言う約束でお手伝いに来てますが、1年後に料理の世界に戻り、それから田盛達や今年の新入社員に追いつき、並ぶ自信も有りませんでした。

浜田さんがベーカーからレストランに戻りたくて、わざわざ桜木町の伊勢山まで歩いて行き、ちょっとでも料理の世界に触れたい気持ちがよく分かりました。今考えたら高々1年ですが、新入社員の頃の1年間は取り返しのつかない位の長さに感じてました。


9月になり浜田さんがレストランへ帰り、
私と草刈さんがチームを組み仕込みや焼成。永江チーフと伊南さんが仕上げ仕込みになり、ベーカー四人のうち三人が新入社員で構成されました。


ひとり少なくなったベーカーですが、日々の仕事は四人でも充分に回す事ができました。




ゴールデンウィーク営業が終わり
BBQしたりちょっと出かけて気分転換♪



さぁ
明日からまたスタートです