立て続けに女性のしかも広く世の中に影響を及ぼしたお二人がお亡くなりになった。心からご冥福をお祈り申し上げたい。

 

細木数子さんというと六星占術。細木かおりさんに引き継ぎされたようだが、この著書が長い間支持されてきたのは、それなりの理由があったのだろう。

 

実は自分もほぼ毎年買っている。しばらくテレビなどにも出ておられなかったが、きっぱりした話しぶりなどは魅力的だった。御年83歳。

 

かたや瀬戸内寂聴さん。著書を読んだわけではないが、エッセイや映画の原作者として注目はしてきた。寂聴さんのドラマチックな人生、それは”愛”に生きる頑なな姿勢に感動したものだ。

 

 

満島ひかりさんが演じた『夏の終わり』はとても感動した。そして最近見た『三島由紀夫VS東大全共闘 50年目の真実』のインタビューで三島由紀夫がいかにかっこよかったかをお話されているのが印象的だった。御年99歳。

 

このお二人は世代も違うが、バックヤードもまるで違う。細木さんは右よりで寂聴さんは左より。左よりの寂聴さんが三島由紀夫に憧れていた、というのも皮肉だ。そして細木さんは女ヤクザとも呼ばれ自民党議員の支持をバックに力ずくで押し通した人生に対し、寂聴さんは出家して世俗とは距離を置く。お二人の人生をここで軽々に語ることはできないが、お二人の人生を動かしたどこかにあるのだろう。特に政治的な支持基盤は大きく違いがある。それもまた人生だ。

 

まずは合掌。

 

 

 

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