チョロちゃんが自閉症スペクトラムと診断されて15年。
当時は何ヶ月も泣いて暮らしました😭
その後も診断された毎年10月末〜今頃は何年の間,当時の事を思い出しては悲しくて辛い時期でした。
チョロちゃんは生まれた時から睡眠障害,超感覚過敏,自傷,多動,拘り,パニック等々。
書き出したらキリがない位に大変だった(特に)幼児期迄は目が離せず,買い物に連れて行くのも,公園に遊びに行くのにも気が抜けない毎日でした。
〜公園に行くのは人がいない時間帯を選んで行ったほどでした〜
スーパーに連れて行くと必ずしていたのが陳列商品の並べ替え。
お菓子や乾電池等をきれいに並べるのが好きで,そんな時は集中してきれいになるまでやめ(られ)ませんでした。
〜キチンと種類別にきれいに並べるのが好きでした〜
あの頃のわたしは,チョロちゃんの傍迷惑とも言える行動の一つ一つが心に刺さりとても憂鬱でしたから,買い物でのチョロちゃんのこの行動がまさかの展開になるなんて思ってもいませんでした。
そのまさかの展開というのは,キチンと陳列するのが好きなチョロちゃんがバイトでそれを強みに得意なスキルを遺憾なく発揮している。
という事です。
それを業界用語(?)で「フェイスアップ」というのだそうです。
この言葉の意味はチョロちゃんが教えてくれました。
ある日
「今日もフェイスアップを完璧に仕上げた」
と満足そうに言ったチョロちゃんに
「フェイスアップって何?」
と聞いたら,例の陳列の事なのだと教えてもらい,こんな事もあるのだなぁ〜と思いました
あの頃は,この行動のせいでスーパーに行くのが億劫で憂鬱だったのに,それが今は得意なスキルとしてバイトで大いに役に立っているのですから,何が幸いするかわかりません。
そういう事があったお陰で過去の(嫌な)アレコレがまた一つ懐かしい思い出になっているのです
こんな風に幼児期の負とも言える行動が,大きくなってバイトで役に立つ実際的なスキルになるなんて
特別な才能とかそういうものではなくても,役立つスキルというのは色々あると思います。
大変な最中にいる当時には全く想像もできない事ですが,人生捨てたもんじゃないな。って思える様になったのも,チョロちゃんが着実に成長しているからです
凸凹発達の子育て育児を頑張っているお母さんへ
今日も一日お疲れ様でした
明日も一緒に楽しみましょう