アリゾナ州トムストーンの保安官ワイアット・アープ一家と宿敵クラントン一味の対決は、1881年10月26日の昼下がり、トムストーンの町はずれのOKコラルで行われた。ワイアット、モーガン、バージルのアープ三兄弟と、助っ人の賭博師ドク・ホリディは、七人のクラントン一味に堂々と立ち向かい、激闘十分間で、クラントン一味は総崩れとなり、アープ一家に勝どきがあがった。これが西部史上にその名も高い”OKコラルの決闘”である。
決闘西部劇、『ワーロック』の記事を書いていた時、次回は「決闘三部作」を取り上げようと思いました。「決闘三部作」とは、ジョン・スタージェス監督の、『OK牧場の決斗』、『ゴーストタウンの決斗』、『ガンヒルの決斗』の三作を総じた言い方です。ジョン・スタージェス監督は「決闘三部作」の後、『荒野の七人』、『大脱走』と傑作を作り続け、男性映画の一つの頂点を極めました。
さて、まず最初は「決闘三部作」の第一作『OK牧場の決斗』です。西部史上最も有名な”OKコラルの決闘”を描いた作品で、ワイアット・アープにはタフガイ、バート・ランカスター。ドク・ホリディにはカークダグラス。大好きな二人の共演だけで興奮してしまいます。これにフランキー・レインの歌う主題歌♪もうたまりません。
映画は、ワイアット・アープとドク・ホリディの出会いから二人の間に友情が芽ばえていく過程を描きながら、アープの恋、ホリディと情婦とのもつれなどを色付けし、じょじょにクライマックスの対決までを盛り上げていきます。さすがはアクション派のジョン・スタージェス監督らしい、ラストの対決は本当に見応え十分です。
間違いなく、ガッツ石松もこの映画を観てるでしょうね!