$珈琲の香りと紫烟の中で・・・・・
 男の怒りをぶちまけろ  1960年(昭和35年)


 時価二億円のダイヤにからむ旅客機襲撃事件と殺人事件。偶然事件にまき込まれた新聞記者・三沢(赤木圭一郎)が、事件屋・村西(二谷英明)と共に正義の鉄拳と男意気で敢然、悪の組織に挑む・・・。

 タフガイ・石原裕次郎、マイトガイ・小林旭に続く日活第三の男・赤木圭一郎。『拳銃0号』(1959年)で本格的デビュー。「拳銃無頼帖シリーズ」などで瞬く間に人気を獲得し『紅の拳銃』(1961年)まで約2年間で24本の映画に出演。次回作『激流に生きる男』の撮影合間、撮影所内でゴーカートを運転して事故を起こし、1961年2月21日、伝説的な21歳の生涯を終える。
 愛称のトニーは、往年のハリウッド・スター、トニー・カーチスに似ていることから付けられた。また主演作3本を残し、愛車ポルシェに乗って24歳で世を去ったジェームズ・ディーンと似た運命を辿ったため「和製ジェームズ・ディーン」とも言われている。

 子供の頃から親父が持っていたレコードの赤木圭一郎が歌う主題歌「男の怒りをぶちまけろ」を聞きまくっていたけど、映画を初めて観たのはつい最近でした。あまりにも歌がかっこいいので映画もかっこいいだろうと期待して観たのですが、やはり日活アクション映画は、『ギターを持った渡り鳥』のような無国籍映画でないと私は楽しめません。本作も一応は無国籍映画なのですが全体的に暗い雰囲気で、「渡り鳥シリーズ」のように観終わった後の爽快感が得られませんでした。
 しかし内容の出来不出来は置いといて、21歳で急逝した赤木圭一郎の憂いをひめた雰囲気、浅丘ルリ子の可憐さ、ダンプガイ・二谷英明のふてぶてしい演技、金子信雄、西村晃の貫禄の悪役、そして何と言ってもかっこいい主題歌、内容を無視して役者と音楽だけはしっかり楽しみました。


$珈琲の香りと紫烟の中で・・・・・
 赤木圭一郎

$珈琲の香りと紫烟の中で・・・・・
 浅丘ルリ子

$珈琲の香りと紫烟の中で・・・・・
 二谷英明

$珈琲の香りと紫烟の中で・・・・・
                   渡辺美佐子

$珈琲の香りと紫烟の中で・・・・・
 金子信雄

$珈琲の香りと紫烟の中で・・・・・
 土方 弘    内田良平    野呂圭介

$珈琲の香りと紫烟の中で・・・・・
 西村 晃



 youtubeで赤木圭一郎が歌う主題歌がありましたので貼り付けておきます!