少し前から私の住んでる地域では土曜日の昼間に「古畑任三郎」の再放映をしています。
 全部DVDを持っているのに放映があるとついつい観てしまいます。その中でも、ファーストシリーズの第11話「さよなら、DJ」だけはビデオ録画してまで再見しました。
 その理由は後ほど!・・・・・シンシナティ・キッドでした。(古畑口調で!!)


$珈琲の香りと紫烟の中で・・・・・

 「走ったすぐ後は息が乱れるものです。30過ぎるとなおさらです。そういう時は、大きく深呼吸をしてゆっくりとお茶を飲むと落ち着きます。しかし、一番いいのは、30過ぎたら走らないことです。」 
 チャラララララチャラララー♪←テーマ曲♪

$珈琲の香りと紫烟の中で・・・・・
 被害者役の八木小織と犯人役の桃井かおり

$珈琲の香りと紫烟の中で・・・・・


$珈琲の香りと紫烟の中で・・・・・

 「赤い洗面器の男の話。ある晴れた日の午後道を歩いていたら、向こうから赤い洗面器を頭にのせた男が歩いてきました。洗面器の中にはたっぷりの水。男はその水を一滴もこぼさないように、ゆっくり、ゆっくり歩いています。私は勇気をふるって、「ちょっとすいませんが、あなたどうしてそんな赤い洗面器なんか頭にのせて歩いているんですか?」と聞いてみました。すると男は答えました。この話の続きは番組の最後に。」

 三谷作品でたまに出て来る『赤い洗面器の男の話』。今だにオチが謎の小咄ですが、初登場は「さよなら、DJ」のDJ役・桃井かおりがラジオ放送(ミッドナイト・ジャパン)の冒頭で言ったのが最初でした。その後「王様のレストラン」で再び登場。後の古畑シリーズでも何度か登場してますが、毎回オチが聞けなくて三谷幸喜マニアの間では究極の謎とされています。


$珈琲の香りと紫烟の中で・・・・・
 「痛い??」

 越路吹雪の「サン・トワ・マミー♪」をバックに曲が終わる3分の間に殺人を犯すシーンで、有名な桃井かおりのアドリブ台詞。
 三谷作品は綿密な脚本から成り立っているので一語一句変えてはいけないはずなのに、あまりにも素晴らしかったので三谷幸喜から許しがでた名シーン。

 桃井かおりは日本の女優の中では、ずば抜けて演技が上手い女優だと私は思っています。小学生の低学年の頃から、何の映画だったのかドラマだったのか全く覚えていませんが観た時の記憶で、「この人はエロい雰囲気のすごく綺麗な人だなぁ。」とクソガキのくせに密かに大好きでした。


$珈琲の香りと紫烟の中で・・・・・
 
 曲が終わる3分の間に駐車場まで行って、殺人を犯して帰ってこれるか?という実験で、今泉慎太郎役の西村雅彦が古畑に全力疾走させられるシーン。

 冒頭で言った、「ビデオ録画してまで再見した」理由はこのシーンが見たかったがためでした。

$珈琲の香りと紫烟の中で・・・・・

 DVDのこのシーンでは今泉が全力疾走するときに流れる音楽が、聞いたことのない曲だったのですが、昔テレビで観たときは「ベンチャーズ」の「10番街の殺人」が流れていた記憶があったので、それを確認するために録画してまで再見したのです。

 やはり記憶どおりにテレビ放映では「ベンチャーズ」の「10番街の殺人」が流れていました。
 
 


 「10番街の殺人」というタイトルからは想像できないほど軽快な音楽♪大好きなナンバーです♪

 
 DVD化する時に著作権の関係で差し替えられたのでしょう!しかし、これをやられると本当にさっぱりになってしまいます。
 
 この作品「さよなら、DJ」は、古畑全作品中、最も好きな作品なのに!!