2009/7/13に書いた『荒野の七人』は元祖の『七人の侍』との配役比較だけでしたので、今回は元祖を考えないで書きたいと思います。

 実家で親父と映画の話をしていた時、「俺はマックイーンは好きでなかったのにお前がマックイーンの名前ばっかり言うから、改めて『荒野の七人』を観たらマックイーンがピカイチやの。ガン捌きやアクションが天才的だった。」と今さら親父が気づいたみたいだったので、私も久しぶりに観たくなって再見しました。

 私はマックイーン狂なのでどうしてもマックイーンびいきで観てしまいますが、たぶん誰のファンでもない人が観ても一番かっこよく見えるのはマックイーンではないのかなぁと思います。
 リーダー役ユル・ブリンナーと常に行動し、天才的な早撃ちで真っ先に撃ち合いを演じるマックイーンは七人の中で最も目立つ存在に描かれているように思えます。

 公開当時はユル・ブリンナー以外、ほとんど無名の役者ばかりだったのがその後のマックイーン、ブロンソン、コバーンの活躍は今や語り草になってますよね。

 ユル・ブリンナーで思い出したのが、ブリンナーが亡くなった1985年に追悼番組として「木曜洋画劇場」解説・河野基比古(こうのもとひこ)で『荒野の七人』が放送されたのをビデオ録画して何度も観ていた事をふと思い出してしまいました。

 ブリンナーが亡くなった年を(ウィキペディア)で調べていたら、他の6人も載っていたので書いておきます。

 スティーヴ・マックイーン 1980年11月 7日没(満50歳)
 ユル・ブリンナー      1985年10月10日没(満65歳)
 ジェームズ・コバーン   2002年11月18日没(満74歳)
 ブラッド・デクスター    2002年12月12日没(満85歳)
 ホルスト・ブッフホルツ   2003年 3月 3日没(満69歳)
 チャールズ・ブロンソン  2003年 8月30日没(満81歳)

 ロバート・ヴォーン    現77歳

 イーライ・ウォラック   現94歳

 元祖『七人の侍』の七人は全員故人ですが、『荒野の七人』はロバート・ヴォーンと盗賊の親分を演じたイーライ・ウォラックが生きていました。イーライ・ウォラックは何と94歳。二人ともいっぱい長生きして欲しいです。

$珈琲の香りと紫烟の中で・・・・・
 マックイーン    ユル・ブリンナー

$珈琲の香りと紫烟の中で・・・・・
  スティーヴ・マックイーン

$珈琲の香りと紫烟の中で・・・・・
 ジェームズ・コバーン   ホルスト・ブッフホルツ

$珈琲の香りと紫烟の中で・・・・・
 ブリンナー  チャールズ・ブロンソン  ブラッド・デクスター(右奥)

$珈琲の香りと紫烟の中で・・・・・
 ロバート・ヴォーン

$珈琲の香りと紫烟の中で・・・・・
 イーライ・ウォラック

$珈琲の香りと紫烟の中で・・・・・
$珈琲の香りと紫烟の中で・・・・・
$珈琲の香りと紫烟の中で・・・・・
$珈琲の香りと紫烟の中で・・・・・
 マックイーンの早撃ちを連続写真で!


$珈琲の香りと紫烟の中で・・・・・
 『荒野の七人』のサントラLPの解説に載っていた記憶があるのですが、ブリンナーとマックイーンが最初に出会って霊柩車で墓地に向かうシーン。この時、墓地にいる悪役の一人が、どうやら後のジェームズ・ボンド、ショーン・コネリーらしいのです。(左から3人目の少し奥にいるのがコネリーらしい)




 youtubeにあった動画。エルマー・バーンスタインの名テーマ曲に乗って七人のガンマンが暴れまくっています。でもやっぱりマックイーンが目立っています。

 このテーマ曲は、「いきなり!黄金伝説」で良く使われていますが、『荒野の七人』のテーマ曲ですよ!