大脱走 1963年
第2次世界大戦下、脱走不可能といわれたナチス・ドイツの第3捕虜収容所。ここに過去何度も脱走を計ってきた札付きの連合軍将校達が大量に送り込まれてくる。
彼らは空軍中隊長ビックX(リチャード・アッテンボロー)の指揮の下、収容所の中で3本のトンネルを掘りながら、脱走後の身分証明書、衣類等を調達していく。ビックXの計画は捕虜250名を脱走させるという信じられないような計画。
そんな中、ビックX組とは別に単独で脱走を計画し、実行しているアメリカ空軍のヒルツ大尉(スティーヴ・マックイーン)。
脱走を共にした仲間が殺されたことで、ヒルツはビックX組に協力することになるのだが・・・。
3月24日。本日は我らのマックイーンの誕生日です。1930年3月24日生まれなので、もし生きていたらちょうど80歳になります。
マックイーンの誕生日を記念して本日は、マックイーンの人気を不動のものとし、また文句なしの代表作『大脱走』を取り上げたいと思います。
『戦雲』(1959)、『荒野の七人』(1960)に続き、三度ジョン・スタージェス監督と組んだ『大脱走』は、音楽エルマー・バーンスタイン、共演にチャールズ・ブロンソン、ジェームズ・コバーンといった『荒野の七人』メンバーに加え、ジェームズ・ガーナー、リチャード・アッテンボロー他豪華キャストの超大作。250人の集団脱走劇は多少の脚色はあるが史実に基づいた実話で、脱走の手口は忠実に再現されているらしい。
『大脱走』といえばマックイーンがバイクで爆走するシーンがあまりにも有名ですが、私はバイクのシーンよりも収容所内での少しコミカルな演技と軽快な動きのほうが強く印象に残っています。そして一番印象に残るシーンは、脱走に失敗するたび独房に入れられながらも次の脱走計画を内に秘め、壁に向かってキャッチボールをするシーン。自由を求め不屈の精神力で脱走を繰り返すマックイーンが、一言もしゃべらずに演技力だけで魅せてくれた最高のシーンだと思っています。
男性アクション映画の頂点を極めた作品といわれる『大脱走』。マックイーンファンでなくても一度は観てくださいね。
スティーヴ・マックイーン
ジェームズ・ガーナー
リチャード・アッテンボロー
チャールズ・ブロンソン
ジェームズ・コバーン
デビッド・マッカラム
ドナルド・プレザンス
mixiの方にも同じのを貼っていますが「大脱走マーチ」が流れるエンドクレジット!
<音量大きいので注意してください>