今年も桜の時期と共に流鏑馬行事がありました。




私好みの、良いケツ!笑



今回は、初のサウスヒルテーブルさんからも参加。良い馬たちでした^_^



ジェーンも今年なんと29歳。

しかしながら、年を感じさせない元気でした😅



チェック、ダスティも大切なお祭り要員です^_^


ダスティは何故か入れ込み、、?笑

でも、人に集中してくれる馬なので、制御がききます。

今年は初日の河原祓いの儀と稽古のみ。

本番当日が雨天中止になったので、残念でした。

でも、お天気のことはどうしようもないですね。






こちらは島根県津和野の流鏑馬。

桜が満開でした🌸


今年はやっと宮崎神宮と被らず、3年ぶりに私も津和野に行けました^_^

宮崎から間がなかったので、若馬の元気のいいのを津和野流鏑馬に揃えていました。

なんせ津和野はハードなのです、、

今年はフランス🇫🇷からも取材がきてたようでした。世界に発信ですね✨


お天気にも恵まれ、最高の日和でした。



次世代を担うきなこ、マロン、ラガー。

明け5歳、6歳。

マロンは初流鏑馬でしたが、立派に大役をこなしてくれました。

天に旅立った往年の名馬たちの分まで、、、


ジプシー、マサハル、、たくさんの思い出がある津和野で、目を閉じるとあの子たちがそこに居そうで、、満開の桜をみて涙が出そうでした。



若馬たち、これからとにかくケガなく、病気なく、頑張ってほしいものです。


アメリカから遥々海を渡ってやってきた、美しいパロミノのクォーターホース、ノーマ・ジーン。

 

若い頃は、トムさんや私を乗せてくれて競技会にも出たり、たくさんの楽しみを教えてくれた馬でした。

 

ここ1,2年くらいで急におそらくクッシング病、、コートが生え変わらなくなり、実年齢よりも老けたなぁ・・という容姿になってしまったのだけど・・・。

 

でも、若い頃は壁を蹴ったり、馬には強かった性格も年々穏やかになり、こどもたちが乗ってもとてもおとなしく、みんなの人気者だったジーン。

 

神武様という大きな神事もこなしてくれました。

 

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ある朝、スタッフのななちゃんが、ジーンが歩けないようです、と連絡あり、嫌な予感が。

 

見ると以前のハリーの時のような、急性の蹄葉炎の症状と酷似していて、あぁ、、もうだめかもしれないと、直感で悟りました。

 

獣医師に連絡をいれて状況報告し、もう最期の処置もしてもらうことを告げて。。

 

その前に大切な人へ辛い知らせをしなければ・・・。

 

いつかはやってくる、その日。

 

でも、まだまだ先のことだと思っていたから・・・・

 

大切な人、ジーンがきっと一番逢いたかったひと、はすぐに来てくれました。

 

長いこと会ってなくても、きっとジーンはその穏やかな声を覚えていたのだと思います。

 

話しかける声に耳を傾け、おもむろにごはんを一生懸命食べだしました。

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普段は残すことも多かったのに、この日は全部、完食してくれました。

 

こんなに食欲があると、私の決意もまたひるみそうで・・・私の決断が間違っているんじゃないかという、得体のしれない恐怖のような・・・。

 

でも、一歩も歩けないのは事実で、この後しばらくするとまた、鎮痛剤が切れてきて発汗してきました。

 

この穏やかな時間を過ごした僅か3時間後、ジーンはとても静かに、眠るように空へ旅立ちました・・・。

 

享保25歳。

まだまだ長生きしてほしかったけど・・・でも、精一杯、最後まで生きてくれましたね。

 

立派な最期でした。

 

そして、ジーンが大切な人と久しぶりに会えて少しでも最後に二人の時間が過ごせたこと、なんだかそれが私にとっての救いになりました。

 

年末の、マサハルの時のような無念さはなく、穏やかな最期を見届けられたという気持ちからか、一抹の安堵感さえ覚えました。

 

たくさんの競走馬たちを見送っている獣医さんからも、こうやって天寿を全うできる馬はとても少ない、幸せなことですね、と温かいお言葉を頂きました。

 

きっと、幸せな一生だったかな、、ジーン。

 

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わずか数年前だけど、毛艶がよくて若々しいね^^

 

 

可愛い子馬も2頭、育ててくれました。

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面倒見のいいお母ちゃんでしたね。

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数年前のジーンとKさん。ベストコンビでしたね。

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いつもふわっとナチュラルに乗る姿が好きでした。

 

 

おばあちゃんになっても可愛いジーン^^

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これからは、先に旅立った馬たちと空で駆け回って、みんなを見守っててね!!

 

ありがとう、ジーン!!

 

ブログを書きたくなくて、もうやめようかとも思ってて。

12月後半から誰のブログも見ることもなく・・・。

 

やっと意を決したらまたログインできなくて、やっとこさ、今に至る。。。

 

前に進まなければ、という思い。

 

長くなるとまた感傷的になるので、サクッと綴ろうと思います。

 

うちに多大なる貢献をしてくれたマサハルが、年末に急死しました。

私の中で未だ受け入れがたいことで、会員Nさんから送ってもらっていたたくさんの写真も、今日やっと開いて見ました。

 

 

 

 

これは福岡の飯森神社だね。ついこの前だった。

頑張ってくれたね。

流鏑馬ではいつも、手抜きすることなく全力を尽くしてくれる馬だった。

まだまだ若く、まだまだその素晴らしい走りを見せてほしかった。

思い出が多すぎて辛い。

 

 

亡くなる前日。

疝痛で、おそらく、腸捻転・・・

どんなに辛い思いをさせてしまっただろう・・・

我慢強いマサハル、耐えていたんだね・・・

運命の分かれ道は発症翌日が12月29日だったこと。

開腹手術をお願いした鹿児島大学が、休みに入り、人がいないという理由で断わられてしまったことだった。

どうしようもない、成すすべもない、辛い時間だけが流れ、それはとてもとても長く感じた。

でも、万一の奇跡の回復も心の片隅に期待している自分たちもいて・・・。

 

期待もむなしく、空に旅立ったマサハル・・・

 

そっと寄り添ってくれたのは、ジェリーだった。。

 

ジェリー・・自分も闘病生活で食欲もほとんどなく、細々と命をつないでいるような日々で・・・。

 

ジェリー何を思ってか、涙する私の足元をすり抜け、マサハルの自慢のたてがみに座り・・・。

何を話していたんだろうね・・

 

 

このたてがみをなびかせて走る美しい馬を、二度と見ることはできないんだね。

 

 
そして可愛いかわいいジェリー。。
あなたも、マサハルの悲しみ癒えぬ1月17日に空に旅立ってしまった。。

スタッフみんな、ぽっかりと心に穴が開いたようで・・・。

 

新年早々とても、おめでとうございます、と言える心境じゃなかった。正直なところ。

 

 

 

もう一昨年になるか・・ガンで余命半年と宣告されて、年を越すことはできないかもと思っていたところに、

見事復帰して、先生もびっくりさせた強いジェリーさん。

 

まさかの二回、年を越して見せてくれたね!

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ジャガーさんと、兄弟二人の、最期のひなたぼっこ。

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そしてこの数時間後に、ジェリーは15年の生涯を閉じたのでした・・・。

 

 

15年・・・長かったね。本当はもっと長生きしてほしかった。

でも、十分頑張ってくれたね。

家族になってくれて本当にありがとう。

ジェリーの分まで、ジャガーさんを大切にするよ。

 

そしてマサハルにも、言葉にできないくらいの感謝を・・。

 

もう春はすぐそこ。

また流鏑馬の季節がくるよ。

考えたくなかったけど、、、

 

マサハル、いつもそばにいると思って、みんなで頑張るね!

 

今までありがとう!ありがとう!ありがとう!

 

朗報です(#^^#)

なんと、アイリッシュセッター パピーちゃん誕生!!

 

我が家ではないのですが、うちから巣立った我が子同然の!?いや、エリーにとっては我が子の!シャドーちゃんがこの度、無事出産しました^^

 

シャドーは、なかなかのべっぴんさんで、当初うちの跡取りに残そうと思っていた子ですが、その子が可愛い子たちをたくさん授かってくれて、本当に嬉しく思います(^^♪

 

 

 

左 ダンナさまのキースくん  右 シャドーちゃん(エリーそっくり!)

 

シャドー、よく頑張ったね・・・!!

 

このむにむに感・・・あ~何とも言えない幸せな気持ちに包まれます♡

 

しかし、当事者のシャドーやオーナーさんは、きっとてんやわんやなはず・・・

 

しばらくは、休む間もない日々が続くと思いますが、大変だけど幸せな時間、今しかないかけがえのない時間だから

頑張って~!

可愛いベイビー( *´艸`)

早く会いたいなぁ~!

 

 

シャドー&キース&パピーズ

きっともうすぐコロコロと走り回るんだろうね~

素敵なファミリー(^_-)-☆

 

 

我が家。。

今日は寒かったので、もらいもののカーペットを愛用のベッドに敷いてあげたら、ご満悦^^

 

エリー&メイももう8歳。。早いなぁ~・・・

みんな毎日楽しく遊んでおいしいごはんを食べて、精一杯、悔いなく過ごそうね!!

 

 

 

大好きな椎葉村、平家祭り。

 

今年は4年ぶりの開催で、久しぶりに訪れる静かな山あいのこの場所は、以前と何も変わらなくて、それがとても嬉しかった。

 

変わったのは、馬の顔ぶれ、スタッフの顔ぶれか・・・(;´∀`)

 

かつてともに仕事をしたジプシーやタケル、ピノキオといった、お祭り大御所のパートナーたちが空に旅立ち、、頭の片隅にはいつも、椎葉には誰を連れていこう・・・と考えていたから。

 

なんせ道幅が狭く、お客さんとの距離が近いので、少しでもバタバタしたら大事に至る可能性が高い、リスキーな所なのです。

 

レジェンドのじいちゃんの「間違わん馬」

 

考えあぐねた挙句、経験馬マサハル、五郎丸に加えて、チェック、ダスティを。

 

安定のマサハル。でも、止まるとじわっとヒップがずれてたけど‥笑

 

チェック。神武大祭でも宮崎市長さんを乗せて堂々とした佇まいだったので、初・椎葉。

予想通り、いい仕事してくれました^^

 

例年通り、椎葉小学校のグラウンドにて。

吹奏楽の演奏に興味津々。

 

 

 

ダスティ、ちょっとそわそわしたけど、バタつくこともなく、初仕事にしては上出来でした!

この子も、神武大祭で落ち着いていたので^^

テキサスからやってきたダスティ、まさか椎葉に連れていく日が来るなんて、夢にも思わなかったなぁ笑

 

若い頃はよくいろんな物見したけど、チェックとダスティに共通するのは、とても人を頼り、人に従順なこと。

 

何よりです。

 

五郎丸、いつも一緒に来ていた、元馬主のおじちゃんは今、ちょっと体調悪くて休んでいるけど、来年は一緒に行きましょうって約束したから!

 

馬の引手の方たちも、みんな頑張ってくれました!

 

私が今回、全頭の様子を見たかったので、馬を引くことができず、だったけど、初の馬配はまあ、成功でした^^

 

 

もうひとついうなら。。

 

今年は一日限りで日帰りだったのだけど、できれば泊りで行きたいなぁ~!

 

来年も、楽しみに訪れたいと思います。

 

関係者の皆様、馬たち、お疲れ様でした!^^

 

宮崎神宮大祭

 

二日間とも青空のもと、無事終了しました!

 

宮崎市長さんを乗せて(^^♪

 

 

わざわざ東京から馬引きのためにかけつけてくれたMさん^^

久しぶりのキューちゃんとの再会と、一緒にお仕事を立派に果たしてくれました。

 

みんなみんな、よくがんばったね~!

引手の方も、お疲れ様でした!

 

5歳になる?きなこもよく頑張りました。

やっぱり、場数をこなしたほどだね。

 

たくさんの人だかりでも動じない馬。

改めて素晴らしい馬たち。。

 

コロナも明けて、活気づいた町も嬉しかった。

 

今回、我がカウボーイアップランチからは馬10頭。

総勢で19頭。

初めての馬もいて、ちょっとひやひやな場面もあったけど、どうにか、二日間大きな事故もなく

終わったのが、何よりでした。

 

馬たちの課題は残ったけどね。。

それはまた、各々で。。。

 

 

 

こちらは、少し前にあった、福岡市飯森神社の流鏑馬にて。

 

マサハル、ボン、きなこの3頭が参加しました。

 

早朝出発の日帰りコースで、ハードスケジュールだったけど、馬もスタッフもよく頑張ってくれました!

 

 

 

 

 

今回、初の、馬場がウレタン?砂とかではない、固い馬場だったので、ちょっと心配したけど、馬たちも慣れてくれて、

無事、任務を果たしました。

 

安定のボンちゃん。褒められてました^^

 

こちらも、怪我なく無事終わったのが何よりでした。

 

祭りや流鏑馬は、本当に気を使いますね。

 

終わると、どっと疲れが出ます…

馬が頑張ってるので私は何もしてないのだけどね・・・笑

 

今年のお祭り、あと一つ。

 

椎葉村の平家祭りです。

 

今回久しぶりで、馬も初メンバーになるので、慎重に臨むべし。

大好きなところなので、楽しみでもあるのだけど、今年は1日のみで、お泊りじゃないのが残念だー・・・( ;∀;)

ひさーしぶりのブログ。。

 

思えば、8月の祭りやハリーのことから、ブログに近づきたくない、のが本音だったのかもなー

 

自分で書いておきながら、見返したくない、という気持ち。。

 

あの後も、JRA宮崎育成牧場で馬に親しむ日が数年ぶりに開催されて、うちから5頭の馬たちが参加したり、

イベントがいろいろあったのだけど。(写真を撮ってなかった・・・( ;∀;))

それも、久々の賑わいで嬉しかった!

 

そうそう、その直後、私も人生初のコロナになって、ワクチン打ってたから楽観視してたけど、意外にも熱とめちゃ喉の痛みがひどくて、びっくりな体験でした(笑)

 

いろいろイベント一通り終わった後だったので、これは少しゆっくり休みなさい、という神様からのメッセージだな、と勝手に解釈し(笑)いろんな方からの食事の誘いなどもお断りして、ひさーしぶりに1日中寝る、という日を数日過ごしたのでした。

 

そして、私の元気の源でもある、わんずたちは、みんな元気に過ごしてます(#^^#)

 

 

癒しのひと時^^

 

こちらは、先日、とあるロケの下乗りで。

久しぶりのお方とお会いできてうれしい日でした!

 

全国放送なのだけど、まだオンエアの日を聞いてなかった。。

ので、まだ公表するわけにはいかないのです、スミマセン

 

 

こちらははたまた、絵になるワンショット(^_-)-☆

頼もしいお手伝いスタッフとチビヤギース(^^♪

 

 

まあ、可愛い盛りです♪

いろいろ生まれて。。なかには想定外も⁉笑
 

女の子は、オーナーさん募集中^^

 

 

スーホの白い馬。  (懐かしー笑)

 

この子も、オーナーさん募集中!?

うちにきた当初、ロボットみたいな肢の運びだったけど、だんだんスムーズになってきた。

 

この子も、乗れるようになるのかすら疑問だったけど、どうにか明るい兆しがみえてきたよ。

 

まだまだ、若いからね。

 

少しでもお仕事できるようになって、give and takeのパートナーになれれば最高だなぁ。。

 

 

話変わり。。。

 

今年はやっとコロナも明け、いろんなイベントが一斉に動き出した感がある。

 

明後日は、福岡での流鏑馬。日帰り遠征で、3頭の馬っこたちと頑張ってきます!

 

そして、今月末は神武様も。

 

今年、イベントブッキングなどで、なかなか馬が揃わず、集めるのに苦戦。。

 

鹿児島まで数頭の馬を見に行ったり。

 

初参加のとこもあるので、慎重に臨みたいところ。

 

11月は、数年ぶりの椎葉村平家祭りも。。

 

いろいろ、取り巻く環境が変わったり、思うところもあるけれど・・・

 

置かれた状況で、頑張るしかない。

 

最善を尽くすのみですね!

 

可愛いかわいいハリー坊や。

 

まさか、こんなにも早く、お別れがくるなんて・・・。

 

 

やっと7年ぶりにおうちに帰ってきてくれて、これからは、目の見えないキャンディ母さんの分まで頑張ってね、と話したのが

1年前。。

 

 

そう、本当にちょうど1年前の宇佐神宮に、みんなが出発する日の朝、ハリーが帰ってきたんだった。

 

入厩時から、なんだか右前に違和感を感じてたのだけど・・・

 

そんなにひどいハコウでもなかったよ、との話で。

 

とりあえず、裸足だったので、装蹄してもらって様子みながらということで。

 

いいような、でも乗るとちょっと痛くなるような・・・を繰り返していた。

 

 

グラウンドワークはきっちり教えられてるし、乗っても、とても素直で良い子。

2歳なったくらいかな、元気坊やだったハリー、どっかーんとぶっ飛び、天高く飛んだ(ような気がする)こともあったね。

 

これは、帰ってきてから。祭り前の馴らし外乗にて。

 

 

キャンディも、マンホールとかをじっと見る子だった、そっくり。

 

 

後ろ、ボンちゃん。メンバーの野上さん、写真提供。ありがとうございます。

 

 

ついこの前。4月の宮崎神宮の流鏑馬、稽古。

 

まじめなハリー、一生懸命走って、よく頑張ったね。

 

キャンディも、最高の流鏑馬馬だった。

同じ、安定の走り。これからが本当に楽しみだったのに・・。

 

 

あの肢の異変に、どうしてもっと早く気づいてあげなかったんだろう・・・。

 

いや、痛がるのは分かっていたのに、もっと原因を追究すべきだった。

 

馬房から出なくなった7月初旬。

 

蹄葉炎を疑い、JRA獣医師に蹄のレントゲンを撮ってもらうと、蹄骨が完全に沈下していて蹄底を突き抜けそうな、衝撃的な映像だった。

 

同行してくださった装蹄師さんがACSを装着してくれて、どうにか負荷をかけるのが少し楽になったようだったのが、

せめてもの私たちの救いだった。

 

それからは、鎮痛剤をマックス量で投与、とりあえず完全舎飼い、、他に成すすべもなく・・。

 

寝てるか起きて立ってるか、どのくらい食べたか、飲んだか・・・。

毎日チェックするも、良くなってる気配もなく・・。

 

どれだけ痛かっただろうね・・・。

 

祭りが終わって帰ってきた翌日の朝、4時になった電話はスタッフのななちゃんからで、ハリーが馬房から出て外に倒れてます、と・・。

 

私のミス・・・前夜、見回りして、下の馬栓棒を閉め忘れたのだった・・・。おそらく、痛みで寝転がり、そのまま出てしまったのだろう。。

 

雨も降りだして。休みだったスタッフにも緊急できてもらい、どうにかみんなで立たせようとするもおそらく激痛で

踏ん張る力もなく・・。

 

最後の決断をするときだった。。もうこれ以上は酷すぎる・・・。

 

若すぎる、辛い別れだった。。

 

7月初旬、獣医師、装蹄師がジプシーとハリーを診てくださった時に、どちらも言葉を慎重に選んで話してくださったから。

 

ジプシーはともかく、あぁ、ハリーも覚悟しなければならないんだな、、、近い将来、2頭との別れがくる・・と頭の片隅では分かっていたけど。。

 

やはり、辛すぎた。。

 

蹄葉炎、、もっと早期発見していれば、、とも後に先生と話したけど、それでも進行を止められないこともある、とのこと。

 

でもやっぱり、ちょっとした異変でも、かならずその原因はあるわけだから・・

少しの異変の時に分かっていれば。。

 

やはり、私の管理能力が足らなかったのだということ、、。

 

この命、かわいいハリー坊やが教えてくれたことを、今後に生かすしかない。。

 

ちょっと怖がりになってたとこもあったけど、それでも一生懸命頑張ってくれたハリー。

 

ハリー、今まで本当に、ありがとう。

 

守ってあげられなくてごめんね・・。

 

これからは、痛みのない空で、自由に駆け回ってね。

 

あなたの分まで、キャンディ母さんを大事にするよ。

 

合掌。

 


神事 ふたつ。無事終わりました。

一つは、都農神社。4年ぶりの開催でした。


毎年、タケルと来てたなあ。。


今年は五郎丸が、宮司さんを乗せてくれました。


慣れない太鼓にちょっと緊張しながらも、よく頑張ってくれました^_^



もうひとつは、大分県の宇佐神宮、流鏑馬。

頑張ってくれ、可愛い馬たち!!

と、前日に5頭、送り出し。。



安定のマサハル。

流鏑馬神事の看板は、亡きジプシーと若先生の凛々しき後ろ姿。



ラガーも、小柄な身体ながら、よく頑張ってくれました。



今回、あまり写真撮ってなくて、、

マサハル、ラガー、きなこ、ボン、さくら。。


今回、私は、早朝の稽古には間に合わず、、。


本番間際に、ギリギリ到着でした。

都農神社の神事を、昼まで参加、そこから旦那さんとお手伝いのスタッフにバトンタッチして、宇佐神宮に走ったのでした。


そして、宇佐神宮の本番が夕刻から、、それが終わるとまた、都農にとんぼ返りという、まあまあ強行スケジュールでした。

翌日も、都農神社の祭りだったので。


帰りの車を飛ばしてる時、タケルのいたあの夏の日、祭りでスイカたくさん食べたなあ、、とかジプシーのいた、あの宇佐神宮、、

ただの一度も手抜きすることなく、とにかくひたむきに一生懸命に走ってくれたなあ、、などと、思い出が次々と蘇り、長渕剛を大音量で聴きながら、なんだかとても泣けてきました。



しかし、どちらの神事も、曜日関係なく日付け固定だから、毎年こうなるなあ、、


うむむ。段取り要検討だな。




そして、家に帰ってきた翌日の早朝、4時。

ショックな知らせで飛び起きました、、。

それは微かに予感してたことでした。


それはまた次回に。




最愛の友ジプシー。7月17日、永眠。28歳。
最大級の感謝と愛を込めて。

在りし日の、ジプシー。

たくさんの思い出がありすぎて、とうてい今ここには書ききれない。

23年間、連れ添ったパートナーだから、、、。



夕方の日課になっていた、お散歩風景。




昨年9月倒れて、もうダメか、、と別れを決意した時。

瞳はきらきらしていて、まだ生きる力がみなぎっていたね。ただ、何故か後肢が踏ん張れず、、、



夜中、奇跡的に立ち上がって。

涙が出るほど嬉しかった。


後に分かった、骨盤骨折、、


どれだけ痛かったろうね、、、


鎮痛剤投与や湿布を貼ったり、できる限りのことは尽くしたけれど、、


それでも気持ちの強い彼女は、痛みを乗り越えて復活してくれた。

たまにはつまみ食いもするけど、食の細い子だから、食べてくれればそれもOK^_^


頑張って、冬も越してくれたね!


腰は、経過と共にますます落ちて、、



生きてくれてるだけでいい。

一度諦めかけた9月からは、毎日が宝物のような時間だった。普通の毎日。


本当によく頑張ったね。


これは亡くなる1週間くらい前かな。

後半3ヶ月くらいで急激に痩せたから、体重増加のサプリや、オイルや、胃に負担をかけないような飼料の配合や与え方を考えたり、原点回帰でおからを与えたり、、スタッフと色々試行錯誤していたけど。
 
そして亡くなる2週間くらい前か?血尿が止まらず、これも消炎剤や抗生剤を投与したり、補液を毎日5リットルずつしたりで獣医師のアドバイスももらいながら、思いつく限り、出来る限りの手は尽くした、と思う。
血液検査をしてもらったところ、これだけ血尿が続いてるのに、貧血もさほどないのは、補液もしっかりしてたからでしょう、と先生にも言われた。

いよいよあの日の朝、立ち上がれなくなり、力尽きる時が近づいてきた。
だけど、生命力の強いジプシーは、それでもまだ頑張って、、、

もう頑張らんでいいよ、、ゆっくり休んでください。。
一生懸命にもがき立ちあがろうとするジプシー、、
胸をえぐられるほど辛い、辛い決断の時だった。

夕方、獣医師に来てもらい、最期を見送ったのは、筆舌に尽くしがたいけど、、、





翌朝、宮崎大学へジプシーを運び、剖検をお願いした。

彼女の死が無駄にならず、後世に活かせるように。
ただ、ジプシーだけは、その身体にメスが入れられるのを直視できなかった、、。


まだ詳しい病理検査の結果は出てないけど、それでも色々なことが分かった。

血尿の原因は、膀胱ではなく腎臓に、こぶし大の腫瘍ができており、それが血管を圧迫したのではないかということ、また脾臓にも大きな腫瘍があり、肺にも転移していた。

これだけ、全身にあったなら、さぞかし辛かっただろうね、、
だから急激に痩せてきたのかもね、、

また、骨盤骨折の跡は骨はくっついておらず、肉芽で埋まっていたらしい。
骨片が周りに散らばっていたと、、、
これも、どんなに痛かったことか、、、
考えるだけでも涙が出そうだよ、、
倒れてから1週間後にはさくさく歩いてたジプシー、驚異のメンタルだね。

また、剖検してくれた先生に大事な事を伝え忘れた、、
写真や動画をたくさん見直してて気がついたのだけど、、
ジプシーは去年から時折、突然、肩や頭から崩れ落ちるような倒れ方をカメラで目撃してて、もしかしたら脳に腫瘍があったのかも、、と後で思った。
先生も頭部までは診てないかも、だけど。
もしかしたらそれが原因で骨盤骨折もしたのかもしれない。

その命尽きてもなお、たくさんの事を教えてくれるジプシー。
本当に、感謝しかないよ。。


これまでジプシーに関わってくれた皆さん、今まで可愛がってくれてありがとうございました。
また、最後まで献身的に尽くしてくれたスタッフや、連携をとってくれた獣医師の方々、訃報を聞いてすぐに線香をあげにきてくださった装蹄師さん、ジプシーの背中に跨ってきたこどもたち、、たくさんの方々に大切にされて、本当に幸せな馬でした。
私の立ち上げた子どもたちの居場所、放課後等デイサービス にじいろホースのロゴマークはジプシーがモデルです。
これからもいつまでも、ジプシーは私たちやこどもたち、そしてカウボーイアップランチに寄り添って見守ってくれていると信じています。
ジプシー、ありがとう。安らかに。