一役買ってくれたね^^可愛い坊やたち!
この日は、いろんなことが思い出されました。
私が中学のころ、同じ部活で仲良くなったKちゃんのことです。
とても小柄で、お人形さんみたいにパッチリ目の可愛い子でした。
ある日、私のうちに初めて遊びに来た日のこと、離れの二階にある私の部屋で、ブルーハーツを爆音で流して、リンダリンダでぴょんぴょん飛び跳ねて私たちはノリノリでした(≧◇≦)
(世代ならわかりますね!?笑)
するとうちのばあちゃんが、外から、「そんげ暴れると床がすっと抜けるが~!」と怒られたのです・・・
あ~、水を差された・・・つまらんねー。うるせーばあちゃんやわ、、、とブツブツいうと、めぐみちゃんち、おばあちゃんもいるっちゃね、と。
そして今度は、私がKちゃんち行きたい、というと、来なくていいよ、狭いし・・とか言って、なかなか呼んでくれなかったのだけど・・・
ある日、ウチくる?といってくれて、遊びに行ったのです。
するとそこは、たくさんの子どもたちが暮らす、施設でした。
私がよく理解してないでいると、「私、お母さんから捨てられたとよ」と彼女がぽつりと言いました。
どういうこと??お父さんは?と聞くと、いない。と・・・。
それからは何も聞いてないけど、いろんな複雑な事情があったのでしょう・・・。
それからも変わらず、私たちはよく遊んでいました。
中学卒業して高校が別々になってからは次第に疎遠になっていったのだけど、何してるかなあ、と
あの時同じ施設にいた子たちはどうしたかなあと、ふと考えることがありました。
みんな、身寄りのない子や、虐待を受けた子、いろんな事情があって、家族と暮らせずにいます。
ずっと心の片隅にあったKちゃんの存在のおかげで今回、そうだ、あの施設の子たちを乗馬に招待しよう!と思い立ったのでした。
もっと早く実行すればよかった。こんなに簡単なことなのに、なんで今まで行動に移せなかったんだろうね。
来てくれた子たちはみんな、大喜びで、目をきらきら輝かせてました。
あの時のKちゃんの瞳を思い出しました。
動物たちのことで質問されるたびに、まっすぐな目で見つめてきます。
この子たちのその瞳の奥に、どれだけの寂しさや悲しさや辛さが秘められているのか計り知れず、
私も胸が熱くなりました。
「あの人と家族なの?」馬を引いてくれた悠太くんを指さし、小学1,2年生くらいの男の子が聞いてきました。
「家族」という言葉が、すごく重くて、一瞬私も言葉に詰まりました。
うーん・・・本当の家族じゃなけどね、でもこの牧場のみんなが家族みたいなもんだよ。スタッフも馬も犬も動物たちもみんな、家族だね。
答えになってるのかわからないけど、、その子は、ふーん、と言っていました。
幼い心が、多感な年頃の子たちの心が、どれだけ傷ついているのか・・・みんな明るくふるまってるけど、夜、眠りにつくときに何を考えてるかな・・・考えたら、涙がでそうです。
みんなに、幸せになる権利はあるから。
馬たち、動物たちの力を借りて、少しでもたくさんの子どもたちが笑顔になれればいいな。
私にできることはこれくらいだけど、これからももっとできることを探してやっていきたいと誓った日でした。
これから、定例会にしたいと考えています。