「仮面ライダードライブ」は、“ライダーなのにバイクに乗らないのは違和感”と言われた作品だ。

 まぁ仮面ライダーシリーズの目玉がバイクアクションである以上、その指摘はやむをえまい。

 

 ただし自分は「四輪乗りオンリー=ライダー」の図式にさほど違和感はなかった。

 なぜならハリウッドのB級映画で「処刑ライダー」という作品を既に知っていたからだ。


処刑ライダーのテーマ
https://www.youtube.com/watch?v=McvRFN-zRQM


 街を暴力で支配する四輪暴走集団に対し、黒づくめのヘルメットとスーツを着た謎のライダーが立ちはだかり、カスタムターボマシンでひとりひとりを地獄に送り込むという作品だ。

 まさに「マッドマックス」と「仮面ライダー」を足して二で割った様な作品だが、この処刑ライダーが駆るマシンは四輪のみ。ゆえに自分はそういうヒーローでも「ライダー」と認めるようになっていたのだ。


 B級ゆえに大規模な破壊シーンなどは無いが、スタントが命をかけたであろうカークラッシュシーンは迫力満点で、カスタムターボの「生きたエンジン」と車復元のゾンビシステムはファンタジー要素も感じさせる。


 暇があったらそれなりに楽しめる作品だ。