今日は朝から良い事がありました。
雨☔でも、ルンルンで🎶過ごしますー🍓
最近、ニュースや週刊誌で
有名人の女性問題が取り上げられています。
当事者同士の問題が1番だと思うのですが
僕は、少し古い考えの人間かもしれませんが
好き同士の人以外とは、一線を越えるのは良くないと思います。
お互いが好きであれば『間違い』はないと思います。
もし、関係が終わったとしても
その時は、寂しく辛いかもしれませんが
相手に感謝を伝えられる終わり方に変換できれば良いなと思います。
片方が一方的に好きでも、間違いは起こると思います。
大切なのは、お互いが好き同士だということ。
人は考えは複雑ですが、気持ちはシンプルなところがあるから。
今日はこの本を読みました。
この人は人生をリノベーションするつもりだ――亡き夫から莫大な遺産を相続した女性の前に絶縁したはずの兄が現れ、「あんたは偽者だ」といいだす。女性は一笑に付すが、一部始終を聞いていた元マジシャンのマスターは驚くべき謎解きを披露する。果たして嘘をついているのはどちらなのか――。謎に包まれたバー『トラップハンド』のマスターと、彼の華麗なる魔術によって変貌を遂げていく女性たちの物語。その”マジック”は謎解きのための華麗な武器。全貌を知る時、彼女たちは何を思うか。そして、どう生きていくのか。
感想は
東野圭吾作品は、いつも楽しく読んでいます。
前作の名もなき町の殺人で、虜にされ
今作は発売日に書店に走りました
東野さんは、設定や構成も もちろんですが
言葉と気持ちの勉強になります。
読んでいると、そのセリフやシーンが
しっかりとイメージできます。
読みながら、頭の中で映画を観ているような感覚です。
東野さんは、それだけ 選び抜いた文章で
読み手に背景を想像させやすくしていると思います。
一方的に語らずに、しっかりと読み手に合わせてくれている。
しかも、その読み手の 層の広さが幅広いです。
フリーサイズの服のようで、着ると自分にピッタリと合う。
まさに、東野さんこそ
言葉のショーマンです。
それでは、本書から印象に残った言葉です。
だけど、これだけは断言できる。人が生きていくうえで助けとなるのは、失ったものではなく、手に入れたものです。
【老人ホームにて】
ところで皆さん、残り物には福があるの意味は、余ったものや人が残したものの中には思いがけず良いものがある、ということですが、それは人生についても言えます。
長く生きてこられた皆さんは、これからの人生を単なる残り物だと思ってはいませんか。
そんな事はありません。
その山物にこそ、人生最良の楽しみがあるかもしれません。
どうかその日が来ることを期待して、これからも元気にお過ごし下さい。
この女性は部屋だけでなく、人生もリノベーションするんだな、と。
以上です。
言葉は、放つタイミングやトーンも大切ですが
何より、届き方が大事です。
カミナリのように、衝撃を与えるのか
床暖房のように、心地よい暖かさを与えるのか
栄養剤のように、元気を与えるのか
などなど
これは、お笑い芸人でいうと大喜利に似ていると思います。
笑いにも、たくさんの種類があり
言葉にも、たくさんの手法がある。
今回、東野さんは
『ショーマン(マジシャン)』『リノベーション』というワードを上手く散りばめられていました。
この二つのワードは、同じような意味合いも含まれていますが、普段はくっついて使うことはないです。
ワードの組み合わせが秀逸です!
兄がマジシャン、妹が不動産会社。
この兄弟が、たった一行でその後の展開をイリュージョンする。
また
短編のようで、しっかりと全ての話が連結されている。
オチもしっかりと、スタンディングオーベーションしたくなる内容でした。
もう続編が楽しみです。
それでは
久しぶりに、掛け言葉で締めたいと思います。
今回の『ブラックショーマン(マジシャン)』とかけまして〜
『山形のさくらんぼ祭り』とときます〜
どちらも『タネ(種)』の飛ばし方に工夫がいるでしょ〜(笑)
後味が宜しいようで♪
今日の湯加減は、風呂ではなく
マジシャンなので、風呂敷で包まれてイリュージョンを楽しみましたー。
だんだんでした。