みかん農家のむすめ  -57ページ目

さて、これは何だろう

八百屋さんへ行ったら、

真っ黒な物体がえっ


cipolle al forno


                玉ねぎを皮から丸ごとオーブンで焼いたものでした。


玉ねぎは大好きなので買ってみました。


八百屋さんがいうには

塩を少し加えてオリーブオイルで和えると、おいしいそうですよ。


それから、Francaに勧められて買った果物。

Fico Indiano




インド産イチジク。











いつも、横目で見るだけの果物でしたが、今回購入してみました。


fico indiano中


皮に、見え難く、

小さいけれども刺さると痛いとげがあるので

フォークとナイフを上手に使って剥きます。


ざくろのように、

たくさんの小さくて硬い種がありました。

実はとっても甘くて美味しいのですが

ちょっと食べ辛いかな。

Mantovaへ 6

陽気なタクシー運転手、Andreaから

「Palazzo Teで電車を乗り過ごしたらMilanoまで送ってやる」

とか、

「有名になったらMantovaでAndreaのタクシーに乗った、って言って」

など

さんざんオヤジトークを聞かされた後

Palazzo Te へ。

Palazzo Te 噴水の装飾

ここでも、Palazzo内は撮影禁止でしたので、

お庭だけ撮りました。



Mantovaは湖に囲まれた町で

Palazzoの中にも水を使ったお庭があります。


ここ、Palazzo Teは

湖から少し離れていますが

噴水がありました。












館内を見終わって、

一番上のお庭の左端に

「秘密の洞窟」というネーミングの小さな建物がありました。


Grotta Segreta


ここのPalazzoはもともと

Mantova公爵婦人、Isabellaの息子

Federicoが愛人のために作ったものなので

そういうのがあっても、おかしくないですね。


しかし、なんともなまめかしい名前。


このグロテスクな正面をくぐってみると





入り口


内部


なんと、とても小さな、、

オブジェ・・


一応、下は洞窟の石が

ごろごろしているようには

なっていますが・・


















内部床 石のモザイク

これは、この洞窟(モドキ・・)の床。石の装飾。

内部から見た外





 ここから眺める、外界の方が美しかったりして・・?


















フレスコ画


上の写真の正面に見えるフレスコ画。


ちいさなデッサンで、とても凝っています。










石のモザイク



このフレスコ画の回廊は、

またまた石のモザイク。











正味40分くらいの

急いで回った見学でしたが、それでも楽しめました。

でも、ここの宮殿は、華やか過ぎ、でこぽんにはしょうしょう目がちかちかしてきましたが。


タクシーを呼び、今度はLorenzoという運転手から

夏休みで撮った、自分と彼女の海辺ヌード写真を強制的に見せられ、

「どうだっ、美しいだろう!」

なんて自己陶酔に走った彼を

持ち上げて、

運賃量を清算時より2ユーロ安くしてもらって、

無事にMantovaの一人旅も終りました。


おわり。


Mantova へ 5

Mantova町並み Mantovaに着いて5時間

そういえば、殆ど歩きどおしでした。


ちょっと疲れてきたので

近くのバールへ入ることにしました。


午後3時半を回っていましたので

電車の時間を考えると

あと2時間の滞在です。


と、なると、、

駅へ帰りながらの道沿いにある

Palazzo d'Arcoを少し見るくらいかな、

と思っていたところ。


Barのお姉さんに

お水と桃の紅茶を頼みました。



自然と会話が生まれます。


「観光できたの?」

「ええ。MantovaはMilanoに比べると暑いですね、

びっくりしちゃった」

「それでも今日は、とても過ごしやすいのよ。

昨日までは9月、っていうには

ほど遠い暑さだったわ。

今年は異常ね」


「ところで次はどこへ行くの?

Palazzo Teは見たでしょうね?」

「実は、あと2時間しかいられないの。

結構疲れちゃったし、

駅へ帰りがてらPalazzo d’Arcoへ行こうと思って」


「だめよっ、Palazzo Teを見ないと、もったいないわよ!」

「でも、歩くと遠そうだし・・」

「Taxi呼んであげるわ、ここから5ユーロで着くから」


そういって、Radio Taxiを呼んでくれちゃいました。


でこぽん的には「えぇっ!?」だったのですが、

そういえば、

Palazzo TeにはVasariのLa Sala di Giganteがあったのを思い出し

行ってみるか走る人


そんな、ちょっと強引なお姉さんのいるBar。


Caffe Cavouer

Via Cavour,44,46100 Mantova


小さなBarでしたが、お姉さんは大きかったですえっ


因みに、Palazzo Teからも

「タクシー呼んで駅まで行きなさいよ」

と、タクシー番号も手渡されました。


Radio Taxi

0376-368844


ここのタクシーの予約は、オペレーターが機械ですので

イタリア語が苦手な方は、ちょっと難しいかな・・









Mantova へ 4

近くのBarで生ハムとチーズのたっぷり入ったパニーノを買い、

Piazza d'Erbeで人間ウォッチングしながら食べました。


隣におまわりさんが、見回りで立っていたのですが

このおまわりさんが、面白い。


観光客が

「○○通りに行きたいんだけどどこか分かりますか?」

と訪ねると

「僕は、ここの出身じゃないから分からないんだ」

って、

私が聞き耳をたててた3組の観光客すべてに、そう答えていました。


最後の観光客が

「ああ、そうですかー・・」と、立ち去ろうとした時


「僕はここの出身ですから・・

Posso essere utile?(直訳すると、お助けいたしましょうか?)」

と、紳士が助け舟をだしていました。


わたしは、このおまわりさんに非常に親近感を抱いてしまい

わたしも質問してみようか、

と、

ちょうどパニーノも食べ終えたので

次の目的地、Palazzo Ducaleまでの道を尋ねてみることにしました。


「すみません、私も道を聞きたいのですが、

まさかPalazzo Ducaleはご存じないとは言われませんよね?」


「あぁっ、それなら知ってる、この道をまっすぐ行ったところだから」


「Grazie mille!」


そういって5分ほど、商店街を歩くと

Isabella d’Este、教養高きMantova婦人の住んでいた

宮殿につきました。

Palazzo Ducale


残念ながら宮廷内は撮影禁止でしたので、写していません。

興味のある方はここ を見てくださいね。


個人的にとても興味の湧いた絵画がありました。


3人の演奏家、歌い手、リュート弾きが使っていた楽譜が

Periの楽譜だったのです。

PeriはMonteverdiと力を争って

結局、いろんな意味でやり手のMonteverdiに先を越され

現在では、どちらかという影の薄い作曲家になっているのですが、

こうして、絵画の中に実際、

Jacobs Periと表紙に名前の入った楽譜をみると

うれしくて、その作品のまえにしばし、たたずんでいました。


では、おまけの画像を2つ。


 Palazzo Ducale


palazzo Ducaleお庭



Mantova へ 3

Piazza d’Erbeへ向かいました。


P.zza Erbe


Palazzo di Ragioneの横

レンガ造りの小さなS.Lorenzo教会。


S.Lorenzo 教会


ロマネスク様式です。


入場料はありませんでしたが

一人のおじいさんがいて

入場者にこの教会の寄付を任意で呼びかける

紙を配っていました。

私も少しですが、寄付してきました。





S.Lorenzo教会内部




10本からなる円柱をを中心として建物の形を作る

当時の素晴らしい技術に

心を奪われました。







S.Lorenzo教会内部 天井

      円柱は上下、2つあり、上下とも10個です。


Piazza d’Erbeでは文学市のテントがいくつも張っていました。

festivaletteretura  festivaletteretura


中世からルネッサンスにかけての思想学に関する本を探していたのですが

残念、見つけられませんでした。


ひとつはあったのですが、アメリカ人が書いたものを

イタリア語に翻訳しなおしたもので・・

・・考えて、やっぱりやめました。


専門書の取り扱いが少なかったように思えます。

もしかしたら私の探し方が悪かったのかもしれませんが。


結局でこぽんが買った本は、読みやすいRomanzo・・・

「真珠のイヤリングの少女」。


それから、この本をちょっと立ち読みしている途中に

イタリア人の女性二人が


「どうして犬は死んだのか」


・・タイトル的にはかなりショッキングですが・・


という本が、とても良くて

何度も読み返した、

と話しているのを聞き

彼女たちに話しかけて

「タイトル的にはなんだか悲しそうだけど、、それに読みやすいかしら?」

と質問すると

「大丈夫!悲しくなんて無いわ、逆にとてもかわいらしい話よ。

それに、文章も難しくないから。話し言葉のように読めるわよ」


それでこの2冊を買って帰りました。

ただ今、読書中です。

Mantova へ 2

町の中心を目指して歩いてみました。

町並み




ローマ時代から使われている

丸石の道です。


この町でも自転車が大活躍していました。

















S.Andrea 鐘


S.Andrea教会へ行きました。


でこぽんが訪れた時

結婚式があっていました。



式をしている祭壇前には

邪魔してはいけないと思い行きませんでしたが

とーっても広い教会で、十分堪能できました。


Leonardo Da Vinciの師匠

Mantegnaの作品もありましたよ。











S.Andrea内 祭壇前の天井


祭壇へ向かう前に、フレスコ画の贅沢な丸天井がありました。


祭壇



祭壇です。


天井は、フレスコ画なんですが。。









天井のフレスコ画



この通り。。


でも・・










天井の装飾

                じゃん!これが本物の立体装飾。


Mantegnaの作品は撮影禁止でしたので、撮っていませんが

美しい作品はたくさんありました。

そのなかから2つを紹介。

Annunciazione





受胎告知









Pieta\u0027








嘆き

















S.Anderea教会中 壁




柱の一つずつにも

このように凝ったフレスコ画。












去年1年間、大学院で図像学の勉強をしたでこぽんは

以前とはちがった美術鑑賞の仕方ができるようになりました。


「すごい」「美しい」だけでなく

どうしてすごいのか、だから美しいのか、など考えながら。



興味があって履修した図像学でしたが

やはり美術大国でもあるイタリア、

本当に細かく勉強させられ、何度かねをあげそうになりました。


自分の専門分野から見ると

結局は遠く、果たして必要だったのか、など思ったり、

また、イタリア人の中、外国人は私一人ということで、

容赦ない専門用語の羅列、話す速度は慣れてくるものの、教授の方言(これには勘弁よ!)、

最後にとどめの口頭試験と、とても苦労したのだけれど

今、あの苦労がこうやって実を結んでいるなぁ

と、実感しています。

Mantova へ 1

Mantova行き電車

8時15分 Milano 発 

10時17分 Mantova 着。




昨日から、アレルギーがひどく、

朝から抗ヒスタミン剤を連続使用したため

約2時間の列車の旅は

ずっと眠っていました。

ミラノは昨夜、ちょっとしたTemporaleがあり

やっと連日の暑さが沈められて

朝は13℃と一気に寒くなりました。

でも、Mantovaはそれに比べて

かなり暑かったです。

いつもの様に、予定時刻から数分送れて到着。

駅についてからまず行くところ、、、

それはやっぱり、女性ならお手洗いですよね。

同じく観光へやってきたGiuseppinaおばさんと入ってみると、

使用料なしなのにも関わらず

とてもきれいで二人で驚きました。


Barへ入って、わざわざコーヒーを注文して

それに便乗してトイレを借りても

はずれのあるイタリア、

ここのトイレはお勧めです。

S.Francesco

それからお互いに

Buona Visita !」

と言い合って分かれた後


まず足を踏み入れた教会が

S.Francesco教会。



この写真は正面へ向かう途中で撮影したものです。

S.Francesco 正面・・

実は真正面が駐車場になっていたので

  上手く撮れませんでした。 残念。


S.Francesco 内部


広く、素朴な教会に思えました。


床 模様



上の写真に写っている


床の模様を写してみました。


おそらく色違いの大理石で


作ったものです。






電車の旅

今日は、日帰りでMantova へ行ってきました。


週末にかけて

Manifestazione di Letteratura (文学市、文学フェスタとでも言うのでしょうか?)

が行われていています。


欲しい本があるかな、

また、

まだ一度も足を踏み入れたことのない町でもあったので

行って来る事にしました。


私は、電車の切符を買う際

Cartaviaggio という

1等席が割り引きになるカードを持っています。


電車で移動をする職業なので、たいへん重宝しています。


このカードを持っていると

ミラノ中央駅で長蛇の列をしながらの

ストレスのたまる切符の購入をしなくて良くなります。


と、いうのも

このカードを提示すると

主要都市では

Club Eurostarという別室で

親切なお姉さんが対応してくれ

それ以上に、水やコーヒーなどのサービスもあります。


「1等に乗るなんて贅沢なっ」


という感もありますが

2等には、さまざまな環境で育った人が乗ってきて

正直、ちょっと怖いイタリアです。

また、電車のように、限られた空間だとなおさらです。



私は、これで旅の安全を買っていると思っています。

Ravennaへ 4

S.Francesco

           S.Francesco教会です。


教会の中へ足を踏み入れた瞬間の

ひんやりとした空気が大好きです。


祭壇の下に、旧教会旧教会 2 がありました。






50セントを指定の穴に入れると


電気がつき、


中の様子が見えます。
















旧 教会



水がはっていて


金魚が泳いでいましたよ。










旧教会3



名残惜しかったのですが


電車の時間もあり、この後駅へ向かいました。


暑かったので、ジェラートを食べながら。


すると、こんなかわいいベランダの柵をみつけました。


ベランダの柵


Chiave di Violino (ト音記号)



ユーロスターの中



帰りは5時35分の電車に乗り


家へ着いたのは


10時前。







途中、電車の窓から見る夕日も素敵でしたよ。


夕日

Ravennaへ 3

おぉっと、もう3時を回っています。

あと2時間半しかいられない・・


で、メインのS.Vitale教会へ早足で行きました。


途中、イタリア人の女の子に道を訪ねました。


私の住んでいる北イタリアよりも、随分応対が親切な気がします。


今回の旅も、こうして多くの現地の方に声をかけて

「昼は、ここの店がおいしい」だとか、

「こう行けば近道」

だとか、「どこそこのモザイク店に行くと、良いものが買えるよ」

などなど、随分助けていただきました。

こういう出会い、素敵だと思いませんか。


さて、目指したS.Vitale教会は、外壁を工事中でした。


何処から入れば良いのやら、うろうろしていると、

2階で修理をしているおじさんと目がバチッ


「入り口、分からないの、、、ここでいいの?」


すると、おじさん、うん、うん、と頷いてくれました。


さて、入ったは良いけど、また、ここから迷路のよう・・


教会、というのだから、そういう建物があるはずなんだけど・・

見当たらない。


そこで、ちょうど良い具合に、関係者らしいおにいちゃんが

プラプラしていました。


「S.Vitale教会に行きたいんだけど、良くわかんなくなっちゃった」


「あ、ここ入り口だよ、

なんだかそれっぽくないんだけど、ここなの。

切符見せて」


、、なんと、目の前、切符切りのおにいちゃんでした。


Chiesa di S.Vitale 入り口


                          祭壇はこの階段をくぐって行きます。すると・・


s.Vitale内 クーポラ





黄金の祭壇がありました。


でこぽん、うっとり。。







S.Vitale 内 モザイク 祭壇

          

            上手く撮れていませんがそのひとつひとつ、

すべてがモザイクです。

            芸術に対する愛と、信仰心がひとつになり、

            こんなにすばらしい作品が出来上がるのですね。

 

S.Vitale 内部より





この風景、きっと昔から変わっていないでしょうね。


大切にしていきたいものです。


そして、昔の人が、

ここのモザイクの中と同じ衣装で

この扉をくぐって

お祈りをしに来ていたのかと思うと・・・


   








モザイクの作り方



モザイクの作り方を紹介しているものを

見つけました。



とってもかわいい絵です。



大人が書いたのでは・・なさそうな気がします。













次に訪れたMausoleo di Galla Placodaは残念ながら、写真を撮りませんでした。

撮るのを控えました。


ここは、真っ暗にしてモザイクを見るところです。


シャッター音をなしに静かに堪能したかったのです。


もう4時を回っています。


さ、昼休みで見られなかったS.Francesco教会へ行かなければ!