私は、質問魔です。

なぜなら「質問するチカラ」が人や、社会、国も進化させる

と思うためです。

それは社会人大学の一年次に受けた、プレゼンテーションの授業のでのこと、

教授に言われた一言がきっかけでした。

「プレゼンターが発表した後に、質問するのはマナーです。」

なるほど、関心を持って聴いていたとという意思表示だと思いました。


最近、自分で人前で話す機会が増えた私は「質問されること」

が、いかにありがたいことかが、よく分かります。



受講する場合、私は講師に、必ず質問するようにしています。

著名人の講演会などでは、必ずテーマに関連した書籍を、

ちゃんと精読したうえで、あらかじめ質問を用意していく

場合と、その場で講演内容に基づいた質問をする場合とがあります。


この際に、私が気をつけているのは

1.講師が、聞いてほしいだろうと思う質問。

2.他の受講者が、聞きたいだろうこと。

を優先させるようにしています。


各人の、今後の学習が発展的に進められるようにするためです。

たまに「いい質問ですね」と言って戴けると、

勲章をもらった気がしますv(^-^)v



先日の、慶応夕学講座での、経沢香保子さんも

通常より、長く質問時間を確保されていました。

・ご自分が、そこに呼ばれた意味、と

・受講者の立場になって考えられた

ことと思います。




夕学といえば、たしか私の尊敬する、あの方の時も、。

2008年度前期の、夕学は個人的に過去最高の講師陣でした。

6/13日、登壇されたのは、出井伸之さん。

ソニーの経営トップとして君臨した10年間は、まさに黄金期。

現クオンタムリープ株式会社 代表取締役ている方ですね。





その時は、中国の大学で講演された後だったといいます。

出井さんは、帰れなくなるくらいに「質問責め」にあったそうです。


夕学の時、質問タイムになると出井さんの目が輝きを増しました。

司会の方に「ここからは、私に仕切らせてください」というと、。

「まさか、この会場の皆さんは、質問ゼロってことはないでしょうね!?」

と、いたずらっぽく笑っていましたp(^-^)q

いつも思うのですが、この講演会は受講生のレベルも、相当なものです。

とても的を得た質問が、次々に繰り出されます。

しっかりと聞いたあと、出井さんは「いい質問ですね」と

おっしゃってから、お応えくださったものもありました。





この時の講演は、出井さんが『日本進化論』を出された後でした。

近年、あまりに暗い内容の本が多かっため、というのが出版の根拠。

幻灯舎のカリスマ編集長、見城さんとの間で

「これからの日本を、明るめに書いたらどうなるか?」

という意図があったのだそうです。




私は、著者の講演会に行く場合、最低でも、何冊かは

演者の著作は読んでいくべきだと思います。

そうでないと、質問どころの話ではないと思います。


すこし厳しいようですが、それは最低限のマナーだと思っています。



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