魚には水が見えず、鳥には空気が見えない、

そして人間には、自分が見えない。

という故事成語があります。




また、現代の社会では


「いま、ここにいるのは本当の自分ではない」


と思っている方は多いように思います。

職場にいても、あるいはブロブを書いたり

Facebookに立派な投稿していても。

かくいう私も、そうでした。



こんな偉そうなこと書いてもいいのだろうか?

そんなこと言う資格が私にはあるのだろうか?

そう思う日々が、長く続きました。


そんな中、気づきを与えてくれたのが

平野啓一郎さんの「分人」というキーワードでした。

どのメディア、あるいはリアルで発言していく場合にも

自分であることには変わらないのだから、

一つの「役割」として、どの自分も認めていこう

と決めること。

そう思うことで、私自身は気が楽になりました。



また、最近出版された『これからどうするーー未来のつくり方』

でも、平野さんは「分人」という概念をすすめてくださっています。

こちらは、各分野の専門家が熱く、

意見を述べています、熱く、カタく、厚い本でもあります(;^_^A



私とは何か――「個人」から「分人」へ (講談社現代新書)/平野 啓一郎

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これからどうする――未来のつくり方/著者不明

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