本当にそうなんだろうか?
と疑問に思っていることがあります。

本を書きたい!というと「民度を落とせ」言われることがありますが、

ハーバードやオックスフォードを出てはいない民度がはじめから高くない私としては、さてどうしたものかと思います。

それは「分かりやすく書け」ということなら

「ごもっともです」と従うと思います。(;^_^A

しかし、一抹の不安も。

$カウンセラー佐藤正利のブログ


この本が出版された2007年、社会人大学生だった私は

当然、キャリアをテーマにした卒論の参考文献の一冊にさせて頂きました。

同じ時期、新書ベストセラー一位だったのは『不機嫌な職場』

他には『社会脳』など日本人のモラルの低下を

懸念する内容の本が多かった戸思います。


根底にあるのは、やはり教育の問題だったのではないかと思います。

ただ、私は基本的に「若者批判」は、する気になりませんでした。

なぜなら「ゆとり教育の世代が、」

というよりは主たる教育者の問題が大きいと思えたからです。

教育者、社会的な勢力、そして見て見ぬふりをするサイレント・マジョリティ等々。

『かけがえのない人間』で
上田紀行先生が述べているように、

「彼ら自身の責任というよりは、
この時代に生まれてしまったこと」

に対する不遇なことが、要因だと

思いました。

信じてあげること。

生徒やフォロワーを。

出会いは全て必然なのです。

奇跡のような確率で、何かの縁で出会った人たちです。


神戸大学の金井嘉宏先生は

「ゆとり世代との向かい合い方」というテーマの講演で

「ピグマリオン効果」を例に挙げ、提言されたことがありました。

教育的立場にある者が、子どもやフォロワーを「信じてあげる」こと。

そうすると本当に、そのようになるという

「予言の自己実現」的な効果があります。


これは、ハーバード大学の心理学者ら
が小学校におもむき行った実験で実証しています。


無作為に選んだ、何人かの生徒に関して
「A君とB君とC君、など何人かは天才である」
と担任にウソのデータを伝えます。

担任が、天才だと信じている生徒が例えば、なかなか答えない場合でも

「この子は天才なんだから、きっと自分が思いもよらないことを考えているのだろう」

と、口をはさまず
「待ってあげた」

その結果、実際にそのA君B君C君という天才だと聞かされた生徒たちの成績は他の子たちに比べ向上したといいます。


香山リカ先生は以前講演で、こんなこともおっしゃっていました。

声高に言った、というより独り言のように次のことを呟いていました。

「私どものような、こころの専門家に講演をしてくれと、
多く依頼が来るというのは、
あまりいい時代とは言えないのかも知れません」


私は、香山先生
「そんなこと言わんといて
何とかしますから」

と、言いたくなり心のなかで私は、
叫んでいました。

問題なのは、同士である生徒や部下を「無条件に」信頼してあげれない管理者や教育者の側にあります。

管理者が自己保身やら、世間の目ばかり気にしているからそうなるのです。

私は、インプロの手法を教育現場やカウンセリングに取り入れる派です。
インプロの始祖の教えに、こんな言葉があります。

「相手を天才だと思って接しなさい」

私は、いつもこれを意識して、人の話しを聴くとき、反応を返すようにしています。


最後に

【告知】を一つ

来月7月下旬に地元、
茨城県ひたちなか市にある
カフェ『然々』さんにて

オーストラリアで生まれた
ストレングスカード・ワークショップを開催します(^-^)/

ドリンク付き、先着12名様に
素敵なプレゼントをご用意しました♪

自分の「強み」や「資源」に気づき
抱えている「問題の解決策」まで、
持ち帰って頂ける内容です。

マインドーム・コーチの北村香菜さんとのコラボセミナーという内容です。

またお知らせしますので、
ぜひ、ご期待ください(=^x^=)


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