ひみつきち | M竹教授のBO・YA・KI

M竹教授のBO・YA・KI

ありがとう。

誰にでも秘密基地があったものだ。


近所の公園の木の上だとか、


空き地にある掘立小屋だとか、


川辺の草原地帯にできたくぼみだとか。




一筋先にあった地下水の流れたどぶ板の下


それが、ぼくにとっての秘密基地のひとつだった。




密集したアキノキリンソウの林に吹き抜けのできた小さな空間


ここも、ぼくの秘密基地だった。




考えることができる。


空想することができる。


感じることができる。


果てしなく、妄想することだってできる。



そんな場所が、


大人になった今でも、大切なんだ。




秘密基地を子供たちが持てる世界 を


取り戻してあげることができないもののだろうか?