行ってきました京都に…。
高校生の修学旅行ルートをなぞり、バス2台を連ねて総勢64名のご一行。
各々に「俺、こんな所に来たっけ」、「私全然記憶が無い」などと口々に
発しながら、爺婆のワガママ連中が古都を巡ります。
膝が痛いとか、腰が痛いとか言って、神社仏閣は見学しないけど、夜の大宴会の
後には2次会3次会と街を歩き回るのは平気みたいです。
行く前には散々、あーでもないこーでもないと、いちゃもんをつけていた連中も
すっかりご満悦の様子で、「近いうちに、また企画して集まろう」なんて、
勝手なことを言い出す輩が多くて閉口してます。
『それって、いったい誰が企画運営するのよもう、勘弁してくれっ』
高校を卒業して○十年経ったオイラたち爺ババア、このたび京都に修学旅行
に行くことになりました~。
コロナ禍で延期になっていたので卒業○十年記念と銘打つにはキリが悪い
年数ですが、ま、そんなこと誰も気にしちゃいねーよね。
準備に勤しむ同期生がいる一方で、口だけ番長の輩もいて、幹事会をまとめる
のに結構大変な思いをいたしました。(オイラ、こんなポンコツでも会長さん)
おそらく、珍道中となるでしょうがわくわくしています。
だがしかし、この旅行の間、天使ちゃんはお留守番です。
「ごめんね、寂しい思いさせるけど許してね~」とお話ししたら、悲しげな
声で「ニャー(しかたないニャー、我慢するニャー)」と一声。
多分こんな風に思っていると、オイラの勘違いだろうな。
「ゆっくりネンネしてるだけだし…どーでもいいニャー…お土産買ってきて」
とでも思ってるんだろうか。
寂しいのは、天使ちゃんではなくオイラの方ですわ。
天使ちゃんとの最近のブームは、朝起きたときと帰宅時に彼女がソファーの
背もたれに乗って、オイラに顔を両手で挟まれ揉みしだかれる”おにぎり”と、
その流れの中で、胴体を両手でわしゃわしゃされる”ちらし寿司”という二人の
間で取り交わされる謎の儀式です。
はっきり言って、他人には見せられないキモい儀式です。
最初、天使ちゃんは両手で顔を挟まれて、おにぎりを作るようにされる
のを嫌がっていましたが、今は、自ら顔を差し出して「謎の儀式やって~」
と喜んでいます。この儀式を忘れると、やってくれるまでニャーニャーと
抗議の声をあげるほど…。
今朝もたっぷりと”おにぎり”と”ちらし寿司”を作って参りました。
同期生が集まって、ン十年ぶりの修学旅行をやろうと計画中。
当時は神社仏閣、名所旧跡などに全く興味が沸かなかったオイラたち。
お迎えが近くなったせいか、妙に気になるお年頃となりまして、皆で
旅行に行こうぜと相成りました。『そーだ京都に行こう』(古いか)
同期生は300名ほどいるので、案内やらなんやらが大変です。
居所不明者なんてかわいいもので、二度と案内をしないでくれ(一体何が
あったのか)とか、急に火がついたように何度も連絡を返してくる輩が
出るわ出るわで、もう面倒くさいこと至極ッス。
各クラスごとに幹事さんを決めて名簿の整理やら企画の協議やらを進めて
来たのですが、これまた大変。
元々、自由闊達(言い換えるとワガママ)な校風でしたので、なかなか意見
がまとまらない、まとまらない…。
社会に出て一端の立場を経てきた連中が多いし、起業してTOPにいる者等は
他人の意見を聞き妥協するなんて社会性など持ち合わせちゃいねー。
特に医者とか校長先生とか官僚とかがタチ悪い。
俺が俺が私が私がのオンパレード。
なんとか、煽て賺し誤魔化し脅して方針をまとめても、後から後から、あー
でもない、こーでもないとちゃぶ台返しをしてくるから閉口だ。
途中から会議に参加してきたり、実際の仕事は何もしない輩が得意げに語り
出してごちゃごちゃにすることが最終版になって散見され始めたもんだから、
誰しも認める温厚篤実な事務局長さんも、流石に大噴火。
「お前、やれるもんならやってみろやっ」
古今東西、口だけ番長が幅をきかせるってのが定説なんですね。