風鈴 | yutty

風鈴

酷く焼けた肩が痛む
夏生まれには関係無い事


道が喜び話しかける様に
足音響かせ辺りのにぎやかさに瞳を奪われそう


見るべきモノに気持ちを添えて


全部夢みたいだ...


※あの夏に甦る
うつむく君を見たんだ
小さな手をとって走り出した
浴衣姿の12時過ぎのシンデレラ
僕に触れた風は貴方の袖を揺らしているよ


1人で生きてきたつもりで
人の群れには慣れていない


「私を信じて」夜がより暗く感じる
「灯りをともして」
「酷く寂しいよ、手も震え怯える現実から逃れたい」


次の風に僕は身を委ねる


全部夢みたいだ...



見出す言葉に明暗は隠れる...
途切れそう...