知られざる ”再液状化” の脅威 …NHK クローズアップ現代より | 現役大家さん、現役投資家の生の声を聞かせます。

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NHK クローズアップ現代

知られざる ”再液状化” の脅威
世界最大の液状化被害から1年、被災地では新たな不安が広がっています…近い将来起きるとされる首都直下地震、…再び地盤が緩み液状化が起きるのではないかというのです。

東日本大震災では、東京湾周辺を始め川沿いの砂地や沼など湿地帯を埋め立てた内陸部でも、液状化現象が起き住宅などが傾く被害のあった市区町村は、東北から関東まで160に上ります。

大震災から1年、傾きを終えていない住宅もまだ少なくないのですが、被災地では新たな地震によって液状化が繰り返される、再液状化を懸念する声が高まっています。

一度液状化した地盤強化が課題となっているわけですが多額の費用がかかる為、個人の土地の地盤対策は、なかなか進んでいません。

一度起きた場所で液状化が繰り返し起きる再液状化、その被害はこれまで考えられてきた以上に深刻な事がわかって来ました。…去年、日本と同じ大地震に見舞われたニュージーランド、1年余りの間に4度も液状化が発生、住民が次々に町を去る事態に追い込まれています。


再液状化への
不安

東日本大震災で液状化現象が市の85%で起きた千葉県浦安市、傾くなどの被害を受けた住宅は、9000棟に上りました。

復興のさ中にある町が今、新たな課題に直面している事がわかりました…NHKが浦安市の住民に行ったアンケートです。…その9割が再液状化を防ぐ地盤強化の工事を望んでいました。

しかし、実際に工事を行ったのは1割にとどまっています。…要因は費用です。家の傾きを直すだけで300万円、地盤まで強化すると1000万円以上かかります。

「不動産投資と旅」現役大家さん、現役投資家の生の声を聞かせます。-300万円

子供の教育費、住宅ローンを考えると地盤強化まで手が回らないのです。



もう暮らせない”再液状化”の脅威
ニュージーランドの実情

東日本大震災の1か月前に激しい揺れに襲われたニュージーランド・クライストチャーチ…1年余りの間に大規模な地震が4回発生、その度に液状化が起きていました。
2010年9月
2011年2月
2011年6月
2011年12月
と市の広い範囲で再液状化が起きたのです…中には4回、液状化が起きた場所もあります。…この地域では何が起きているのか訪ねてみると人気のない町でようやく住民に出会いました。

「不動産投資と旅」現役大家さん、現役投資家の生の声を聞かせます。-ニュージーランド

スー・ホームスさん(52歳)
「地震の揺れも恐ろしいですが、その後の液状化はもっと恐ろしい…まるでゴーストタウンを歩いてるよう…今は誰もいなくなってしまったわ」

液状化で大きな被害を受けた住宅は、クライストチャーチを中心に2万棟に上りました…政府は特に被害の激しい地区に建つ6800世帯に移転を求め、買い上げを進めています。


人口流出”再液状化”の脅威
日本の実情

液状化が起こす人口流出、異変は日本でも起きていました…。浦安市では入居者の退去が相次いでいる賃貸アパートが目立ちます。

不動産会社 社長 今泉太爾さん
「これだけ傾斜してると生活に支障が出るレベルです」

震災前、8部屋全てが入居していたこのアパート、液状化の影響で大きく傾き7部屋が空室になりました…液状化の被害を受けた賃貸アパートは市内で200棟に上ります。

市の人口統計を分析するとアパートに暮らすことの多い19歳から35歳の人口が2400人減っている事がわかりました。

不動産会社 社長 今泉太爾さん
「賃貸でまずその地域に住んで気にいって、そこに住み続けたいということで不動産を購入するのが一般的です。…地域の経済の活性化という面でも若者の流出はマイナスに働きます」

浦安市もこの状況に危機感を募らせています…再液状化の対策を考えねば、更に人口が流出しかねないと考えているのです。

浦安市企画調整課 小檜山天 課長
「1000人、2000人というオーダーで人口が減少したのは浦安では初めてです…行政の責務として液状化対策をきちんとやらなければいけないと強く思っています」


マンション化で
”再液状化”対策

液状化で大きな被害を出した千葉県習志野市、住民の負担を出来るだけ減らして再液状化の対策案を打ち出しました。

傾いた住宅を取り壊して土地を提供してもらいます…そして再液状化が起きても傾かないよう地中深くまで杭を打ち、その上にマンションを建設します。

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試算では、元々住んでいた10世帯が土地を提供してマンションに入居、更に40部屋を分譲出来れば建設費用を賄え、元の住民の負担は無くせるというのです。(筆者:そううまく分譲出来ればいいけど…売れないから戸建てになったんじゃないですかね…まあ…面白い案ではあるけど現実味はないですね)


新技術で
”再液状化”対策

浦安市では住民を対象に最新技術の勉強会が行われました…紹介されたのは直径2mのモルタルの塊、実は地中深く埋め立てられた柱の一部です。

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液状化する恐れのある地盤全体を囲むように、この柱を隙間なく打ち込みます…更に住宅と住宅の間にも打ち込みます。…これで地震が起きても液状化しないというのです。

費用は、国や市の補助を受ければ、1戸当たり200万円~300万円になる見込みです。


■慣れ親しんだ地域に住み続けたい…それぞれの事情に合った再液状化への備えが始まっています。


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