『患者がマイナ保険証を使って受診した場合、医療サービスの対価にあたる診療報酬を加算している。初診で70円、再診で40円上乗せし、医療費の3割を負担する患者の場合、自己負担はそれぞれ21円、12円増える。』

って知ってました?

 

 

政府が進めているマイナンバーカードと保険証の紐付けをすると、こんなデメリットがあることなんて「聞いてないよ~!」の世界です。

 

しかも、このデメリットを消すために、

『通常の保険証を利用した場合の負担は引き上げ、マイナ保険証の方が割安に(見えるように)する方向だ。』

って、一体何を考えているのでしょう?

これまでポイントのバラ撒きで国民を誘導しようとしていたのが、ついにペナルティを課そうとしているのです。

 

『マイナ保険証を使った方が業務は効率化するはずなのに患者負担が重くなることを疑問視する声が相次いだ』

と言いながら、マイナ保険証を使う患者の負担を減らすのでは無く、これまで通りに普通の保険証を使う患者の負担を増やして、マイナ保険証を使う患者の負担が相対的に少なくするように見せる、

「患者の負担を増やすだけのマイナ保険証など止めてしまえ」

と思うのは私だけでしょうか?

 

今、指定難病医療費助成制度の申請を簡素化するための署名活動を展開していますが、ここでも同じようなことが起きています。

厚労省は新たな難病データベースの構築を進めているのですが、それを利用することによる効率化の部分は医師にしか還元されず、患者には元通りの負担を強いるのです。

マイナ保険証のように患者負担を増やす動きが無いだけマシですが、デジタル化による効率化の本質(誰に還元すべきかを含めて)が解っていないのは同じです。

 

改めて叫びます。

「ポンコツ・ジャパン!」

 

でもこんな日本にしたのは我々の世代なんです。

ごめんなさい。