米FOMC現状維持、予想よりハト派寄り、直後、意表を突く為替介入か、ドル円153円台割れまで急落 | FP754のCFP試験&1級FP試験独学合格対策ブログ

米FOMC現状維持、予想よりハト派寄り、直後、意表を突く為替介入か、ドル円153円台割れまで急落

皆さん、おはようございます。
FP754です。

このブログのメインテーマであるCFP試験。

次回の2024年度第1回試験に向けて、新たにCFP試験対策をスタートしています。

 

本日の時事・法改正は・・・

 


【時事・法改正】

 

【金融】

 

[日経新聞国際面記事(Web刊)] 
CFP試験分類:海外経済指標
出題キーワード:ISM製造業景況感指数、日銀短観、景気判断の節目50割れ

(FP754より)
<CFP試験対策>
国内の経済指標に関する問題は毎回出題されていますが、海外の経済指標も重要で、ISM製造業景況感指数は昨年11月の前回試験で出題された日銀短観にあたる米経済指標で、CFP試験の出題において最も重要ですが、実務的にも週末発表予定の米雇用統計に次いで株式、金利、為替などの金融市場を動かすエネルギーがある経済指標であり、以前に出題されたことがありますので、内容を確認しておいてください。
<視点>

景気判断を節目となる50を再び割り込み、米長短金利は低下したものの、同日、米FOMCを控えていたため、影響は限定的でした。

 

 

【相場】

米FOMCは現状維持、予想よりハト派寄りで、その直後、意表を突く為替介入か、ドル円は153円台割れまで急落しました。

日経平均は前日のNYダウが反落したことで、売りが優勢となり、下げ幅150円弱の3営業日ぶり反落、NYダウは発表された米ADP雇用統計が予想を上回ったものの、ISM製造業景況感指数が予想を下回る強弱入り混じる内容、更に米FOMCで政策金利は現状維持となりましたが、量的引き締めペースが予想より減少するなど、インフレ長期化への懸念が示されたものの、総じてハト派寄りの内容だったことを好感し、買いが優勢となり、反発、ドル円は米雇用、景気指標は強弱入り混じる内容でしたが、注目の米FOMCは現状維持だったものの、ハト派寄りの内容だったことで、若干ドル安が進行していた中、NY時間引けにかけて、為替介入と思われる円買いが出て、ドル円は157円台半ばからで153円台割れまで下げ幅4.5円ほどの急落となる円高ドル安が進行、その後、利益確定の買戻しが入り、154円台後半まで反発しましたが、明日から東京市場は再び平日2日間がGWの祝日で休場となること、一昨日の為替介入後、やはりドル円は一時154円台半ばまで急落後、ジリ高となり、157円台後半まで反発していたところに、本日、米FOMCの重要イベント通過後に、2度目となる為替介入が実施された模様で、2022年週末NY市場での介入時と同じように、意表をつく時間帯での介入と言えますが、まだ明日の米雇用統計も控えていますが、この為替介入で下押ししたドル円は米雇用統計を経て、再び160円台を目指す展開を再開するのか、それとも160円台を今回の円安相場のピークとして、徐々に円高相場に移行していくのか、果たしてどうなるでしょうか。

 


【最後にひとこと】

 

今日は、日本時間明朝3:00からの米FOMCを早起きして内容を確認、その後、相場も落ち着いたので2度寝でもしようかなと思っていたところで、5:00過ぎから突如、為替介入と思われるドル円の急落が見られ、リアルタイムで相場動向を眺めていましたが、まさかのタイミングでかなりビックリしました。

それにしても、神田財務官は、2022年の時といい、今回の2024年といい、円安が止まらず、困難な市場動向の中、意表を突く見事なタイミングで為替介入を相次いで実施、なかなかの策士だな~と思いましたが、今後も円安との攻防はまだ続きそうですが、2022年は3回実施しており、今回すでに2日間で3回実施済みということで、報道では8回可能との見方からまだ余力はありそうなので、またビックリさせられる機会が早々に訪れるかもしれません。