為替介入効果か、円安独歩高一服、ドル円156円台回復後、再び153円台まで円高ドル安進行 | FP754のCFP試験&1級FP試験独学合格対策ブログ

為替介入効果か、円安独歩高一服、ドル円156円台回復後、再び153円台まで円高ドル安進行

皆さん、おはようございます。
FP754です。

このブログのメインテーマであるCFP試験。

次回の2024年度第1回試験に向けて、新たにCFP試験対策をスタートしています。

 

本日の時事・法改正は・・・

 


【時事・法改正】

 

【金融】

 

[日経新聞1面、総合2面記事(Web刊)(Web刊)] 
CFP試験分類:外国為替市場
出題キーワード:2回目の円買い・ドル売り介入観測、介入規模2日間8兆円、円安主因日米金利差、国内利上げ必要

(FP754より)
<CFP試験対策>
外国為替市場については、まさに昨年11月の前回試験で、直物・先物市場や外国為替証拠金取引(FX)が出題されたほか、為替介入についても、指示は財務省、実行は日銀が行うなど以前の試験で出題されたことでありますので、内容として確認しておいてください。
<視点>
政府・日銀は4月30日祝日東京時間に1回目の為替介入に踏み切り、ドル円は159→155円台まで急落する円高ドル安が進行、2回目はその数時間後157→154円台まで急落する円高ドル安が進行、翌日反発基調で、157円台を回復後、その翌日のNY時間、米FOMC後の早朝、157→153円台まで急落する円高ドル安が進行、再び156円台まで戻りましたが、投機筋のポジション調整と思われる売りが出て、153円台まで急反落し、政府の思惑通りの円高阻止は一旦成功した形になっています。

 

[日経新聞総合2面記事(Web刊
CFP試験分類:金融政策
出題キーワード:米連邦公開市場委員会(FOMC)、米連邦準備理事会(FRB)、政策金利据え置き、5会合連続、短期金利指標フェデラルファンド(FF)金利の誘導目標5.25~5.50%、量的引き締め(QT)ペース減速正式決定、米国債削減額上限月600億→250億ドル


(FP754より)
<CFP試験対策>
現在、日米欧の金融政策は、日銀は長短金利操作付き量的・質的金融緩和の継続、マイナス金利解除観測、米FRB、欧州ECB利上げから現状維持への転換、利下げ観測浮上の流れですが、まさに昨年11月の前回試験、一昨年11月の3回前の試験、5回前の試験で日銀の金融政策、一昨年6月の4回前の試験で米FRB、欧州ECBの金融政策、以前の試験で米FRBの金融政策が出題されたのを始め、日米欧の金融政策は頻出なので、日銀の金融政策決定会合、米FRBのFOMC、欧州ECBの定例理事会における金融政策の決定事項はセットで、内容を確認しておいてください。

<視点>
今回の米FOMCでは、今後の利下げ方針を確認するドットチャートは次回会合での発表となるため、パウエル米FRB議長の定例記者会見が注目されましたが、インフレの高止まりで利下げ開始時期後ずれへの懸念を示したものの、次の政策変更は利上げの可能性低いと、予想外にハト派寄りだったことで、米長期金利は低下したことで、若干ドル安気味に推移しました。

 

[日経新聞経済・政策面記事(Web刊)] 
CFP試験分類:海外経済指標
出題キーワード:経済開発協力機構(OECD)、世界経済成長率見通し2024年3.1%、2025年3.2%、0.2ポイント上方修正

(FP754より)
<CFP試験対策>

国内外の経済指標の中でも、GDPは過去に最も出題されている超重要な経済指標で、まさに昨年11月の前回試験をはじめ、一昨年11月の3回前の試験の国内GDPはもちろん、昨年6月の前々回試験ならびに一昨年6月の4回前の試験では国内GDPだけでなく、米国をはじめとする世界各国のGDP比較が出題されるなど、今後も出題される可能性が極めて高いため、内容を確認しておいてください。

<視点>
2024年の成長率見通しは、前回発表から上方修正されましたが、米、ユーロ圏、中国は引き上げ、日本の24年のみ引き下げと、やはり米国を中心に世界経済は底堅く推移するとの評価です。

 

[日経新聞経済・政策面記事(Web刊

CFP試験分類:国内経済指標

出題キーワード:消費動向調査、消費者態度指数 、内閣府

(FP754より)

<CFP試験対策>
国内の経済指標に関する問題は毎回出題されていますが、消費動向調査の消費者態度指数は、過去に出題されたことがあり、また一昨年6月の4回前の試験で、日銀の展望レポートの選択肢として個人消費が出題されましたので、内容を確認しておいてください。
<視点>

4月は前月比で下落、7ヵ月ぶりに悪化となり、やはり商品の値上がりが原因とのことで、実際、スーパーで買い物をしていても、つい安くなっているものや割引シールが貼ってある商品に目がいってしまいます。

 

 

【相場】

為替介入効果か、円安独歩高一服、ドル円156円台回復後、再び153円台まで円高ドル安進行となりました。

日経平均は前日のNYダウが反発したにもかかわらず、半導体株がさえず軟調に推移し、小幅続落、NYダウは前日の米FFOMCでパウエル米FRB議長の次の政策変更は利上げの可能性低いと否定したことで、米長期金利が低下したことを好感し、上げ幅300ドル超の続伸、ドル円は前日NY市場での米FOMCを通過した引け後早朝、まさかのタイミングでの為替介入が観測され、157円半ばかで153円台前半まで急落、その後、利益確定買戻しが入り、156円台前半まで急反発しましたが、円売りが積み上がった投機筋のポジション調整か、その後は下落基調に反転すると、そのまま終日再び153円台前半までジリジリと下落が続くと、ようやく下落一服となり、153円台半ばで引けましたが、今回の政府の為替介入はやはり2022年同様、円安が止まらないと思われる状況の中、4月30日に2回、5月2日に1回の計3回、意表をつくタイミングで実施され、今のところ、ドル円は160円台乗せ後、153円台まで下落する円高ドル安となったことで、一応、成功したと言えますが、米インフレ高止まりにより、米FRBの利下げ開始時期が後ずれし、日米金利差が拡大したままの状況では、円買い介入の効果は一時的との見方も根強い中、本日東京市場はGW祝日後半に入り休場の中、今週最後の重要イベントとなるNY市場での米雇用統計の発表がありますが、米労働市場の強さを改めて確認されれば、再びドルが買われそうですが、丁度、相場の動きに後から材料がついてくるように、予想外に米雇用統計が弱い結果となった場合、現在の円高ドル安基調の援軍となりそうですが、果たしてどうなるでしょうか。

 


【最後にひとこと】

 

今日からまたGW後半の祝日で月曜日まで4連休ですね。

今週は、GW真っただ中の中、政府が2日間に渡る大規模な為替介入を予想外の時間帯に実施したことで、介入前の当初は、影響は限定的で円安の流れは止められないという意見が大半を占めていましたが、いざ介入が実施されると、その絶妙なタイミングでの大規模介入に円売りを進めていた投機筋は思い他大きなダメージをくらったようで、市場の雰囲気が一変した感じになっていますが、引き続き東京市場はGW祝日で休場ということで、薄商いの中、更なる円高進行など突発的な動きが出やすいことや、今夜の米雇用統計の発表も残っていますので、引き続き相場を注視していきたいと思います。