「自慢はね、しちゃいけないんだよ~」
って言い出して、ちょっとビックリ。
「えっ、そうなの!?」
「Aちゃんが、自慢するんだよ~。自慢はダメなの。先生もダメっていってたもん」
「えっ、そうなの!?」
「うちのクラスでは、自慢は禁止なの。先生が言ってた」
そうか~。 自慢はダメなのか~。
事の詳細は先生から直接伺っていないし、子供の伝聞なので、よくわかりませんが。
担任の先生は、普段から子どもたちと向き合って、本当に一人一人良くみてくださっているので、この「自慢禁止」にも何か理由があると、思うのですけどね。
色々とトラブルになってしまって、クラス全体として、まずはお互いの心を思いやろうという意味での「自慢禁止」なのかな~とか。
確かに、誰かが何かに秀でていた場合、そのお友達の「自慢」を嫌だと思う子も多いだろうし、言い方もあるだろうし、難しいですね。
ハナも、今、計算がクラスで一番早いというのを、本人も自慢に?自信に思っているようなのですが、
「自慢はしてないよ」(本人談)
なんですって。
「そっか~、お母さん、自慢してもいいと思うけどな~。
お母さん、自分がスゴイことした!ってとき、自慢しちゃうよ(笑)
ハナちゃんや、お兄ちゃんが、スゴイことした!ってときも、自慢しちゃう。
でも、自慢の仕方によっては、もしかしたら、その自慢が、人をイヤな気持ちにさせてしまうかもね?
だから、先生は、『自慢禁止』って仰ったのかもね?」
「あと、自分も、自慢されたときに、『イヤな気持ち』にならないことが、大事じゃない?
人がスゴイことをしたときに、どうせ私なんて…なんて、ひがまないこと。
ひがむ、って分かる?」
「わかるよ」
「ひがんだりしないで、ヨシ、自分もがんばろう!って思う事。これが、大事なんじゃない?」
「うん」
「自分が、スゴイことした!って自分を自慢に思う事は、別に悪いことじゃないって、お母さんは思うな。
でも、言い方には気をつけたほうがいいかもね。どんな言い方をしたほうがいいと思う?」
「『うち、がんばったんだ! でも、○○ちゃんも、きっと、がんばったら、出来るよ!』ってかんじ?」
「いい言い方かもね 自分だけがスゴイ、って思わないで、周りをはげましたり、がんばろうって、応援してあげることも、大事じゃないかな。
そしたら、自慢だって、ステキな力になるんじゃない?」
そしてその後、しばらく、「自慢したいとき」「自慢されたとき」のシミュレーションを行ったのでありましたよ…(笑)
誰だって、「自慢したいとき」「自慢に思うとき」って、あると思うんですよね。
それが、自尊心にも繋がるとも思うし。
世の中が競争社会である以上、もちろん順位付けはあるし、成功失敗も人それぞれあるでしょう。
他人の「自慢」に触れる事も、自分が「自慢している」と思われることも、多々あると思うのです。
でも、だからこそ、他人や自分の「自慢」「自尊心」を、ポジティブに捉えること。
自分の力に変えて、共にがんばっていこう、という気持ちにかえること。
こういう気持ちが大事なんじゃないかなーと、思った次第。。。。
「自慢禁止」と仰ったクラスの担任先生は、普段とても良く子どもたちの力を見てくださっていて、しっかりフォローしてくださっているからこそ、こういう事ができた、ということもあるとは思います。
なので一方で、家庭からのフォローとして、「自慢」を推奨するわけではないけれども、その持つパワーは、けして悪い物ではない、ということを、より一歩踏み込んで、しっかり前向きに話し合っていきたいなー、なんて思ったのでありました。
いやぁ、それにしても、さすが女の子!!
タロウの時は、こんな問題意識なんてなかったけどねww
自慢上等、タロウなんかとくに、ガンガン自慢して「ボクできる~~」言いまくってたよ。
それでも男子同士でトラブルにならなかったのは、男子の共感能力の低さゆえか…
それにくらべ、女子はさすがコミュニケーション能力に長けている。言う事が高度だ(笑)
他人の、そして自分の「自慢」とどうやってつき合うか。
私自身は、他人の自慢も、自分の自慢も嫌いじゃないんです。
大事なのは、お互いに認め合う事。
他人をおとしめ、自分自身をひがむのではなく、他人をたたえ、自分のパワーに変換すること。
ネガティブではなく、ポジティブに捉えることが、大事なのだと思うなー。
なんて、徒然考えていたことを、ハナに語っちゃったのよん。
価値観は色々だろうし、「自慢」へのアプローチは、他にも色々とあるのかもしれません。
この考え方は、私のポリシーといってもいいのかもしれないですけどね。
「他者への配慮」と「自分を自慢に思う心=自尊心」の兼ね合いは、大人社会でも結構大事なんじゃないかなー、とかとか。
。。。
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