「自慢」は悪い事? | お母さん、火って何から出来ているの?(旧)

お母さん、火って何から出来ているの?(旧)

イラストレーター古田真理子の、子どもと格闘する家庭学習の記録。またはお仕事の記録。

ハナとお喋りしていたときのこと。


お母さん、火って何から出来ているの?
「自慢はね、しちゃいけないんだよ~」


って言い出して、ちょっとビックリ。

私びっくり口開け"
「えっ、そうなの!?」


「Aちゃんが、自慢するんだよ~。自慢はダメなの。先生もダメっていってたもん」


私横目汗
「えっ、そうなの!?」

お母さん、火って何から出来ているの?
「うちのクラスでは、自慢は禁止なの。先生が言ってた」



そうか~。 自慢はダメなのか~。

事の詳細は先生から直接伺っていないし、子供の伝聞なので、よくわかりませんが。

担任の先生は、普段から子どもたちと向き合って、本当に一人一人良くみてくださっているので、この「自慢禁止」にも何か理由があると、思うのですけどね。

色々とトラブルになってしまって、クラス全体として、まずはお互いの心を思いやろうという意味での「自慢禁止」なのかな~とか。

確かに、誰かが何かに秀でていた場合、そのお友達の「自慢」を嫌だと思う子も多いだろうし、言い方もあるだろうし、難しいですね。




ハナも、今、計算がクラスで一番早いというのを、本人も自慢に?自信に思っているようなのですが、

「自慢はしてないよ」(本人談)

なんですって。




お母さん、火って何から出来ているの?
「そっか~、お母さん、自慢してもいいと思うけどな~。
 お母さん、自分がスゴイことした!ってとき、自慢しちゃうよ(笑)
 ハナちゃんや、お兄ちゃんが、スゴイことした!ってときも、自慢しちゃう。

でも、自慢の仕方によっては、もしかしたら、その自慢が、人をイヤな気持ちにさせてしまうかもね? 
だから、先生は、『自慢禁止』って仰ったのかもね?」

私口開け
「あと、自分も、自慢されたときに、『イヤな気持ち』にならないことが、大事じゃない?

 人がスゴイことをしたときに、どうせ私なんて…なんて、ひがまないこと。
 
 ひがむ、って分かる?」

お母さん、火って何から出来ているの?
「わかるよ」

私にっこり諭し
「ひがんだりしないで、ヨシ、自分もがんばろう!って思う事。これが、大事なんじゃない?」

お母さん、火って何から出来ているの?
「うん」

私にっこり
「自分が、スゴイことした!って自分を自慢に思う事は、別に悪いことじゃないって、お母さんは思うな。
 でも、言い方には気をつけたほうがいいかもね。どんな言い方をしたほうがいいと思う?」

お母さん、火って何から出来ているの?
「『うち、がんばったんだ! でも、○○ちゃんも、きっと、がんばったら、出来るよ!』ってかんじ?」

私にこキラ
「いい言い方かもねラブラブ 自分だけがスゴイ、って思わないで、周りをはげましたり、がんばろうって、応援してあげることも、大事じゃないかな。

そしたら、自慢だって、ステキな力になるんじゃない?」





そしてその後、しばらく、「自慢したいとき」「自慢されたとき」のシミュレーションを行ったのでありましたよ…(笑)






誰だって、「自慢したいとき」「自慢に思うとき」って、あると思うんですよね。

それが、自尊心にも繋がるとも思うし。

世の中が競争社会である以上、もちろん順位付けはあるし、成功失敗も人それぞれあるでしょう。

他人の「自慢」に触れる事も、自分が「自慢している」と思われることも、多々あると思うのです。



でも、だからこそ、他人や自分の「自慢」「自尊心」を、ポジティブに捉えること。

自分の力に変えて、共にがんばっていこう、という気持ちにかえること。

こういう気持ちが大事なんじゃないかなーと、思った次第。。。。




「自慢禁止」と仰ったクラスの担任先生は、普段とても良く子どもたちの力を見てくださっていて、しっかりフォローしてくださっているからこそ、こういう事ができた、ということもあるとは思います。

なので一方で、家庭からのフォローとして、「自慢」を推奨するわけではないけれども、その持つパワーは、けして悪い物ではない、ということを、より一歩踏み込んで、しっかり前向きに話し合っていきたいなー、なんて思ったのでありました。





いやぁ、それにしても、さすが女の子!!
タロウの時は、こんな問題意識なんてなかったけどねww
自慢上等、タロウなんかとくに、ガンガン自慢して「ボクできる~~」言いまくってたよ。

それでも男子同士でトラブルにならなかったのは、男子の共感能力の低さゆえか…


それにくらべ、女子はさすがコミュニケーション能力に長けている。言う事が高度だ(笑)  




他人の、そして自分の「自慢」とどうやってつき合うか。

私自身は、他人の自慢も、自分の自慢も嫌いじゃないんです。

大事なのは、お互いに認め合う事。

他人をおとしめ、自分自身をひがむのではなく、他人をたたえ、自分のパワーに変換すること。

ネガティブではなく、ポジティブに捉えることが、大事なのだと思うなー。






なんて、徒然考えていたことを、ハナに語っちゃったのよん。

価値観は色々だろうし、「自慢」へのアプローチは、他にも色々とあるのかもしれません。
この考え方は、私のポリシーといってもいいのかもしれないですけどね。

「他者への配慮」と「自分を自慢に思う心=自尊心」の兼ね合いは、大人社会でも結構大事なんじゃないかなー、とかとか。にひひ



。。。

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