2015年5月読書メモ | あざみの効用

あざみの効用

或いは共生新党残党が棲まう地

維新の党が都構想広告で5億費ったことが話題になっているけど、まだまだ日本の政治広告は道半ば。個人的にネガティブ・キャンペーン会社の誕生を待っているのに、右・左関係なく旗幟鮮明とした雑誌内では売国奴やら冷血漢と威勢のいいことを言っているくせに、せいぜい「戦争を起こさせない国に」「日本を取り戻す」程度。数百億の政治キャンペーンをうつ米国を模倣する必要はないけど、国民に政治に関心をもってもらうに大阪市民の高投票率という結果を見ると広告は一定の効果ありという結論は出ないのかね?


メディア・モンスター:誰が「黒川紀章」を殺したのか?/草思社
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この本について冷静な講評は無理・・・。結論は、老い先短いことを自覚した黒川氏は建築家の枠・限界を超えて大衆に直接思想を宣伝する場として政治を利用したということになるのだろう。
それでもボクは会議で闘う――ドキュメント刑事司法改革/岩波書店
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腹が立つ本。これこそこういう真面目なノンフィクションではなく、この委員会の理不尽さを「それボク」と同じくエンターテイメントに昇華してほしい。「終の信託」ではなく周防監督に期待されていることはそういうことだと思う。
昆虫はすごい (光文社新書)/光文社
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車内広告で7万部突破というフレーズを見て、きょうび新書で売れているということで手にとって見たらキラキラとした幼稚園の頃図鑑を眺めている気持ちになれた―。自爆攻撃を行うバクダンオオアリの存在に戦慄。