続きです。
二月の勝者然り、御三家に受かる!!と言うのは、受験をしていないご家庭だと、
「あの子、いい学校受かったらしいよ~。」からの、、
「近くに友達がいないなんてかわいそうね」だったり「あそこの家は熱心だからね」とか、まあ主婦の噂話程度の世界観ですけど、受験界だともうそこで世界が分断しかねないような感じがありますよね。
・・・自分が中学受験をしている頃にそんな自負はなかったので、この学校名に関するラベリングってむしろ親世代でまことしやかにささやかれているんだな~とか、しみじみしています。
で、受験に受かったその先ですよね。
御三家とタイトル付けしていますけど、前提に【勉強がどんどん自分からやっていくような子しか受からない】というのが、御三家以上という意味で、まあ難関校ととらえていただけたらと思います。
その塾の先生たちが一目置くような【天才】や【秀才】が【受験に受かって失速してしまう理由とは何か?】
これは何人かに話を聞いたり、色々な塾の先生にお話を伺ったり、カウンセラーの先生に相談しながら出たパターンがいくつかありました。
⁽もちろんこれで全部補完できているわけもないので、随時足していきたいと思います)
①中学受験がゴールになってしまっているパターン。
②親先導で頑張っていた子なのに、親の手が離れてしまうパターン。
③もともとそんなに勉強が好きでなかったのに、勢いで入ってしまったが、継続がまだまだある事に気がついて辛くなってしまうパターン。
④地域ではナンバーワンの頭脳のつもりでいたが、世の中にはかなわない天才がいることに気がついてやる気を失ってしまうパターン。
⑤中学受験特有の算数などの問題が楽しくてやっていたが、数学になって面白くなくなってしまうパターン。
⑥単純に中学の問題が好きではないパターン。
①はまあよく言われますよね。③は①にも似ていますが、あと一年!あと半年!と言って頑張ってきたのに・・・あれ?あと六年ない??ってなってしまうことがあるようです。④は塾でもどこでも一番だったのに、入ってみたら80番とか、今までに取ったことのない点数を取ってしまい衝撃を受けてしまう子にみうけられるとのこと。
中学受験の問題と高校受験の問題の差については、また別の記事でまとめたいとおもっているんですが・・・まあ、中学受験と高校受験の内容は結構違うわけで。
⑤と⑥については、そんなことあるの?と思っていましたが、割と中学受験の勉強が好きでやっていた子が陥る事のある罠のようです。
で、ここで大きなポイントに感じたのが、②の親が中学に入ったからといって手を放してしまうという事。
中学時代というのは、大概の子は思春期を迎え、まあ同時に反抗期を迎えるわけですよ。
中学受験を考える親の中には【反抗期が来たら言うことをきかなくなるので、まだかろうじて親の話を聞いてくれる小学校のうちにレールに乗せよう】という人がいるとのこと。
で、中学にいれたから、後は学校に!!という感じなのでしょうが・・・これが失速の原因になってる子って、意外といるんじゃないかな?とかですよ。
公立に比べれば私立は面倒を見てくれますけど、それは努力をする子に対してだと思うわけで・・・親のようなフォローまでは期待できるわけもなく。
これ!・・・何を思い浮かべたって、受験界では有名な佐藤ママですよ。
あのママは子供をみんな東大の理Ⅲに入れたのが凄いとされていますが、大学までしっかりと面倒をみきったのが凄いですよね。
・・・だって、本の表紙に、、、いくら後ろ姿だからといって抱き着いている写真撮らせます?思春期の子が?!⁽まあ、モデルかもしれませんけどね。調べていないのでわかりませんが)
なんというか、手を引いて受験に受からせたなら、ある程度責任を取るべきかも!と思ったりしたんですね。
というのも、高校受験に比べて中学受験はめっっっちゃ過熱してる!というのが、違いのなkでも大きなポイントだと思ったんですけど、これって絶対に言えると思うのが【中学受験は、親が干渉する受験だから】というのが大きいと思うんですよ。
大人の恐ろしいところは、30や40過ぎた大人が、大人の目線で子供たちにスケジュールを詰め込むこと。
・・・それ、10歳くらいの時に自分がスムーズにできたの?とか、ついつい思っちゃうんですけど・・・親の方はなぜできないのだ?というメンタルで子供に向かう。
ついてくる子供ってすごいな~~。。。とか。普通に思うんですけど、受験の怖いのは、親は子供の事が自分のこと以上に大切に思っていることが多いので、まあ熱心さもすごいですよね。
それなのに、入ったとたんに今までの管理がふわっとしてしまったら、気が抜ける子がいるというのも仕方ないんじゃないかな~とか思ったりしました。
・・・というのも、中学受験は【負けず嫌いな子】【勉強が好きな子】【目標がある子】が強いと言われますけど、それと同じまでは行かなくても、【親の喜ぶ顔をみたい子】というのも一定数いると思うんですよね。
一緒に頑張って並走してくれていることに目立つ感謝はしていなくても、よい点数のスコアを持ち帰った時の親の顔とかを、結構子供は素直に喜んだりしている。
親は子供のために並走しているつもりですが、【子供の方がもしかしたら足並みをそろえてくれているのかもしれない】と、思うことがあってもいいのではないか?と思ったりしました。
うちの受験はあと3年後と4年後。
今からそのそれぞれのラスト一年を思うと、眩暈がする心地になります。
そんなことに取り組まれいているすべての保護者の方に、幸多き結果を手にできますように!心から願っています。