スピードスケート、小平奈緒選手の引退会見 | フラクタルの森 玄明 陰陽学  

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スピードスケート、小平奈緒選手が引退会見の中で

結果主義ではない、まっとうな事を表現されていた。

【引退会見】スピードスケート・小平奈緒選手 - Bing video

 

目標に順位や記録はあるけれど、それは手段にしか過ぎなくて、目的には唯一無二の自己表現がある。」と言うように語られていた。

 

これは、まさに私がこだわっている片目でしか見ない結果主義ではない、

両目をしっかり見開いた視点である。

 

順位や記録は、「行い」の中にあり、目標であり手段である。

それを支えている本質は、唯一無二の自己表現と言っておられるが「思い」の中身であり、悟性・感性に通じるものだ。

 

「スケートという文脈の中でしか学べていないので、それ以外の文脈の中で学べるモノがあるのでは・・・」とも語られていた。

これは、「 一芸に秀でる者は多芸に通ず」ということわざが示しているように、物事の本質を見通したものではないだろうか。

 

私は、スピードスケートに関してはあまり興味は無いけれど、彼女のこれからの活躍に期待したいと思った。

結果を出すことは、大切だけど、その本質を悟っていなければ、結果に縛られ苦しくて、小さな結果すら出せなくなる。

たとえ、そのジャンルで最高の結果が出せなかったとしても、もし、そのジャンルで悟りを得ることが出来たなら、そこから生まれる感性は、その他のジャンルの中で花開くはずだ。

 

小平市が得たものが何であったか、唯一無二の自己表現と表現されたモノとは何であったのか。

おそらく、努力を産み出す感性でもあっただろう。

「なにを」や「なぜ」の所にどんな言葉が入るのか考えれば見えてくるだろう。

 

質問をした記者の言葉の中に、この記録や順位という成果の先に有るモノとは何なのかというような質問が有った。

ただ、これは、その先にあるモノではない。

それと同時か、その前に在るべきものだ。

競技を通じて獲得するべきモノであり、この目に見えない内面の宝物を得るために生きている。この宝物をより多く獲得する旅が人生なのだろう。

 

人生には、様々な旅の風景が有る、小さな宝物を集めながら前に進んでいくことを

神は、創造主は、求めておられるようだ。