茹だる夏日に | おっちゃんのブログ

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結果として


「覆水盆に返らず」


ホントに溢れた水は決して盆に戻らないのか


太公望の故事に基づく (太公望は若いときに 毎日何もせずに本を読みあさっていた、それを見た妻は愛想を尽かして出て行った。後に太公望が出世した事を知り、妻が復縁を求めたが、盆の水をまいて、「この水が元に戻るなら、貴女と元に戻ろう」と言ったのが語源となっている。


夫婦というものは、強絆で繋がっているように見えて、紙よりも薄い繋がりだったとは、蟻の一穴と言う事は、まさにその通りなのか


唐突と結論を出した訳ではない


それまでに 複線は多々あったはず


それに気付かなかったのか? 気づいていて無始してきた結果なのか


去年の9月頃 こう言われたそうである。


父ちゃん 「最近おかしいょ 浮気してるんとちゃぅん?」と


本人は浮気なんかしていないし、「何を言ってるん」と思ったらしい


思えば ×1であり 結婚して12年になるという


長女 長男 次女の3人の子供がいる 次女は今年一年生になったばっかり


世間で言う 普通の子煩悩な父親である


奥さんとは一回り以上歳ははなれている


本人も妻の事は 友達に惚気るほど好きな事には違いない


それなりに 妻の事を大事にしてきたのだろう


では なぜ歯車が噛み合わなくなったのか


確かに 仕事の為の付き合いの良い奴であることは、間違いない


週に三四日は飲みに出るような事があったようだ


自分から進んで飲みに行くのでは無いだろうけど


決して そんな雰囲気は嫌いな方と言うより好きな方だ


確かに ゴルフの付き合いも多い


それも 仕事の営業の一環だと自分では思っていたのだろう


たまに 酔いつぶれて車の中で寝てしまったり 朝帰りも度々あったようだ


決して 浮気で外泊した訳では無いので 本人は疚しい事は無いと自分に納得させていたに違いない


男と云うものは 独身で付き合っているときは彼女を女として見ているのだが


何時の日か女として見なくなるのだろう


食事に遊びに行くときもそうである


いつから女から妻・家内となって 少しばかりの気遣いさえしなくなる


何も妻も 如何なる時も女として扱ってほしいとは思ってはないと思う


たまには女として見てほしいと思うのは普通では


これが 逆の立場だとどう思う


見も知らぬ女と食事に行くのなら 私を連れて行ってと思うのはごく自然で 当たり前である


これが反対の立場なら 激怒するに違いないと 妻に言われて 返す言葉が無かった


私との食事では 楽しくないか 美味しくないか と言われれば 答えなど無い


奥さんは去年の始めから 体調が思わしくなかった


下腹部に出血がたまにあり あるTV番組を見ているとき さの内容に気になる事があって


精密検査を受ける  一ヶ月後子宮頸ガンの初期であり摘出した方がよいとの診断だった


子供も小さい事もあって 暫く落ち込む様になった


その状態を見て 本人は自分の責任を痛感したそうである


その頃 よくこんな話をしていたのを覚えてる


ガンにしたのは 「俺のせいだから嫁さんを大事にしなくては」と


検査結果から手術までの頃は 僕の記憶でも余り出歩くような事はしていなかったと思う


いつの頃だろうか 術後の検査で異常が無いと言われた頃だろうか


また いつものように出歩くようになったのは


彼を弁護する訳では無いのだが 自分からでは無かったと思う


奥さんもその頃は情緒不安定になっていた時に 出歩く旦那を許せなくなったのも知れない


その頃から 旦那の携帯メールを見るようになったらしい


本人としては 何も疚しい事は無かったので女性からのメールをそのままにしていた


そこには 色っぽく艶っぽい文章もあったに違いない


それで 「浮気」と言う言葉が出たのだろう


それでも 本人の行動はいつもと変わらなかったのだろう


そして 1年後溜まりに溜まって爆発したのであろう


ボイスレコーダーまで車に忍ばせていたと言う事は 確定した証拠を欲しかったのだろう


全ての女性からのメールを書き残して 音声まで再生されて突きつけられたらしい


本人曰くは仕事の付き合いで飲みに行ったし 浮気はしてないから 許して欲しいと土下座したらしい


彼がどう見繕っても言い訳としか聞こえ無かったに違いない


今 本人は僕の横で後悔の念を持って話している


最後に言われたそうで 一つ屋根の下では暮らせないって


子供が成人したら別れるって


言われたみたいだが?


やはり 決意はかたいのか