ふと 思い出して25年ぶりに友を訪問
をして15分程で職場に帰ると言うので ナビに住所を入れ走り出した
ふと 思ったのが 以前の住所と違っている
然程遠くなかったので 事務所に到着 彼も今帰ってきたようだ
仕事の依頼も有ったので それを済まし 近況確認
20年前の震災で前の事務所が倒壊して 使えなくなり この場所に変わってきたと
以前は3人で仕事をしていたはずなのだが 仕事も減り今は一人でしてるとか
電話番も居ないので 携帯に転送している物の急な仕事には対応が出来ないとか
確か彼には子供が二人いたのだが 今は如何しているのか聞いてみた
次男はニートだと言う それならば 手伝って貰えば良いじゃ無いのかと言うと
彼の話では 有名な大学を卒業し 名古屋の大学院を卒業し 就職した物の
精神的な病で退職し 今は実家で引き籠もっているとか 外出すら出来ない状態だそうで
もう一人の子供は事故で脊髄を痛めて今は車椅子が離せないとか
何だか凄い話だな 25年の時はこうまでも人の人生を変えるものか
それにしても本人は気丈にも明るい
俺は涙が止めども無く出て友の顔を見ていられなかった
何を言って励ませば良いのか 言葉すら浮かんでこない
彼の人生も家族の人生もこれからで有る
彼曰く俺は現実を受け入れ これからも頑張るから心配いらんよと
俺に出来ることは 朝夕彼の家族の現世安穏を祈ることしか出来ない
いずれにせよ 人生は何が起こるか解らないのである
共々に悔いの無い人生を歩んで行ければ幸いであると
心に誓った次第です
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