形見 | 目指せテッペン! 登れPEAK!!

目指せテッペン! 登れPEAK!!

山に登っていつも思うこと・・・
この先には何かあるのではないか?
山頂に立つと今まで見えなかったことが見えるのではないか?
しかしいつもその何かが見つからない。
たぶんその何かを見つけるまで私は登り続けるでしょう。

まぁいろいろとすったもんだがありまして


亡くなったオヤジの遺産は皆無に等しい状態でした。


掛け軸・・・渡辺崋山先生の弟子だとゆわれた人のがあったのですが


お袋が一生懸命探しましたが、掛け軸の1本も見つからなかったです。


なら日本刀は??


あるよ!!


ってことで奥から出してきました。


以前に数回私も見させてもらいましたが


自慢の刀かどうか分からないけど


脇差の日本刀1本だけのコレクションです。


お袋&兄弟と相談


誰か欲しい人がいればあげるよ!


って誰も手を挙げる人はいませんでした。


だったら葬式代の足しにして売ろうとの結論となった訳でして・・・


じゃぁ誰がその役目を??


刃物の町の関に近い私に白羽の矢がw(゚o゚)w


まぁ長男であるし引き受けたろうではないか~い!!


と自宅に持って帰ってきました。




床の間に飾ってみました。




掛け軸と合わせてみるとなかなかグッドではないですか!!


そして白鞘を出して飾ってもみました。




何かヤクザ映画に出て来そうな雰囲気ですね!




抜いてみました。


この日本刀は人を切ってはいないそうで刃こぼれも確かにありません。


しかし状態があまりよろしくない^_^;


錆が所々に見受けられます。


認定書も合わせて保管されていました。




この刀の作者は・・・藤原信高




刀身(茎)にその名が刻印されています。


でも怖くて白鞘を外すことはできませんでした。




登録証も一緒に保管されてました。


この登録証があると銃刀法違反にはならないそうです。


ちゃんと登録された刀であるということが証明されました。




竹光と一緒に合わせてみました。




鐔(つば)を見るとサビサビ(≧▽≦)ゞ




鞘に刺さってる小刀も付属されていました。


購入当時70万円だったそうですw(゚o゚)w


昭和50年代に手に入れたと思われます。




そして日曜日骨董屋さんに持って行き鑑定してもらいました。


今の時代は日本刀をコレクションされてる人が少なくなっているんですよ!


昭和40年代後半から50年代がいちばん需要があった時代で平成の初め頃まではある程度需要もあったんですけどねぇ~


といろんなお話し聞きながら手に持つ方の白鞘を外しております。


が!!


なかなか外れません。


これは相当錆びてますね!!




アチャ~・・・(*≧∪≦)ノ⌒☆


専門の研ぎ師に研いでもらうと20万円ほどかかるそうです。


特に刃の部分のくぼんだ溝にも錆があり、この錆を取り除くのに結構手間暇かかるそうです。


で!?


買い取り価格いくらなの??


ハイ・・・○○,○○○円です


およよ!!Σ(・ω・ノ)ノ!


その場でお袋に電話したら


言葉ありませんでしたっ≧▽≦


でも持っててもしょうがないので


売るよ!!


うん!!


ってことで・・・金額は恥ずかしくて言えまてん(*´3`)


正直な気持ち・・・_| ̄|● ガックリ




兄弟3人で雑談した時


100万円になったらどうする?


ひとり10万円もらって残りはオカンだな!!


いや1000万円にもしなったら??


アヒャヒャヒャ( ゚Д゚)ノ彡☆ギャハハ八八ノヽノヽノヽノ \!! ノヾンノヾン!!








捕らぬ狸の皮算用とはこういうことをいうのね(爆)


夢の話しは一瞬で終わりましたっ(≧▽≦)ゞ





と言うことで私は地元の無名な画家さんの絵


題して「白い道」をいただきました。


無名とは言っても時々個展も開催して


ほとんど売れてしまうとおっしゃっておりました。


私も何度も会ってお話ししたことがあります。


さて!このお山はどこだろう??


探して見つけてみたいとそう思うのでありました。





今回のオヤジの形見である脇差の日本刀


少しばかり夢を見させてもらいました(笑)