コロナのことだけに、気を取られていませんか 〜持続可能な平和な日常のために | Yurielのミラクルな毎日のためのスピリチュアルレッスン☆ 
 
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一昨年から昨年にかけて、倒木が増えて、森が明るくなったため、今年は野イチゴがたくさん生えている明治神宮。
「一木一草足りとも持ち出さず」を守ってきた神聖な場所なので、持ち出すことはできませんが、今までとは違う様子の森の中です。
 
こうして、森をみていると、変化は自然なことなのだ、と感じます。
 
 
 
 
 
 
今話題は新型コロナウィルス(COVID-19)に関することばかりですね。
 
「いつこの非常事態が終わるのか」そのことばかりにとらわれていませんか。
 
「終わったら」〜しよう、
みな意識はそこに向いているようにかんじます。
 
それは大事なことですが、残念ながら、わたしたちは、人生を止めることはできません。
 
 
なにも、「いつも通りと変わらぬ生活をしよう」というキャンペーンをするつもりはありません。
 
手洗い、うがい、混雑する場所は避ける、近くで話をするときはマスクをして感染させない配慮をする、などはとても大事なことです。
 
ただ、あまりにも短期的な視点でしか見られていないのではと思うのです。
 
 
向こう1ヶ月くらいでこの事態は収束する、と考えている人が多いのかもしれませんが、もしかしたら長引く可能性もあります。
わたしたちは、すべての病気のウィルスや細菌を撲滅させてきたわけではありません。
それでも、終息することはなくても、収束させることには成功してきました。
 
 
数日で済むことなら、あまり考えなくていいのかもしれません。
 
学校が休みになって、子どもたちが行き場を失うこと。
 
子どもたちが食べるはずだった、給食のゆくえ。
そしてそれに関わる人たちの雇用。
 
「緊急の手当て」をすることでなんとかのりきれるかもしれません。
 
でもこれが数ヶ月、1年続いたとしたら?
 
 
 
その場しのぎの考えでは克服できません。
 
わたしたちは、今、他者を思いやる想像力がもとめられています。
 
 
 
今、わたしたちの関心は、「新型コロナウィルス」だけに集中しています。
 
でも、心を配らなければならないことは、感染することだけではありません。
 
病気はコロナウィルスによるものだけではないですし、
このまま仕事を失う人たちが続出すると、そちらも生命に直結してきます。
 
 

 

テレワークの導入に伴って、インターネットのセキュリティも心配なところです。
インターネットは、善意とも悪意とも、簡単に繋がれるツールです。

 

 

自分の目の前の端末が、スマートフォンが、全世界と繋がっている、という意識を持っている人はどれほどいるのでしょうか。

 

 

 

脅威は、新型コロナウィルス(COVID-19)だけではないのです。

 

 

 

むしろ、それがもたらす「未知の出来事」こそが脅威なのでは、とわたしは思っています。

 

 

 

 

だからこそ、他者への思いやり、他者に対する想像力をもっていきたいと思います。

視野を狭めないこと。

恐怖に苛まれた時、ひとは、目の前のことしか見えなくなってしまうからです。

 

 

 

 

 

だから、こんなときこそ、平和な心を大切にしていてほしいのです。

 

戦っている場合ではありません。

ウィルスとだけ戦っても、問題は解決しません。

 

わたしは、この騒動が起きてから、人のありがたみを痛感しました。

 

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トイレットペーパーが棚から消えたとき、友人たちは「なくなったらあげるよ」といってくれました。

 

マスクも、フルーツもご近所さんからいただきましたし、買いだめしなくて済んでいます。

 

 

もともとわたしは、朝の参拝以外はほとんど外に出ないし、

図書館でも予約した書籍を借りるだけ、混雑した場所にもいきません。

 

 

わたしの日常は、近くで人と話すときにはマスクをつけるようになったことくらいで、何ひとつ変わりません。

 

もちろん、こんなとき、夫が生きていてくれたらな、と思いますが、こんなときは、ひとり暮らしのお客様や友人のことを思い出してメッセージを送ったり、こうしてブログを書いたりして「ひとりじゃない」ことをかんじます。

 

これははチャンスなのです。

これからくる新しい時代に、何を大切にしていきたいか、まっさらに作り直すことができる、出発点。

 

 

「(昔あった)日常が戻ってくるのを待つ」のではなく、「あたらしい日常」をつくりませんか。

 

持続可能な、今の秩序にそぐった平和な日常を作っていくこと。それが平和な未来につながっていきます。

 

未来は、遠い先にあるのではありません。「今」の積み重ねの先にあるのです。

今の重なりこそが未来です。

 

不安な今の先に、明るい未来はありません。

 

今、平和な日常をつくっていきましょう。あたらしい価値の上に。